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一度は空を飛んでみたい! ハンググライダーを体験してみよう!


「山で見かけるハンググライダーって、私でもできるの?」
この記事は、そんなあなたに向けて書いています。

今回は、未経験でも十分楽しめる、ハンググライダーの体験フライトについてのご紹介です。

実は、一人でさっそうと飛ぶにはライセンスが必要なんです。
でも、ライセンスの取得には、数か月かけてスクールに通う必要があり、時間もお金もそれなりにかかり、社会人にはちょっと厳しい。
でも、あきらめたら夢は夢のまま終わってしまいますよ。
実は、体験フライトだけならどこのスクールでも受け付けてるんです。

一度は空を飛んでみたい。
この記事を読んで、あなたが夢に一歩近づけますように。

ハンググライダーで飛ぶにはライセンスが必要

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大空を自由自在に飛び回るハンググライダー。
山間の観光地で見かけたかたも多いのでは。

おなじスカイスポーツであるパラグライダーと何がちがうのかざっくり説明すると、スピードです。

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パラグライダーはパラシュートでフワフワと浮いてる状態で楽しむスポーツ。
対してハンググライダーは、つばさに乗って自転車くらいのスピードですいすい飛ぶスポーツといったところですね。

どちらも一人で気ままに飛べるようになるには、自動車の免許を取るのと同じで、スクールに通ってライセンスを取得する必要があります。
スクールは日本全国各地にオフィスを構えています。

でもライセンスの取得には長~い道のりが。
特にハンググライダーのほうは、自動車の免許を取るよりはるかに日数とお金がかかってしまいます。
そこまでしなくても、ちょっと飛んでみたいだけというかたには、各スクールが提供している体験フライトがおすすめです。

二人乗りで安心! ハンググライダー体験フライト!

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体験フライトはタンデム(二人乗り)なのが一般的で、もちろんお客さんはライセンス不要。
熟練のインストラクターさんにお任せして、5分~15分くらいの遊覧飛行を楽しめます。
では、体験フライトが可能なスクールを見ていきましょう。

富士山をバックに大空をフライト 忍野スカイスポーツ倶楽部

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出典元:http://www.oshinoskysports.com/index.html

富士五湖エリアにある景勝地、忍野八海ちかくにあるスカイスポーツクラブです。
ここではタンデムでの体験フライトのほか、トーイングハンググライダーでの体験フライトも可能です。

トーイングハンググライダーは、写真のようにあらかじめ張られたガイドワイヤーに滑車をつけ、凧揚げの要領で引っぱって飛ばすフライト方法。
おもに初心者が効率よく練習できるように近年開発されたものなんだそう。
私の時代にもあったらあんな大変な思いしなくて済んだのかなと思ってみたり。
ハンググライダーの機体ってけっこう重くて20キロくらいあり、練習では飛ぶたびに機体をかついで斜面をのぼらなければならずツラいんですよ。

さてそのガイドワイヤーのおかげで操縦不要なので、ライセンス無しでも一人で飛ぶことができるというわけです。
だいたい地上から3mくらいの高さまでしか上がりませんし、フライト時間も15秒くらいなので、運動苦手だけど一人でやってみたい、というかたはぜひ。

しかも、忍野スカイスポーツ倶楽部ではこのトーイング・ハンググライダーを、体験1回につき2度、飛ばせてもらえます。
フライト後は希望すればBBQのおもてなしも受けられますので(別料金)、富士山エリアの観光をお考えなら立ち寄ってみることも検討してみてください。

忍野スカイスポーツ倶楽部  基本情報
公式サイト http://www.oshinoskysports.com/index.html
住所 山梨県南都留郡忍野村内野2661
電話 0555-84-7561
料金 タンデムフライト、トーイング・ハンググライダー とも各5,500円
もよりバス停までの送迎があります。
都心から行く場合は新宿発の高速バス、もしくはJR富士駅からバス

上空からの撮影もOK! 湘南スカイスポーツスクール

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出典元:http://www.enjoy-sky.com/


東京23区からなら、平塚の湘南スカイスポーツスクールが一番近いですね。
「でも、スカイスポーツは山から飛び立つことで飛べるんじゃないの? 平地からってどうやって?」
湘南スカイスポーツスクールのハンググライダー、およびパラグライダーは、文字通りエンジンを背負って飛ぶスタイル。

