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天使の分け前

とてもキラキラしたタイトルで「こいついよいよネタ切れか!」とか思われた方も多いかもしれませんが、「天使の分け前」とはウイスキー蒸留には欠かせないものです。

という訳で今日はウイスキーの話。

何気に宣伝(笑)

既に私のブログ、「menokuma」で私のウイスキー愛を記事にしているが、さらにマニアックな部分を紹介。

タイトルにある「天使の分け前」とはウイスキーは長い間、美味しくなるのは今か今かと樽の中で熟成します。

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その期間は短くても3年、長いものであれば30年なんてのもあります。

そして、樽の中で熟成している間に、困ったことにウイスキーはどんどん量が減っていくのです。

これはとても悲しいことですが、ウイスキーは樽から少しずつ「水」と「アルコール」が蒸発していき、寝かせるほどに量は少しずつ減っていきます。

とても悲しいです。

数十年単位になるとおおよそ半量程度ほど樽の中から蒸発しますが、その分残されたウイスキーは格別に美味くなります。

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この「熟成により目減りする」ことを「天使の分け前」「天使の取り分」と呼びます。

美味いウイスキーを製造するには犠牲はつきもの。

悲しいですが、天使に召されるのであれば致し方ありません。

ちなみにウイスキーの色は「樽」の色で、熟成期間が長ければ長いほど、樽の材質にもよりますが、少しずつ濃い色に変化します。

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あの独特の風味も樽から染み出た成分で、熟成させる樽により味が大きく異なります。

そうです。

あなたが美味しいと思っているウイスキーの味は「樽の味」なのです。

私がヘビーリピートしている「山崎蒸留所」では

ホワイトオーク樽

ミズナラ樽

シェリー樽

ワイン樽

などがあります。(実はもっとあります)

これらの樽で作られたそのままのウイスキーを「原酒」と呼び、原酒を混ぜて作ったウイスキーが「山崎」とか「白州」などのブランド名で売られています。

実は「山崎」といったウイスキー樽がある訳ではなく、これらの原酒をブレンダーが味見・ブレンドして一つのウイスキーの味ができます。

つまり、ブレンダーの味覚で全てが決まる。

どんだけ繊細な味覚の持ち主なんだよって思いつつ、いつもウイスキーを飲むときは顔も知らないブレンダーに感謝し、山崎蒸留所の方角に向けて乾杯します。(嘘です)

このようにウイスキーは血も涙も積もる思いで製造されています。

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そしてウイスキーが好きになり過ぎると、製造現場や従業員の顔も見たくなるのは必然です。

なので私は山崎蒸留所の視察によく出向きます。

もう見学ってレベルを超えて「視察」になります。

私をウイスキー好きのダメ人間に変えた会社の上司は、既に顔パスレベル。

ほぼ従業員と同じ立ち位置で視察に行きます。(笑)

次は11月に、また視察予定です。

というより今予約しても、山崎蒸留所の「土日の見学申し込み」は11月になるほど人気なのだ。

ちなみに山崎蒸留所では下記の見学予約が可能。

山崎蒸溜所ツアー(有料)

THE STORY OF YAMAZAKI(有料)

山崎ウイスキー館見学(無料)

有料ツアーは1つ目が1,000円で2つ目が2,000円。

2つ目は山崎誕生物語映像が見れる特典がつき、1つ目の有料ツアーと試飲できるウイスキーのレベルが大きくアップする。

そして3つ目の見学は無料で、サントリーのウイスキーをテイスティング(有料)できる。

正直、ほぼ全てのプランにおいて予約は11月中も含めほとんど取れない。

ちなみに2つ目の2,000円コースは超予約殺到必須で、予約開始からわずか数分で予約がいっぱいになる。

2,000円コースでは、知る人ぞ知る「ミズナラ原酒」が試せるからだ!(詳しくはブログをチェックだ!)

原酒を飲むには「蒸留所」に行くしかない。

これら貴重な原酒を楽しむことができるので、ウイスキー好きは必ず満足できるだろう。

ちなみにウイスキー館では蒸留所限定ウイスキーの販売や、もはや聖地と呼んで良いテイスティングカウンターが利用できる。

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こんな部屋が欲しい!

ここではサントリーの様々なブランドウイスキーが格安で試飲できる。

ブログでも書いてるから、また言うのもあれなんだけど。

山崎25年も試飲できるから!

恐ろしいです。

ちなみに15ml(半ショット)でお値段2,900円。

1滴100円くらい(笑)

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もちろん飲みました!

ちなみに700mlボトル換算で15万円前後の計算になり、ネットで買おうとすれば50万円以上します。

よ~く味わうためにモンダミンの如く、口の中で自然吸収されるんじゃないかってレベルで味わいましたが

私には何故こんなに高いのかわかりませんでした

貧乏舌です。

ブログではカッコよく「味が丸い」だの言いましたが、確かに美味いが価格と味覚が残念ながらマッチしませんでした。

ここまでくればレアリティになるので、一概に高いから良いってワケではないことを学びました。

正直、この価格レベルになってくると、「飲むと魔法が使える」ってくらいじゃないと手が出せません。

と言う訳で、ウイスキー語りだすと100,000文字くらいになりそうなので、ここでやめます。(ウイスキーはやめません)

ちなみに、そこそこ低価格帯で美味しいウイスキーを、名残惜し過ぎるので最後に紹介。

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SUNTORY OLD

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ROYAL

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RESERVE

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OAK MASTER 樽薫る

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知多

いずれも1,000円から5,000円前後で買えるウイスキーだが、それなりに美味しいのでおススメしときます。

ホントに最後に今日のひとこと

山崎蒸留所はおススメだから!

リンク貼っとくね




私の参加している【#週1note】企画。

企画は第4弾で私【sukesan】は初参加です。

良ければ他の人の記事もみて下さい。

※ブログ「menokuma」を運営しています。

投げ銭貰うほどの人間ではありませんが、投げ込まれた銭は私の体重増加に繋がります。