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新興宗教には気をつけよ!(実体験から語る)

最近、私のお気に入りのYouTubeチャンネルでこんな動画がアップされた。

会いに行くキリスト教会のともみん牧仕の宗教の勧誘だったり、新興宗教の話を動画にしたものである。このnoteをご覧になっている皆さんの中にはこういうくくりの方はあまりいないと思いたいが、正直ここに上がっているものはあくまで一例であり、すべてではない。

かく言う私も、大学入学当時新興宗教に引っかかりそうになった身である。今回はその話を中心に書きたいと思うが、note等ブログは自分の気の向くまま書いているので、ほぼ理由もなく心に思うまま書いていることが多くて気づいたら1つ完成していた…みたいなことばかりである。だが今回はこのYouTubeチャンネルのともみんと個人的なやり取りを行ったうえで、こういう有益な情報は流した方が良いという助言をもとにnoteを書くことにした。実際今後被害に遭わないためにもこれは気をつけて欲しいと思う。

生まれ育った家庭

まず大学入学以前の実家の状況から語った方が良いと感じる。私の地元は岐阜県大垣市。水の都としても知られていて、今の時期は水まんじゅうが有名かなっていう場所である。この大垣市一帯の宗教は今はそれこそ多様化しているが、一時期浄土真宗系の力が強くその他の宗派がそんなに入ってこれないような場所だった。故に私の実家は浄土真宗大谷派(総本山が東本願寺)、母の実家は浄土真宗本願寺派(総本山が西本願寺)である。その2つにうまく交わり合いながら、私は地元にいる頃は意味も分からずお経を声も大きく唱えていたこともあり、母の実家でよくお寺の住職さんに、立派なお子さんだねって褒められていました。

私の実家は大谷派と前述したが、これは2004年に祖父が亡くなってからのことだった。それまで私の実家には仏壇は無かった。ただし、祖父母が生前いつごろだったかわからないが、お墓を建ててからは仏教に入ったことになるのかなと思う。今私の家族の中ではそのお墓が問題になることも実際あるのだが、どの程度その問題が進展しているのかよく知らないし、今回の論点とは異なるので省略する。もしお聞きしたい方は、個人的に連絡を待っている。

ある時話しかけられる

2012年大学入学と同時に関東で1人暮らしを始めた私であったが、まずサークル活動をしてみたいな、と思って新歓パーティに行ってみようと思い立った。ただ当時は全く伝手もなく、また人見知りという性格上話しかけられるまで動けなかった。

ある日の昼、休み時間にキャンパス内で話しかけられ、物凄く意味深な話を問われ、iPadを用いプレゼンされたのでよく聞くと、浄土真宗のお経の話だと言われた。私は地元で前述したとおり、お経は読めはしたものの、物語を全く知らなかったのでそういうものを学べる組織が学内にあるものと信じ込んでそのままその方について行った。これが何もかもの始まりである。

ある夜新歓パーティがあると言われ、外のレストランに食事。そのあたりでお経の講師先生と言われる自称大学教員(後日ネット検索して嘘であることが判明している)を紹介される。その方がお経の読み方などを教え、またこういう物語というのを教えてくださるらしかった。

その後その「サークル」が学外に拠点がありそこに誘われる。そこではその講師とサークルメンバーが食事を囲みお喋りするような感じであった。またなぜかテレビゲーム機があり、私の中では人生初となるWiiを楽しむことになった。そしてたまに講師の講義をしたり、今は外部に就職をしている先輩の方を紹介されたり、ちょっとした旅行にも行くようになった。それは楽しい思い出となっていた。

母の不信→新興宗教とわかる

当時私は母と電話連絡を毎日行っていたが、そのサークルの活動日にはちょっと母との電話がめんどくさくなって、電話に出ない日も頻繁になった。その時母は息子の行動に不信感を覚え、まさか変な宗教に入ったのではとよく質問してくるようになった。

私もそのサークルが正規のものと教わっているため、そのサークル情報をすべて話していた。すると、母はそれをネット検索し情報を洗い出そうとしたのである。もちろんそんなサークルが存在するはずもなく、結局私は騙され続けていたという事実を私は母から聞かされることになった。そして、その瞬間、母は行動に即移し大学学生課に連絡を入れた。そのサークル名を連絡すると、学生課にも把握済みの新興宗教であることが判明した。