写真をご覧ください。
背中になにか丸いものが見えます。
背中にせおった巨大な扇風機のようなエンジンで風を起こすので、平地から飛び立てるというわけ。

ほとんどのスクールが都市から離れた山間部にあるのに対し、湘南スカイスポーツスクールが都心から90分圏内にあるのは、パワーハンググライダーのおかげなのです。
しかも、湘南スカイスポーツスクールでの体験フライトでは、なんと上空からの撮影がOK。
操縦はベテランインストラクターにお任せし、あなたはスマホやデジカメでの撮影にじっくり専念できるので、とても魅力的。
お土産に、これ以上ないくらいのインスタ映え写真や動画をたくさん持ち帰ってください。

湘南スカイスポーツスクール 基本情報
公式サイト http://www.enjoy-sky.com/
住所 神奈川県平塚市万田69-2
電話 080-6756-8671
料金 タンデムフライト 平日9,900円 休日11,900円
スマホやデジカメを安全に収納できる機材、専用の靴の貸し出しあり。

もちろん関西にもスクールあり  京都エアースポーツ

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出典元:http://www.kyotoairsports.com/school/index.html

京都エアースポーツの体験フライトは、忍野スカイスポーツ倶楽部の項でご紹介したのと同じ、トーイング・ハンググライダーでのフライトです。
半日のショートコースとじっくり1日コースがあり、飛ぶだけでなく、ハンググライダーの組み立てなども体験できる内容になっています。
ショートコースでも何本もフライト体験できるのが魅力的。
1日コースではさらに、操縦についても少しですが教わることもできるとか。

スクールも、
「学生時代は飛んでたけど、社会人になってからしばらく飛んでない」
という私のようなタイプ向けのブラッシュアップコースが設けられていたりと、なかなか充実。

京都エアースポーツ 基本情報
公式サイト http://www.kyotoairsports.com/school/index.html
住所 京都市山科区大塚野溝町76-4
電話 075-593-7979
料金 ショートコース 8,500円 1日コース 13,500円

オフィスは京都市ですが、体験フライトは現地集合で、場所は滋賀県側の琵琶湖湖畔のハンググライダーパークです。
集合場所 滋賀県彦根市石寺町 彦根・荒神山ハンググライダーパーク
彦根はハンググライダーの大会も開かれるような立地で、フライトに適した風を期待できます。
JR稲枝駅、河瀬駅からの送迎サービスを受けられますので、事前に相談しましょう。

関東のスカイスポーツのメッカ茨城県板敷山 ウィンドスポーツ

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出典元:http://www.windsports.jp/

筆者の母校です。
オフィスは都内ですが、フライト場所は茨城県石岡にある板敷山。
板敷山は関東のフライトのメッカで、ウィンドスポーツ以外にもたくさんのスクールが利用しています。

ウィンドスポーツの板敷の拠点は常に講習生の学生さんたちであふれていてとてもにぎやか(私もその一人でした)。
離陸地点は標高400mくらいの板敷山の山頂にあります。
冒頭の写真で、カメラをもうちょっと下のほうに向けると、のどかな田園風景が広々とひろがっていてとっても雄大で、見ていて気持ちがいいです。

ウィンドスポーツでの体験フライトは、ほかのスクールとちがい、下図のように、将来ライセンスを取ることを視野に入れたちょっとストイックな内容になっています。

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出典元:
http://www.windsports.jp/school/taiken_course/index.html

ウィンドスポーツ 基本情報
公式サイト http://www.windsports.jp/school/index.html
住所 東京都渋谷区渋谷2-2-4 青山アルコーブ812
フライト場所 茨城県石岡市大増280
電話 03-3499-1840
料金 13,000円
JRつくば駅からの送迎サービスがあります。事前に連絡して相談してください。

東北ならここ 山形県 ノブエアーファクトリー 体験フライトは最長の1時間以上!

