ひの川

note始めました。20歳、大学生。スキやフォローが励みになります。日々の生活で感じたことをできるだけ素直に綴っていきたいです。

歯の冒険は、まだ始まったばかりだ

朝起きると、前歯が欠けてた。

口の中に何か硬いかけらがあったので、出してみると透き通った小さな歯が唾液で濡れているのがあった。

舌で前歯の表面を触ってみると、なるほど欠けている。

これまで歯は特別丈夫だった訳ではないにせよ、歯並びだけはいつも申し分なかっただけに、今回のことはショックだった。

とりあえず欠けた歯を拭いて、そこの文庫本の上に置いた。まさしく歯の離反であった。

私の名前を離れ

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言葉にできないなんて、言うけれど

空、屋外、座っているを含む。

言葉、或いは言語化の侵入を許さない領域が、きっと奥の方には滞っていて
海流の底の方に潜っていくような、それでいて果てのない空に舞い上がっていくような、途方もなく届かないなりに、手を伸ばし目を凝らし探している。
ほんの十メートル先の、電線で区切られた空しか見えないこの街は、とりあえずの(暫定的な)言葉で繕った、
自分を見ているようで辛い。

無題

彼女はいつも、私の知らないところで傷を負ってくる人だった。

そういうのは雰囲気でわかるのだけど、私は知らないふりをすることの方が多かった。ただ時々「昨日も遅かったの」と聞くと、「バイト先の先輩」とか、「中学時代の同級生」とか返ってくるのだった。

聞いた方は訊いてしまったなりに、何か答えた方がいいと考えて、でも大抵は大したことも言えずに、「あまり遊びすぎんなよ」。などと、(なるべく他人事のように

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私は青く、まだ届かない

そういえば、私は不登校だったことがある。

あれは高校2年の頃、全く学校に行けなくなった。きっかけは一つ覚えがあって、まあ、人間関係がうまく行かなくなったからにすぎないのだけれど。

思春期にありがちな、こじらせた男女のあれこれは大抵、どちらかの、或いは両方の心に大きな影を落としたまま、すっかり終わった顔をしている。私は部活動を追い出されるように辞めて、朝起きるのも辞めた。

不登校になった。とい

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まだ見ぬ社会人1年目の私へ

「君たち受験生は、大学のことを実は何も知らないままで、おぼろな期待を胸に進学して行くんだ。でも大学に入ってみたら案外、何も変わらないことに気づくんだよね。」

これは私が高校時代に、進路相談を受けていただいたある先生の言葉。

私を揶揄するように、或いは少しだけ自嘲気味に話す先生の言葉を聞いて、

「所詮“大人目線”で達観されてもなあ。」と内心反発していた当時の私も、想定通り受験を経て大学生になり

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