母からの電話によると、学生課はすべてのイベントをどこで知ったのかというくらいに詳細に語ったという。あの旅行の旅行先についてや、あの外食に行ったお店についても事細かに掌握済みだった。そしてその新興宗教の名前が「親鸞会」という名前であることも明かされた。そしてもう1つ母から重要なことを言われた。この会のことについて母の実家のご住職さんがよくご存じだということであった。そのお見えになる日がGWにあるからその時に聞いてみたら、と言われたのである。

そのことが判明した後も、連絡が時たま入るのでその場所に行った。ある日、その講師先生にGWに帰省することを告げた時、驚くべきことを言われたのである。「親には話すな! ここで学んでいることはあくまで秘密だ」そう言われて疑いが確信に変わったのは言うまでもない。申し訳ないがその講師先生は私と親が毎日電話で話していることは残念ながら知らなかったようだった。

そしてGW。その母の実家のお寺の住職に話を伺ったところ、「その会はなかなか大変な所だから、信仰しない方が良いよ。私も京都で修行時代、本願寺派と大谷派以外の第三勢力として親鸞会が栄えていてね、その会の方にあなたは何派に属するんだと言ったらどちらにも属さないと、門前に座り込みをした団体なんだ。GWまでは新歓の時期だからまだ本性は表していなくて、GW後にキャンプとか多額の寄付を募るから大赤字になる学生がたくさん出るんだよ」とお聞きしました。即座にその団体から離れる決意をした私は帰省期間中にケータイショップで電話番号変更とメールアドレス変更の両方を行い、その類いの方と連絡を取れない状態にした。

その後

GW明けの日。母が学生課の方と面談をするべく大学に来た。その時学生課にすべてのことを話し、今後関わらないことを宣言した。そして同様に同期でその施設に出入りしていた方の名前を列挙し、その方たちを学生課掲示板に掲示、各自注意喚起をしたようである。そして大学の休憩場所、ありとあらゆる場所に「iPadでの宗教勧誘禁止」の張り紙を張り、そういう勧誘ができないようになった。

その後私が訪れていた宗教施設は議員選挙か何かの選挙事務所に変わり、今はどこで活動しているのかわからない。でも案外身近なところに潜めているだろうから気をつけていただきたい。

因みにではあるが

私はその後このnoteでも書いているが、2016年に教会の方とお話をして教会に行ったのである。その教会の説教中に自身がクリーンの教会であると言われ、私も信じ込み洗礼まで受けた教会ではあるが、実は結構なブラックな所も見受けられる。やっぱり1度事件を起こした教派・教団は牧師先生の方針が変わらない限り、真のクリーンにはならないのかもしれない。最近私はクリスチャンのオンラインコミュニティによく出向いているが、案外知らないことが多い。それは私の母教会の常識が他の教会では非常識であり、その逆も然りなのである。私は多様性に富んでいると思ってそれは見ることがあるが、あまりにも縛りがキツイ教会には属したくないと思う。

オンラインコミュニティに参加すると、そういう差異が与えられ母教会にいる時より有意義な時間が流れていると感じる瞬間が凄くある。今だからこそつながれたクリスチャンの集まりに感謝しつつ、ツイキャス等配信にも力を入れていきたいと思っている。

ありがたいことに…

昨日はこんなツイートまで発見できたのは感謝でしかない。ツイキャスのライブ配信に訪問される方はまだ少ないけど、こういう活動を目にしてくださるクリスチャンの方々はじめ朗読関係の方々には非常に感謝している。このツイートのような人材にはまだ時間はかかるだろうけど、こうやって例示されるくらいの人間にはなってきていたんだな、と思うと少しは知名度が増したと考え嬉しくなってくる。

結論

もし、あのまま周囲の意見に従わず親鸞会を続けていたらこの未来は見えていただろうか? また母教会のやることへの規制だったりネガティブなものをすべて受容しそのまま母教会のやっていることに不信感を抱かなかったら、どうなっていただろうか? 

ただこれだけは言えると思う。なかなかこういう紆余曲折した人生を歩む人間は数少ないと思う。だから、被害者を減らすためにもこの真実を伝える努力をしていく必要性があると思う。新興宗教や過去に問題を起こした教派・教団には十分に注意を払い、うまく取捨選択することをお勧めする。

ちょっと長くなってしまったが以上で今回は終わろうと思う。

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