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ゆっくり解説台本作成GPTsがハッカソン二次審査に進んだので、ふえるわかめプレゼンをする!

第二回生成AI(GPTs)ハッカソンに参加してみた の続き。

ハッカソン運営から「YouのGPTs出して見ない?」とDMあったので4作品申請したら1作品が二次通過していた
入賞者発表・二次審査時間割 (notion.site)


(; ゚Д゚) え! 二次通ったの!? ←記念受験気分だった奴

146作品あるうち、二次通過したのは36なので、ざっくり1/4の門をくぐったわけだ。

GPTsハッカソン-審査&交流イベント - connpass
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見た時は嬉しかった半面、「これ明日の18時40分までに3分プレゼン資料作らなきゃヤベェ!!」って焦りが生まれた。

だって、全く構えてなかったんだもん……。

しかも月末で本業の仕事もあるし、何とこの状態でGPTsの依頼3末が3件ある!!

<( ゚Д゚)> あぁぁぁ!!! 俺が3人必要だ!!

ということで、月末まで修羅AI3日間が確定した。

今回通過した、ゆっくり解説動画台本作成GPTsは、一通りやり終えてから解説するのだけど、ざっくりね! やってることをここに書く。
ここに書き残しながら、明日の3分解説を練ろうと思う。

このゆっくり台本作成GPTsの特徴は、3つ。
①googleスプレッドシートを直接修正しながら対話できる
②プロンプトを都度変更可能 →ずんだもん用の拡張が容易
③GPTs間で橋渡しが容易なため、特化した分離と拡張が可能

デメリットも3つ
①GASの連携と共有許可が必要なため、初心者には難しい
②プロンプトを好きに弄れるためセキュリティ面で弱い
③都度対話するため、GPTsの回数上限に達しやすい

まず、GPTs側はActionsのスキーマに従って「シートのプロンプトを読みこんで実行して」と指示する。

GPTsはゆっくり解説台本の内容とプロンプトのセットのシートを参照して、プロンプトを解釈しながら台本作成シートを読み書きしていく。

これは実際に「ピラミッドの歴史」を7000文字で、と指示して最初だけ動かした結果。

Youtubeでは色々なゆっくり解説動画あり、8分前後のミッドロール尺もあれば、30分近く解説動画もある。
chatGPT系のAIでも、2000文字くらいであればある程度質の高い、解説セリフを作ることができる。
しかし30分尺であれば7000文字以上となり、AIの解答の質が大きく落ちることになる(そもそも台本を作ること自体が困難)。

何故かというと、AIが保持している文字数が多くなるほど、過去分が忘れさられる(優先度が下がる)からである。
だから、長文台本を作るAIは、知識と経験が必要であり難易度が高い。
実際に長文を指示すると、途中から整合性が取れなくなったり、ふんわり概要(AIっぽい)内容で無味無臭なセリフ回しになってしまう。

で、俺は考えた。


一度に7000文字作れないなら、100文字概要に砕いて1000文字の台本製造を7回繰り返せばいいじゃない! (マリーアントワネット的な)


これを「増えるわかめ作戦」と名付けた。(いらすとやってすげぇなぁ)

ふえるわかめGPTs



で、この増えるわかめをやるためには、①テーマから台本を作って細かく分割する、②分割した概要から大量のセリフを作成する必要がある。

これをね、1つのGPTsでやるとプロンプトが複雑になって、AIが暴走するんだわ(99負)

だから、①テーマ決定と分割、②小項目からふえるセリフ、③個別推敲ループ の3つのGPTsに分けた。

先ほどのピラミッド台本であれば、小分類を20個用意して、GPTsに1つの小分類を500文字で詳しくセリフを作れば1万文字台本の完成である。
AIにとって、100文字概要を500文字にフエルワカメるのは造作もない。
それを対話ごとにリフレッシュして繰り返せばよい。
③は、前後の不整合や、ゆっくり解説で面白い所(ボケツッコミ)の要素に特化した校正だけやればよい。

このGPTsの面白い所は、3つのGPTsが一つのシートを共有しながら、3つのプロンプトシートを独立して管理している所だ。

シートの左下に ①シナリオ ②台本 ③校正 の3つがあり、それぞれのGPTsはこの3つを参考にプロンプト=シートに書かれていることを実行する。①は5000文字、②は3000文字前後のプロンプトだ。

この台本作成の利用者はGPTsを弄ることなく、台本指示(プロンプト)を変更できる。
さらに、書き出したシナリオは1つのシートにまとまっているので、それを都度読みこむことで、「利用者が気になった所をGPTsを経由せずに修正できる」。

これも今のGPTsの仕様ではできないセーブ&ロード機能である。
(まあ弱点はプロンプトで色々ぶっ壊せるからストアに公開できない事)

Youtubeでは最近、ゆっくり二人よりも「ずんだもんと四国めたん」等の商用利用OK(※要クレジット)の音声とキャラクターが増えてきた。

その場合は、このGPTsを弄ることなく、①②で台本とセリフを作った後に、③の文章校正GPTsで「ずんだもん台本に変更して」とプロンプトを修正すれば、今後の柔軟な希望にもこたえることができる。
とにかくユーザーの「かゆい所に手が届く可視化スプレッドシート」である。
これなしだと、やっぱり長文台本作成は難しいと思う。


とりま、俺は明日のプレゼン3分のために寝る!! (現実逃避)
まとめ
①ハッカソンの二次審査に進んで「ゆっくり台本作成GPTs」をプレゼンする
②AIの苦手な長文生成をgoogleスプレッドシート読み書きで実現
③プロンプト外部取得により、ユーザーの細かい希望や修正に対応可能







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