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10年後は、「通勤なし、ミニ起業家の急増、楽しく仕事できる」が当たり前になる

名著「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」で興味深い箇所を紹介します。

10年後、働き方は大きく変わります。このトレンドは押さえておくべきです。

リモート勤務、雑務を任せられるようになる

まず、大きな変化は通勤がなくなること。オフィスに行って仕事する必要がなくなるのです。

そこで必要になるのが、「バーチャルオフィス」と「人工知能アシスタント」。

将来は、リモートで仕事をするためのツールが発達することにより、家がオフィスになるんです。こんな感じで。

ジルは、バーチャルオフィスで同僚たちと一緒に仕事をする日もある。同僚たちが集まって働くオフィススペースがバーチャル空間に再現されていると考えればいい。
朝、ログインし、バーチャル空間を歩いてバーチャルオフィスに到着すると、ほかに誰が「出勤」しているかが一目でわかる。
部署内の会議では、アバターとテレプレゼンス・システムを使って、自宅に居ながらにしてリアルタイムで同僚たちと話し合える

また、その日にすべき仕事の管理や、雑務などは「人工知能アシスタント」、つまりロボット(バーチャル)秘書に任せられるようになります。

これまで、フリーランスなどが細かい事務作業をやるとしたら、リアルの人間にお願いするか、自分でやるしかありませんでした。しかし、テクノロジーの進化によって、そういった作業も簡単にやってもらえるようになるんです。

これだけの仕組みが整えば、会社で働くのと同等の環境が手に入ります。なので、わざわざ通勤する必要がなくなるんですよ。

やりたいことを仕事にするミニ起業家が増える

また、10年後は、ミニマムビジネスで生計を立てるミニ起業家が増える、とも指摘されています。

二〇二五年には、世界中で何十億人もの人たちがミニ起業家として働き、ほかのミニ起業家とパートナー関係を結んで、相互依存しつつ共存共栄していく仕組み──「エコシステム(生態系)」と呼ばれる──を築くようになる
ミニ起業家たちはたいてい、自分が夢中になれる対象を仕事にしている。

これが可能になるのは、前述したような仕組みが整うから。

アリババなどの企業は、ミニ起業家たちがほかのミニ起業家と結びつき、原材料の納入業者や製品の買い手を見つける場をつくることを通じて、ミニ起業家たちの相互協力とイノベーションを後押ししている。
アリババは大規模なオンラインマーケットをつくり、いくつかの簡単なルールを定め、ミニ起業家たちがビジネスに参加しやすい環境をつくった。

このように、ミニ起業家として働く人たちは、自分の好きなことを仕事にして、やりがいを感じながら、働くようになります。

ローハンとアモンに共通するのは、楽しく感じられて、腕を磨く機会になりうる仕事に取り組んでいること。二人とも、仕事であると同時に趣味でもある職に就いている。

仕事で消耗する人が多い現代では、信じられませんが、こうした働き方が当たり前になっていくのです。

また、ミニ起業家たちはコラボによって仕事をし、パフォーマンスを発揮していくことも指摘されています。

創造的活動と言うと、絶海の孤島に一人こもって思索を重ねて、なにかをつくり出すというイメージがあるかもしれないが、現実は正反対だ。
クリエイティブ・クラスの人たちは、同じような専門技能や才能の持ち主同士で寄り集まって生きようとする。この傾向は、今後いっそう強まるだろう。

このように、好きなことをやりながら、専門知識を持った人通しが結びついて仕事をするようになる未来。

そうやって社会に価値を生み出すようになります。

このように、働き方は大きく変わります。なので、このトレンドを追って、自分もそうなれるように準備しておくことが必要になりますね。

ぜひ、知っておきましょう。

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