見出し画像

オタクって面倒な生き物だ

「私も推しにかわいいって言われたい」
ってかなりわがままなオタクだなと自分でも思う。

私の推しはBTS。
7人全員大好きだけど、その中でもグループの長男次男であるJIN(以下、ジンくん)とSUGA(以下、ユンギ)がいわゆる「推しメン」というやつ。
どっちが好きとかない、どっちも好き。
2023年はジンくんが兵役に行き、一方でユンギはソロでワールドツアーを開催。
ジンくんには会いたくても会えないけれど、たまにインスタやWeverseに現れてユーモアたっぷりコメントを残してくれるだけで幸せだ。
一方ユンギにはツアーで会える、パフォーマンスが見れる、とオフラインで会えることにワクワクしていた。
おのずと昨年はユンギのことを考えている時間の方が多くなった。

ワールドツアーでユンギに会いに行ったことは誕生日のブログにも書いたのでこちらで。

2023年9月にはユンギも兵役に行ってしまった。(正確には社会服務要員らしい。)
なので今はユンギにも会えない時間なのだが、さまざまなコンテンツを残してくれているのでそれを見て楽しんでいる。

そのコンテンツの1つとして2024年3月10日にYouTubeに公開されたのが、ワールドツアーアメリカ編のビハインドだ。

30分の長編、アメリカでの全11公演すべてのビハインドを見せてくれた。
イヤモニから流れる音へのリクエストはリハーサル中も本番中も頻繁にスタッフに伝える。その姿にプロフェッショナルのかっこよさを感じたり、ジミンが応援に来たときは「称賛監獄に入れてよ(たくさん褒めて)」と言ったくせに「すごかったよ」とジミンに褒められると「僕がすごいこと知らなかったの?」といつものツンデレ満載。

Maxやホールジーといったゲストとのビハインドもたくさん見せてくれた。箱の大きさだけでウイスキーの響が入っていることを察するユンギもさすがすぎて好き。

こんなにたくさん無料で見せてもらっていいんですか??と思いながら見ていたけど、どうしても私がひっかかったところがある。

それは動画の10:11~
アンコール前にARMY TIMEと言ってファンが掲げたメッセージボードなどをカメラで映してくれる時間。
ユンギもそれを舞台裏でメイク直しをしながら見ていた。
(「裏でメッセージ全部見てますよ」とどこかでユンギが言っていたが、本当にしっかり見ていたことがわかって、やっぱり信頼できるユンギのことが好きだなと思った。)

メイク直しされながらモニターを見てるユンギ


あるARMYが掲げた「ユンギの肌は自分の未来より明るい」というメッセージがカメラに映り、そのユーモアあふれるメッセージにユンギは眉をハの字にして笑った。あまりにも笑顔がかわいい。30歳(当時)男性とは思えないかわいさ。
そして事件は起きた。ボソッと「キヨップタ(可愛いな)」とつぶやいたのだ。

眉をハの字にして笑うユンギ
この笑顔を引き出したARMY天才すぎるよ
ボソッとつぶやいた「可愛いな」

ユーモアあふれるメッセージを思いつくARMYは天才だし、そのセンスがうらやましいし、ユンギのかわいい笑顔を引き出してくれて本当にありがとうの気持ちだった。
舞台裏でメイク直し等あわただしい中、「可愛いな」とつぶやいたのは紛れもなくユンギの本心だったと思う。ARMYを見て可愛いと心から思ってくれているユンギを目の当たりにして嬉しくなった。




けど。




オタクって面倒な生き物だ。

「私も可愛いって言われたい」「私にも可愛いって言ってよ」という嫉妬のような気持ちが全く無かったと言ったら嘘になる。
というか普通に「え、私も可愛いって言われたいよ。言ってよ。ねぇ!」って思った。
それはユンギの「可愛いな」があまりにもリアルで、本心で、ARMYのこと本当に大事に思ってくれているとわかったからこそ、自分に向けられたものではない「可愛いな」に嫉妬してしまった。

オタクって本当に面倒だけど、思ったことだから仕方ない。
なんとかここに文章を残して消化しようとしている。


以前、テヒョンが「お疲れ様今日も」というYouTubeコンテンツでファンの女の子に内緒で突然目の前に現れ、そこから一緒にご飯を食べたりゲームセンターで遊んだり、最後はファンの女の子の悩みを聞いて言葉をかけてあげるという、全ARMYがうらやましがる企画をしていた。


その企画の最後に、テヒョンからファンの子にハグをしていた。
これも全ARMYが羨ましがる案件だったけど、この時の私は羨ましいというより、この画面の中のファンの子と一緒に私もハグをしてもらえたように感じた。
ファンの子のまっすぐな思いと、テヒョンがファンの子を大事に思う気持ちは見ていて心が温かくなった。
そしてテヒョンはハグという形でファンの子を大事に思っている気持ちを伝えた。これは目の前のファンの子だけではなくて、同じように世界中のARMYを大事に思っているハグだと私は感じた。

テヒョン推しじゃないからそうやって考えられたんだろ!という意見は一理あるかもしれない。
でも、このハグには本当に心を洗われて温かくなった。嫉妬は1ミリもなかった。

テヒョンからARMYへのハグ。心が温かくなった。


ファンの子が泣いてる様子を見てもう一度ハグしたテヒョン。「大丈夫、大丈夫」がとっても優しかった。



さて、ユンギの「可愛いな」つぶやき事件に戻る。
ユンギも目の前のモニターに映るファンの子に「可愛いな」とつぶやいたけれど、同じように全世界のARMYのことを「可愛い」と思ってくれているはず。
普段からARMYのことを大事に思っていないとあの言葉があの場で出ることはないと思う。全世界のARMYに向けた「可愛いな」だったんだ。
そう思うことでなんとか心を保っている。
ユンギに可愛いと思ってもらえている私たちは、たぶんきっと絶対最高に可愛い。
だってユンギが言ってるんだもん!



ということでなんとか心の折り合いをつけました。
でもやっぱりオタクって面倒で独占欲強めでわがままな生き物なので自分だけにむけた「可愛いな」がほしいです。(本音)
いつか私だけにむけた「可愛いな」もください、ユンギさん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?