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文化を若者が受け継ぐ大切さ     「とても敦賀すきすき」

 先日の投稿では、「とても敦賀すきすき」を設立するに至った経緯をお話しました。では、それを私たち若者が行う大切さについて今回お話したいと思います。


現代の文化離れ

ー現代と昔でどう違う?

 皆さんがイメージする「文化離れ」とはどのようなものでしょうか。
「『ダサい』『面倒くさい』『そんなの別に必要ない』そう思うことが文化離れだ。」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。勿論それも一種の文化離れだと思います。何せ昔はそう思う人自体が少なかったのですから。
 しかし、「現代の」文化離れは少し違うと私は考えています。それは、どのようなものかと言いますと、
「何も知らない。何もしない。」
というものです。本当に何も知らないのです…

ー何故、そうなってしまった?

 これは、若者が一概に悪いとは言い切れません。コロナ禍において盆踊りが長らく中止されていましたし、そのような状況下で知っておけと言う方が酷です。しかし、コロナ禍以前から実は、このような状況になるための線路は敷かれてしまっていたのです。
 皆さん、昔は体育大会、地区の夏祭りなど多くの場面で踊っていたのではないでしょうか。何か盛り上がるイベントごとがあると、最後には総括として全員で盆踊りをする。そんな風景が当たり前にあったはずなのです。しかし、いつからか段々と踊る機会は減らされ、学校でも全く踊らない。そんな状況へと変化していってしまったのです…

ー2つの「文化離れ」

 この2つの文化離れの違いは、「無知」か「無関心」かにあると思います。言い方は悪いですが、昔の文化離れは「無知」なのです。これは知恵がないという意味ではなく、単に知識を得ることができていないという意味です。これであれば、しっかりとした歴史を学び、文化の素晴らしさを知ることができれば変わる可能性は大いにあります。
 しかし、「無関心」では取り付く島もありません。何か感想や感情を持っているのであればいいのですが、まずそこが現代の文化離れにおいては無いのです。


若者が文化継承を行う意義

 文化をこれから継承していくためには「無関心」を「関心」に変える必要があるという風に僕は思っています。では、どうすれば変えることができるのでしょうか。それが、私たち若者が文化継承を行う意義だと考えています。
 同世代又は近しい年齢の人が、何か珍しい活動をしていたら少しは関心を持つようになるのではないのでしょうか。そのときに抱いた感想が何であれ、僕はまず「関心」を持ってくれたことが重要だと思います。
 勿論、私たちより年上の方々が文化継承活動を行われているということは大変重要です。でなければ、消えてしまう筈だったものも多く存在します。しかし、私たちにしかできないこともあるのだと感じています。


 僕が文化継承をする上でとても大切にしていることがあります。それは、

「新しい文化を作るのは私たち、文化を残すのも  私たち」


です。今、この瞬間にも文化は生まれていると思います。新しい言葉、新しい音楽、それらを作っていくのも私たち若者なのです。しかし、文化を残していくことができるのも私たちだと思っています。
 これからもっと活動の幅を広げ、より一層頑張って行きます!

           


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