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スキをあきらめない自作ぬい備忘録その2

前回までのあらすじ
ユリ熊嵐のぬいが欲しくて自作ぬいに軽率に手を出した。試作したり型紙書いたり動画見たりして1体目のぬいができたのであった。がうがう。


2体目のぬいを作る

その前に、ゾンアマで以前ゲットした書籍を紹介しましよう。
その名もてづくり推しぬいBOOK。
ぬいぐるみの生地屋さんで有名な平栗あずささんの本ですが、去年買ったまま積んであったのを引っ張り出してきました。
服の型紙とかたくさん載ってるんですよね…
あっ…苦戦したメイドさんカチューシャもあるんですが!?
もっと早く読んでいれば簡単にできたのでは…??

2体目のぬいはヒロインの1人、百合城銀子(ゆりしろぎんこ)。
ショートカットだからパーツ数は前回作ったるるよりも少ないはず。
…ですよね?(フラグ)
今回は本や動画を見ながら髪の毛を作っていくことにしました。

使用した材料

今回使った布などのメモです。

肌:ぬいクロスボア・さくらミルク
髪:おもちボア・もちネイビー
パンツ部分とスカート:ぬいトリコット・ペールピンク(多分)
スカート白地:セリアのカラークロス(白)めちゃくちゃ透ける
刺繍糸:コスモの刺繍糸、Amazonで売ってる赤系の安い糸詰め合わせ(ものすごいけば立つけど100均のよりはまし)

まぁほぼ前回と同じ

顔刺繍も2度目なら

顔の型紙・下書きは前回のものをいじって書いていきます。

眉と口変えただけ

刺繍する場所の裏には接着芯を張り、布が伸びないようにしています。
しかし、ここでトラブル発生。口部分の刺繍が接着芯からはみ出してしまいました。やっべえ!
でも流石に接着したものを剥がすわけにはいかないので見なかったことにしてそのまま強行しました…
以下、顔刺繍の手順メモです。

  1. アウトラインステッチ(一本取り)でラインを作る

  2. サテンステッチ(二本取り)で面を埋める

  3. サテンステッチ(一本取り)で隙間をくまなく埋める

多くの自作ぬい勢が参考にしまくっているぴよぴっこさんの顔刺繍動画で勉強。
下絵と結果が同じようにならんのですが!?悲しみ…練習あるのみです。


アウトラインがすでに歪んでいるが面のステッチで修正できるか…?
なんか口小さくなったな

サテンステッチは糸を渡す方向にギュギュッと圧縮されるので下絵をちょっと縦長(or横長)にしておくとか工夫が要りますねこれは。
うっすら透けてるのを見ると目の下部分も接着芯ギリギリなんだよなぁ…多少ズレてもいいように接着芯は縫い代ギリギリまであった方が安心です。

髪の毛のシルエットをふんわりさせたい

それはそうと、銀子ぬいを作るにあたって1つ問題がありました。
銀子はふんわりもみあげ横毛(名前わからん)のあるタイプのボブなのですが、
前髪なのか横髪なのか??前髪は後頭部と縫い合わせるけど横毛はどこの所属になるのか??
普通に作ったら横毛がペタンコなただのショートヘアになってしまいそうな気がしました。それは悲しいな…

左が銀子。ボブってどうやってつくるの???

どうにかしてあのもみあげに横幅があるシルエットを出したい!
…ということで色々考えた結果、着脱式もみあげシステムを導入することにしました。いわゆる別パーツです。縫い込まず、前髪にいい感じの角度で挟み込む!!!失敗したら新たなもみあげに気軽に変更できますからね。もみあげアップデートし放題です。すごない!???

もみあげ以外の髪パーツ達

もみあげは置いておいて、縫製を進めていきます。たーのしー!
前回はほぼ全て清原さんの「ぬいクロスボア」でしたが、色がなかったので髪部分はグッズプロさんの「おもちボア(もちネイビー)」を買いました。
ぬいクリスボアやクリスタルボアに比べるとぺにょーんもっちり、滑らかな質感。その名の如く、引っ張ると想像以上に伸びます。
おそらく肌として使った方が良かったのでしょうが(もちパフとか)、光沢のある風合いが非常にリッチなのでおもちボアにして正解だったなと思います。

地獄のような制作中の姿
無事産まれました。もみあげは、まだない。
容赦なく詰められていくつぶ綿

そして綿と手芸用ペレットを詰めて後頭部をコの字閉じしていきました。ここもまぁ前回と一緒です。
ピンクのパンツはぬいぐるみの生地やさんのぬいトリコットを使っています。

もみあげと本体、耳を仮留め

アップで撮ったら魚眼気味になってしまった

合体してみました!2体目は早かったですね。ニーソ分割もなかったし。
もみあげで横に膨らんだシルエットもなんとかなりそう。
しかしさらに問題が…思ってたより前髪短!!型紙上では眉下まであるはずだったのに…立体になると丸みで引っ張られて持ち上がってしまうことが判明しました。切り過ぎてしまった思春期の前髪みたいになっとる!まずい…
仕方ないので下にギリギリまで引っ張って肌に縫い付けることに。
さらに言うと後頭部の毛も引っ張られて短くなってしまったため、襟足部分も着脱追加パーツを作りました。
ペタンコ状態ではいい感じでも、綿を入れて立体的になると毛が持ち上がってしまう問題は「1cmくらい最初から長めに作っておく」「完成後切って整える」のが良いかなと思います。
おもちボアはストレッチ素材入りゆえによく伸びるので頭の形に引っ張られて変形することを覚えておこうと思います(多分忘れてもう一回くらいやらかす)

ぬいができた

前髪を伸ばしました(物理)

きゃわ…
撮影ボックスで撮ると心なしか表情がいい気がする。
なんとなくビロード感のある髪と耳の光沢がおわかりいただけただろうか…
もちネイビーいい感じです。もっちもち。

撮影風景

ガンプラ撮影のためにスリコで買った撮影ブースが役に立っている。
欲を言うと回る台座も欲しい…
まだまだ王冠とかブーツとかしっぽとかパーツ作らないといけないけどひとまずの完成!
でもさすがにクマとはいえ女の子なのでいつまでもトップレスなのはかわいそう。ブラを作ってあげなければ…

……

…ない。

前回作ったはずのブラの型紙がない〜!!
薄っぺらいのでどこかへ飛んで行ったのか。クマショックである。
再び型紙作るのはすごくめんどくさいのでモチベーションが維持できない…

夏にかけて仕事が忙しくなったのもあり、ここから銀子ぬいは作業を寝かせています。(銀子ぬい作成時は2023年5月ごろ。9月現在も銀子ぬいは胸部丸出しでとても申し訳ない…)

そして作業を寝かせている間に新たなぬいぐるみを作り始める。
当初の目的であった「アニメ10周年を迎えるまでにヒロイン3体のぬいを作る」…
最後の3体目。

ではなく。

ヒロインの弟のぬいを作り始めるのであった…!
いや、なんで?

次回、一回り小さめのおすわりぬい作りに続く。

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