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出典元:http://nobair.la.coocan.jp/

山形県は南陽市の赤湯にあるノブエアーファクトリー。
東京駅からだと新幹線で2時間半。

ノブエアーファクトリーのフライト拠点の十分一山には、私も訪れたことがあります。
斜面に沿ってぶどう棚が広がり、ふもとは一面の水田地帯というナイスビュー。
標高は板敷山とほぼ同じ400mほどで、初心者ライセンスを取りたての、車でいうところの仮免許の時代に、よく十分一山で飛ばせてもらいました。

ノブエアーファクトリーではタンデムでの体験フライトがあります。
しかも、当日の風の条件が良ければ、1~2時間のフライトを体験できるとのこと。
ほかのスクールは15分くらいなことを考えるとものすごくお得です。
さらに、ノブエアーファクトリーの体験フライトについてのページを印刷して持っていくと、体験フライトがなんと20%OFFです、すばらしい。
20%OFFのページ http://nobair.la.coocan.jp/tandem.html

ノブエアーファクトリー 基本情報
公式サイト http://nobair.la.coocan.jp/index.htm
住所 山形県南陽市赤湯3102-3
電話 0238-43-2927
料金 10,000円
もよりバス停「山形県庁前」からの送迎サービスがあります。事前に連絡して相談してください。

スカイスポーツは気まぐれ 体験フライト注意事項

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有休もとったし、さぁ、明日はお待ちかねの体験フライト。
でもちょっと待って。
スカイスポーツは自然が相手。
せっかく頑張って現地まで行っても、天候次第では飛べないこともあるのです。

●風が強すぎてもダメ、風向きによっても飛べません
熟練のインストラクターは、一人で飛ぶ分にはだいたいの天候状態でもOKですが、タンデムで初心者を連れてのフライトの場合は、天候の判断も慎重になります。
台風が近いとか大雨注意報が出ている、というときは前日までに中止の連絡がきます。

が、ほとんどのフライト拠点は山。
そう、山の天気は非常にかわりやすいので、予報が雨でもその日になってみたらフライトOKだった、なんてことはしょっちゅうなのです。
飛べるかどうかは当日になってみないとわからないので、中止の連絡がないばあいはとりあえず行ってみましょう。
しかし、運悪く、現地に行ってみたのに結局風向きが悪いなどで飛べなかったとなった場合は、体験フライト自体は延期できますが、そこまでの往復の交通費は通常保証してもらえませんのでご注意を。

●体験フライトには体重制限がある
着ている服やくつの重さも含め、男女とも70~80キロまで。

機体の構造上、あんまり体重が重い人だと飛ばせられないのです。
体重の正確な数字はスクールによってまちまちですので、心配な方は事前にスクールに相談しましょう。

●汚れてもいい服とくつで行こう
離陸はそうでもないんですが、風の状況によっては着陸時は足でポンと着地できず、ズザザザっとスライディング状態での着地もありえます。
しかも雨の日の翌日とかだったらサイアク。
おしゃれな服より、ジャージやつなぎくらいの、丈夫で汚れてもいい服装で行きましょう。

最後に。
グローブやヘルメットは、貸してくれるスクールと購入が必要なスクールとありますので、事前に連絡して確認しましょう。

まとめ

今回はハンググライダーの魅力と、体験フライトについてのご紹介でした。
●ハンググライダーで飛ぶにはライセンスが必要
一人で自由に飛ぶにはライセンスを取る必要がありますが、体験フライトなら不要。
誰でも気軽に遊覧飛行を楽しむことができます。
●二人乗りで安心! ハンググライダー体験フライト!
体験フライトが可能な各地のスクールをご紹介しました。
・富士山をバックに大空をフライト 忍野スカイスポーツ倶楽部
・上空からの撮影もOK! 湘南スカイスポーツスクール
・もちろん関西にもスクールあり  京都エアースポーツ
・関東のスカイスポーツのメッカ茨城県板敷山 ウィンドスポーツ
・東北ならここ 山形県 ノブエアーファクトリー 体験フライトは最長の1時間以上!

最後に、やはり自然相手のスポーツですので、風がわるいと行っても飛べないことがある点や、服装などの注意事項についてご紹介しました。
●スカイスポーツは気まぐれ 体験フライト注意事項

私の子どもの頃の夢は、いつか空を飛ぶことでした。
それも、飛行機のような密閉空間で飛ぶんではなく、鳥のように風を感じながら飛びたかったのです。
ハンググライダーでのフライトは、まさに鳥。
ぜひみなさんも一度体験してみてください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
では、また、いつか。


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