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スキをあきらめない自作ぬい備忘録その3

限界ショタコンが勢いでショタぬいを作った回です。

前回までのあらすじ
ユリ熊嵐ぬいが欲しいので「自作ぬい」に軽率に手を出し2体のヒロインぬいを召喚した。しかし服の型紙をなくしてしまい、モチベガン落ちに。
作業中断して新しいキャラクターのおすわりぬいを作り始めたのであった。


ショタぬいを作りたい

備忘録その1で百合ヶ咲(ゆりがさき)るるのぬいぐるみを作りましたが、今回は弟である「みるん王子」のおすわりぬいを作った記録になります。
いや誰やねん、とお思いの方はアニメ・ユリ熊嵐第4話「私はキスがもらえない」を見よう(布教)
まずはキャラクター表をご覧ください。

ユリ熊嵐公式完全ガイドブックより

ピエエエエ!!
あまりにも可愛すぎる。ギルティです。
まさに可愛いの暴力。そして声がくぎゅ。脳髄を焼かれるような愛らしさ!
圧倒的光属性のショタ…

なのに公式のグッズが出ていないんですよね。
理由はおそらく、最終話を除きほぼ4話の回想でしか出ない上に故人でしかも男の子だから。
(色々グッズ出てるジャッジメンズのお兄さんたちはノーカンにさせてください)
そう、ユリ熊嵐はモブから脇キャラに至るまで全てが女性。王と王妃すら百合という徹底っぷりの百合アニメです(なんで?)

4話のるる姫とみるん王子の姉弟の関係にオタクが狂いまくった話はまた別のページで書こうと思いますが、とにかく本編以外に公式供給がないのがきつい…

おねえたまと弟のセットのグッズが欲しいだけなのに…

安西先生…‼︎グッズが欲しいです…
抱き枕とまでは言わないから、合法的に持っていても許されるショタグッズが欲しい…さわって愛でられる存在感のあるグッズが欲しい。
そう、ぬいとか。健康的ですね。はい。

ということでヒロインぬい制作のためBlu-rayを見返していて4話と最終話にしか出ないショタのグッズ欲しい欲に飲まれてしまった私。
諦めたらそこで試合終了ですよ?
私はスキを諦めない!(←ユリ熊嵐頻出台詞)
そんな流れでショタぬいを突発で作ることになったわけです。
あまりにも飢えが強く切羽詰まっていたため、作業写真がほとんど残っていないのでうろ覚えの作業手順を記録していくこととします。

制作時のメモ

まずヒロインの弟(おそらく幼児〜小学生くらい?)なので並べた時に一回り小さいサイズにしようと思っていました。A4出力の型紙を適当に縮小し、おすわりぬいを作る…のですがマジで適当に縮小したため後で服を作る時縮小率がわからず困りました。ある程度縮小率を数字で指定するようにした方がいいです。描画ソフトで「80%に縮小」とかのアクションを作っておくと後々型紙の変換が便利です。

顔刺繍もちょっと小さくなってかわいい。

毎度おなじみ貼らない刺繍シートを使う

体は小さく細かいですが3回目なのでサクサクできました。5mmの縫い代も3〜4mmくらいに縮小されてとてもかわいい。

今回使用した布などの資材メモ
・髪→ぬいクロスボア、クリームイエロー(持ってたイエロー合わなかったので淡い色を買い足した)
・肌→ぬいクロスボア、さくらミルク(いつものやつ〜)
・ベスト→セリアのカラークロス的なやつ。割とペラペラ
・ズボンの布→天竺ニット、グレー(その内作り直したい)
・マントの布→クリスタルボア、ブルー(鮮やかで最高)
・マントのファー部分→ぬいクロスボア、ホワイト

ズボンを履いているキャラですがあまりイメージに合う布がなく、灰色の天竺ニットのような伸びる生地を使って服を作っています。
裾は切りっぱなしでしたが後で調べたら千鳥がけとかでもよかったかもしれません。

チョッキのようなベストのような部分はてづくり推しぬいBOOK〜お洋服編〜のベストをベースに直接ハサミを入れて整えたりしていました。
肋骨みたいな飾りは以前ドール服作りのために買っていた金糸で刺繍。もっといい方法があったかもしれませんが今の技術と資材ではこれが精一杯。リリアン紐とかでもよかったかな?

あとは肉球のクマ足ブーツを試作しました。ヒロインぬいの段階では作ってこなかったパーツですが、このポーズ↓を再現したくて頑張りました。

アニメ「ユリ熊嵐」公式サイトの4話あらすじより

体に似合わぬでかい足は幼さを強調していてとても良きです。
マントに隠れるし手袋やシャツの袖は割愛しました。
問題の足部分、初めはムートンブーツの型紙を応用して作ろうかと思っていましたが、どうにも形が違う…

甲はぽっこり足首はくびれさせたいところ

肉球ブーツの試作

試作した時の手順です。適当な余り生地を使っています。フエルトでもよかったけど厚みがあって形が取りにくかった…

  1. 余っているサラシを適当に切って縫い合わせたものに直接ハサミを入れて好きな形にする。

  2. イメージに近くなったら切り開き、形を厚紙に写して型紙にした上で今度は本番と厚みが同じくらいの余りボア生地で試作を作る。

  3. 調整後本番の生地に刺繍して裁断、縫製する。大勝利!!

裁断するとこんな感じになりました。左上の黄色いのが試作(2で作ったもの)です。

ブーツの型紙と試作品

マントを作る

一度ドール服でフード付きのを作ったことがあるのでそれの応用でいけるかな?と思ったのですが、だめでしたね…(だめでした)
上述の適当試作法で3回ほど調整して作ったパーツがこれです。

左がフードで右がマント部分

ダッフィーちゃんのフード付きマントの型紙を公開されてる方のページを参考にしましたがほぼ原型がないですね。
最初になんとなくふんわり想像していた形と実際の型紙の差異がすごい。

この生地を縫い合わせて端っこに白いふわふわのファーをつけていきます。
キャラの設定画だとファー部分が丸っこいので綿を詰めましたがミッチミチになってマントの前部分が閉まらなくなったため、縫い目を全て解いて綿を抜きました。チクショウ!

宝石部分は刺繍ブローチにしました

完成!!

作業写真ほぼないので完成版の写真を載せておきます。

ふんわりショタができた(できた)

刺繍もっと上手くできたかもとか、前あごの間に後ろの毛が生えてしまったとか色々悔いの残るところはあるのですが、かわいいショタぬいができたので満足です。
髪とか色々作った記録が一切残っていないのですがマントやブーツなどの小物を除くと2日くらいでできたと思います。
すげえや!ファンアート(という名の自作ぬい)は執念で作れる…!
公式スタッフさんおよび関係者様…何かの巡り合わせでこのページに辿り着くことがありましたら切望しておりますのでぜひみるん王子とるる姉弟の公式グッズをよろしくお願いします…2025年のユリ熊嵐10周年あたりに!ぜひ。

さて残るパーツは熊足の爪部分を残すのみとなりました。フエルトのボンド布にするか樹脂粘土接着するかどうしようかな。少しずつこだわって作っていくのも自作ぬいのいいところ。原作以外のコスプレ服とか着せても可愛いだろうし。
今後の楽しみですね!
これにてひとまず突発ショタぬい制作編は終わりです。

次回、3人目のヒロイン紅羽(くれは)ちゃんの顔刺繍とかの記録になる予定です。


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