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続 鈴木その子物語



10月9日ソノコ定例会に来た。

前回のブログで昔の社員が重鎮として味を守っているのが分かったので、定例会で味だけでなく社長やソノコ新聞編集長、スタッフ、来てる会員の話しを聞いたり雰囲気を感じ、会社の中身がどうなっているかを確かめに来た。

ソノコ先生が亡くなってから社長はコロコロ変わりソノコ先生のポリシーである『良妻賢母』とはかけ離れた女性の社会進出を全面的に打ち出し、広告塔にトレンドの女優を起用しおかしな方向に暴走してしまった。
それに加えて、会員と1番距離が近いとも言えるスタッフの退職。
ソノコの最初の会員は胡散臭さと、裏切りを感じて離れて行った。
そこまでは前回のブログで書いた。

そして、定例会でその真髄は?
昨晩から楽しみだった。
それは定例会といえば即売会でメロンパンが買える、、、ではなく会社が『生き物』のように思えてたからだ。


全ての事(モノ)にはサイクルがある。

種を蒔く時期→芽が出る時期→実る時期→
枯れる時期、、、
それを繰り返す。

ソノコで例えると

ソノコ先生が息子さんの事故(摂食障害からの事故)という動機と料理スキルと資金がある(種の要件が揃う)のでトキノレストラン(後のソノコ)を立ち上げる。→

美味しく、安全素材であるのは人口の多い東京では顧客は安定になる。(芽の時期)

ここからは、どれだけ他企業と差別化できるかだ。

80年代はバブル期であり、飽食と見た目重視のダブルスタンダードで悩んだ摂食障害者が増え出していた。
ソノコ先生が摂食障害に特化した食事法を本にして食事セットを作った。
当時、摂食障害の治したいが治療迷子になった人が信者的に集まった。
加えてお嬢様でお金持ちっぷりが一般の人とズレており、
‘’面白くなければTVじゃない‘’のキャッチフレーズのフジTVのバラエティーで話題となったのだ。
ソノコ先生が当時、ヤマンバギャルの顔を黒くしたガングロブームから美白ブームにしたのだ。
これが(実りの時代)

しかし、実りの時期は長く続かず、先生がお亡くなりになる。
早朝から深夜まで働きづめだからだろう。
しかし、健康がウリなのだ。熱狂会員がアレ?っとなる。
その後はお家騒動でゴタゴタし、方針がグラつき、スタッフが抜ける。
時代は通販のネットワークが盛んになり、海外のオーガニック素材も安く簡単に家まで届くようになり、健康目的の人も離れだす。
そしてコロナだ。
(枯れる時期)

一周のサイクルが終わったソノコ。

種を蒔ける可能性を感じたのが前回のブログ。
私が信用していた、スタッフが何人か残っていたと知った事と食べた味がソノコを離れる前の美味しさのままだった事である。

ソノコの食品は経費削減すると完成しない。
徹底的な素材確保と下処理が必要だからだ。

枯れる時期を会社最初のスタッフが守っていたのだろう。それは食べてみると伝わった。

種を蒔けるか楽しみだったのだ。

定例会で、聞いてみた。

ドウシテ、サカモトサンハ ヤメタノデカ?

私が古い会員である事と繁栄した思い出を懐かしく話した事で本当に会社を心配しているから聞いてると信用してくれたのだろう。
具体的ではないが、ニュアンスで話してくれた。(決して悪口を言ってたのではないので誤解の無いように。)

ニュアンスでも理解できた。
私の想像は違っていた。
サカモトさんが、、、、
違う方向へ行ったのだった。
彼女にしては先生が亡くなった後は『ワタシが』という気持ちがあったのだろう。
儲けが低下しようが方針を守りたい側と対立したと言う事だと私は理解してる。

一言で言えば、『我欲』
(これは私の理解である。)

彼女が今はどう暮らしているかは、気になるし種蒔きの時期のタイミングの今に戻って来て欲しいとも思う。
我欲さえ抜ければ、強大な力を発揮してくれる人材だから。

コロコロ変わった社長の期間が落ち着き現在の社長で落ち着いている。
この社長はソノコの愛用者であるので信用できそうだ。

次の定例会は1月。
その頃に芽が出始めるかをまた確かめに行こうと思ってる。

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