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マレーシアの勤労感謝の日/レイバーデイのパレード


5/1は世界的な勤労感謝の日。マレーシアではレイバーデイと呼ばれており街中は祝日ムードに包まれていた。

勤労感謝の日


そんな中、プタリンジャヤのムルデカ平原にて労働者達による1000人規模の抗議パレードが行われた。

そのパレードでは”最低給料がRM2,000程必要だ”と主張する人達が集まった。

パレード参加者や抗議団体は非正規労働者に対するすべての人に雇用を保証することも求めています。今日、5月1日はマレーシアの労働者の日を祝う為の祝日でより良い権利を求めて1,000人以上が集まったわけです。

怒ってます


マレーシア社会党(PSM)含む60団体の支援を受け、同協会はメイバンク・タワーから始まる30分間のパレードを行い、彼らは尊厳ある給与を要求し主催者は2022年の最低給与命令に基づく最低給与RM1,500は依然として生活費に比べて低いと述べています。彼らはまた、すべての労働者にその金額が支払われているわけではないことも指摘しています。

“安いは市民の味方”で東マレーシアの大手グロサリーストアのEVERRISE(エヴァーライズ)ではレイバーデイを祝ってセールがありました


「特に労働者/行商人/学生/非正規労働者/失業者は生活費の上昇に非常に感銘を受けています。中間層も同じ問題に直面しています」とパレード主催者は現実に述べました。この訴訟には、最低賃金の2,000リンギットへの引き上げ、非正規労働者に対するベーシック・ユニバーサル・インカムの1,000リンギット、すべての人への労働保証/移民労働者の権利も含まれています。

これに先立ち、マレーシアは今回、PSM議長のマイケル・ジェヤクマール・デバラジ氏の発言として、国内総生産率が50年前と比べて24倍に増加したにもかかわらず、労働者の給与は1.3倍しか増えていないと引用しました。同氏は、国の繁栄はあらゆる企業の成果だが、労働者にとっての恩恵は非常に少ないと述べました。

また、マレーシア公務員の給与は今年から13% 以上の率で引き上げられることとなりました。

公務員の方達には朗報でした
労働と賃金の交渉が毎年熱を増しています



マレーシアの各州ごとの最低賃金は2022年時点で次のようになっています。

1. ペナン州:1,200リンギット/月
2. セランゴール州:1,200リンギット/月
3. クアラルンプール連邦直轄地域:1,200リンギット/月
4. セランゴール州周辺:1,200リンギット/月
5. ペラ州:1,200リンギット/月
6. クアラルンプール:1,200リンギット/月
7. クランタン州:1,100リンギット/月
8. サバ州:1,100リンギット/月
9. ジョホール州:1,100リンギット/月
10. ペラク州:1,100リンギット/月
11. パハン州:1,100リンギット/月
12. ニューサラワク州:1,100リンギット/月
13. ペナン:1,100リンギット/月
14. プトラジャヤ:1,100リンギット/月
15. パラウ州:1,100リンギット/月
16. セランゴール州:1,100リンギット/月
17. テレンガヌ州:1,100リンギット/月
18. クダ州:1,100リンギット/月
19. ソローク州:1,100リンギット/月
20. ウィラヤ州:1,100リンギット/月

マレーシア政府は2年に1回、最低賃金見直しを行っており同年2022年5月には約25%引き上げ1,500リンギまで上昇しました。

これらの金額は、当時の状況に基づいていますが、現在の最低賃金は変更されている可能性があります。最新の情報を確認するために、マレーシアの政府機関や労働省のウェブサイトを参照してください。



過去にはマレーシア統計局が2023年8月4日に、第1四半期(1~3月)の正規雇用者の月額賃金統計を発表しました。これまでは、年次の賃金データを公表していましたが、詳細な賃金統計の需要が高まったことから、初めて四半期ごとに月ごとのベースで情報を提供することになりました。


統計局によると、2023年3月の正規雇用者は約645万600人で、月額賃金の中央値は2,600リンギ(約8万600円、1リンギ=約31円)でした。年齢階層別に見ると、正規雇用者全体の約20%を占める40~49歳層が最も高く、3,500リンギでした。

月額賃金統計


地域別では、首都クアラルンプールが3,927リンギで最も高い給与水準でした。西海岸エリアでは、セランゴール州が2,964リンギ、ペナン州が2,627リンギと国全体の中央値を上回りました。シンガポールとの国境に隣接するジョホール州は2,400リンギでした。東マレーシアでは、サラワク州が2,000リンギ、サバ州が1,782リンギでした。一方、マレー半島の東海岸に位置するクランタン州が最も低い水準で、1,600リンギでした。

業種別では鉱業・砕石業で7,500リンギで最も高い給与を記録し、次いで建設業が2,764リンギ、サービス業が2,627リンギ、製造業が2,444リンギ、農業が1,900リンギでした。

前年の同じ月と比較すると、2023年1~3月の労働者数と月額賃金の中央値は増加しています。このことから、統計局は「世界経済の不透明性にもかかわらず、マレーシアの労働市場が拡大している」と述べています。

2024年物価は上がっており日本人の水準で暮らすとスーパーや書店や雑貨や日用品などを購入すると東京と同じ物価くらいだったりします。マレーシアにも複雑な給料事情がありそうですね。

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