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ハッピーバースデー ユンギ


2023年、私が最もたくさん参加したのはBTSのSUGAのライブだ。そして最も私の頭の中を占めていたのも彼だった。
「アイドル」「ラッパー」「天才プロデューサー」「ミンストラダムス」「お爺ちゃん」「猫」…いろんな肩書きや異名があるけれど、私の中での彼は間違いなく「アイドル」なんだと思う。

2023年2月14日、世間のバレンタインデームードもどこ吹く風でWeverse Live(ライブ配信)に現れた。
そして日付が15日に変わった瞬間に、ソロツアーの告知が出て「オフラインで会いましょう」とだけ言い残して配信は終了した。

これを言うための配信だったのかと察すると同時に、私もワールドツアーへ行くための準備が始まった。

私は2017年のWINGSツアーで初めてBTSのライブに行き、そこから毎年日本で開催されるライブに参加していた。
2020年からはコロナ禍でオフラインのライブは開催されず、2021年からオフラインのライブが復活したものの開催されたのはアメリカと韓国だけだった。
日本からアメリカや韓国のライブに行った人たちの様子をSNSで見ては、私も機会があれば行きたいなと思っていた。今まで通り日本での開催を待っていたらいつまで経っても会えないのか、と自国での開催の可能性が低いことを悲しくも思っていた。

そんなときに知らされたユンギのソロツアー。
アメリカでもアジアでも、行けるところは行く!と決めていた。
そして日本での開催もあったが、神頼みの抽選になることはわかっていたので先着順でチケットが取れる海外に行く、何より1公演でも多くユンギのライブを見たいと思った。

そこからはネットの情報や友人からの助言をもとに準備を進めた。
結果、ファイナルまでの合計28公演中9公演
(アメリカ1、日本2、アジア2、ソウル1、ファイナル3)に入ることができた。
ちゃっかり日本公演も2公演入れたので上出来だったと思う。

この9公演で見たSUGA、Agust D、ミンユンギの3つの姿。
4年前の七夕に大阪で見たSeesawを、メンバーのサインが入ったギターで弾き語りする姿は、BTSを背負ったSUGAの姿。
セットリストの1〜3曲目は、今回のアルバムのタイトル曲「해금(ヘグム)」、1番のヒット曲と自身でも認めた「大吹打」、Agust D名義の始まりの「Agust D」という序盤からハードで盛り上がる曲が並び、ユンギは舞台の上を駆け回る。また、VCRを挟んだ後のラップ曲はメドレーで畳み掛けるように続く。自らや客席に水をかけたり、中指も立てる、ラッパーのAgust Dの姿。
ファイナルの最終日、本当に最終公演の最後に紙吹雪が舞う中で穏やかな笑顔でARMYに手を振っていたのは1人の青年ミンユンギの姿だった。

どの姿もかっこよくて、人間「ミンユンギ」を作っている要素で、本人も言っていたが全ては同じ1人の人物だということを表すライブだったと思う。
舞台装置や、VCRの物語、MVから繋がるライブの演出まで全てにこだわりを感じた。

このライブに運良く9公演も入ることができた。
この曲のここが、あのときの表情が、いつのメントが…など感想を言い出すとキリがないけれど、このツアーを通して
「もっとミンユンギが好きになった」
単純だけど全てはこれに尽きる。

素敵な曲を作るところ、ハッとする歌詞を書くところ、料理が上手なところ、DIYもこなすところ、蘊蓄をたくさん知ってるところ、普段は無気力なのに退勤になると素早いところ、ファンからの『結婚してください』に「書類持ってきて下さい」と答えるところ、愛情表現は苦手だけど人一倍愛情深いところ…
今までもそんなミンユンギが大好きだったのに、もっともっと大好きになってしまった。
SUGAもAgust Dもミンユンギも全ての姿を惜しみなく見せてくれて、体調が悪いときも休まず28公演完走してくれて、最後には怪我した左肩に入ったメンバーとの友情タトゥーも見せてくれた。
「ミンユンギの生き様が好き」と言ったら、全てを知っている訳ではないいちファンの分際で偉そうかもしれないけれど。それでもやっぱりユンギの生き様全てが好きだ。そう言いたいくらい、全てをさらけ出してくれていたと思う。

兵役で会えない期間に迎えた初めての誕生日。
私たちを取り巻く環境は変わったことも多いけれど、私がユンギのことを好きな気持ちは変わらない。それどころか、もっともっと好きになっている。
会えない期間にもコンテンツはどんどん更新されるし、「2025年に会いましょう」と約束したことが心の支えになっている。

今年も来年も再来年もユンギのことが大好きな気持ちは変わらないでいるかな。きっと戻ってきたらまたさらに好きになるんだろうな。

31歳のお誕生日おめでとう。
いつも健康で幸せで、たくさんの愛を受け取ってね。
ユンギにはその資格が十分にあるんだから。

2024.3.9
少し遅れたけど、たくさんの愛をこめて。

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