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自己紹介

一時期、今もまだやってるのかも知れないですが、街で音楽を聴いている(イヤフォン、ヘッドフォン)人にインタビューをするという企画が流行っていました。

「すいません、今、何聴いていますか?」「キングヌーです。」「あー、いいですね。ありがとうございます。」

みたいなモンが多分、東京から始まり、大阪やその他地方までその波が来ていました。
そして当時の僕は高校2年生ぐらいでした。大阪の都会にある高校に1人で音楽を聴きながら通っていたので、「インタビューされたらどうしよう」と考えていました。僕が当時聴いていた音楽と言えば、
宇多田ヒカル、HIPHOP。その他(椎名林檎、アニソン、花澤香菜)です。
そして当時、激ハマりしたアーティストがいます。電子の歌姫、初音ミクです。僕は今もそうなんですが、人間が演じた(歌った)物を穿った目で見てしまうときがあります。(ドラマ、曲など)そんな当時の心に余裕のない僕にとても合った音楽こそがボーカロイドだったんです。ボーカロイドはTwitterで思想を呟かないし、インタビューで自語りしないし、説教くさく感じない、歌詞に対して、お前はどうなんだよ?と疑問を抱かなくて良い。だから好きです。

なのに僕はある奇行に出ます。地元の最寄駅(田舎)ではボーカロイドや宇多田ヒカルを聴き、高校(都会)ではHIPHOPしか聴かない、というものです。

いかかでしたか?これは僕の性格の大半が分かるコスパの良いエピソードです。
まず、本当にインタビューされる訳がない。些細な可能性を気にしすぎている。
そしてインタビューされたところで断れば良い、イヤフォンを着けているのだから。

そして1番ダサいのが、HIPHOP聴いてると思われたがってしまっていること。ボカロとHIPHOPが同じぐらい好きなのに。(宇多田ヒカルはずっとちょっとずつ聴いている)
上に書いた企画で、よくオタクが「ドラゴンエネルギーです。」「創聖のアクエリオンです。」「Only My Railgunです。」などと答えていて、その3人は、俺なんかよりほんまにかっこいい。(マジで)

勘違いして欲しくないのは、オタク音楽を聴いていると思われたくないのではなく、こんなインタビューで、オタク音楽を聴いていると言うような奴だと思われたくなかった、というところです。

僕はダサくて、上の3人はほんまにカッコいい。ただ僕は本当にこれが無理で、リスクリターンが見合ってないように感じます。
(リスク)こいつはずっとオタク音楽を聴いていると思われる
(リターン)我を貫ける

こんなん、リスクとる意味あります?と考えていた訳だ。これは今でも半分は残っていて、治っていません。僕は都会ではオタク音楽を聴けません。なにか、パジャマで歩いているような、そんな気分になるからです。家では聴きます、パジャマで家に居てもいいからです。

そんな思慮深く、小心者の文章、ご覧あれ

(1010文字)




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