アフターピルってなに? 基本の「キ」から知っておこう!
こんにちは!
スマルナ医療相談室 薬剤師のりょうこです。
今日はアフターピルのお話です。
皆さんは「アフターピル」というお薬を知っていますか?
聞いたことはあっても、どのようなものなのか、そしていつ飲めばいいのかなどわからない、といった方もいらっしゃるかもしれません。
しかしこのアフターピルは「最後の避妊手段」と呼ばれ、知っていると知らないとでは大きな違いがあります。
例えば、予期しないSEXでの失敗や、万が一性被害にあってしまったなどの際、アフターピルを選択肢として知っているかどうかでその後が大きく変わってくるんです。
今回の記事ではこの「アフターピル」について、誰にでもわかりやすく、基本の「キ」から解説していますので、是非最後まで読んでみてくださいね!
アフターピルって何?いつ使えばいいの?
アフターピルとは、
「妊娠の可能性のある性交渉から原則72時間以内に服用することで、妊娠を阻止するお薬」です。
必ずお医者さんからの処方が必要なお薬で、形状は錠剤。
1錠を1度だけ飲んで終了です。
現在日本で緊急避妊薬として承認されているのは2種類です。
(いずれもスマルナではお取り扱いがあります。)
アフターピルの効果は、服用が性交渉から早ければ早いほど効果が高く、
24時間以内の服用で妊娠阻止率は95%、72時間以内の服用で84%といわれています。(参考:緊急避妊法の適正使用に関する指針)
「性交渉の途中でコンドームが破れていたことに気づきました。」
「パートナーに中出しをされてしまい、妊娠が心配です…」
「排卵日付近の性交渉だったので妊娠していないか不安です。妊娠は希望していません。
どうしたらいいでしょうか?」
スマルナ医療相談室に寄せられるこのようなご相談はとても多く、性交渉のあとから
妊娠したんじゃないか…
妊娠したらどうしよう…
と不安に襲われる方は少なくありません。
そのような人にとって、アフターピルは性交渉のあとに選択ができる避妊の手段なんです。
アフターピルを事前に飲むことはできないの?
アフターピルには予防効果も、持続効果もありません。
そのため性交渉の予定があるからといって事前に処方をしてもらうことはできません。
またアフターピルを飲んだ後は避妊効果が続くこともありません。
そのためアフターピルを飲んだ後は、妊娠をしていないことが確定するまで、原則性交渉はしないよう注意をしてくださいね。
(やむを得ず性交渉が避けられない場合は、処方医の先生に相談しましょう。)
アフターピルの体への影響は?
先ほど、アフターピルは1回1錠を一度だけ飲むお薬とお伝えしましたね。
アフターピルは飲んだあと、24時間程度で体の外に排出されていきます。
一部の人には飲んだ後に吐き気、頭痛などの副作用が出ることがありますが、その多くは飲んだあと1日程度で治まることが多いようです。
ただアフターピルを飲んだ後は、一定期間ホルモンバランスが乱れる可能性があること、アフターピルを飲んだ後も妊娠検査薬での陰性が確定するまで、ずっと妊娠の不安に駆られてしまう方も多いようです。
そのため、妊娠を希望しない人は普段から避妊効果のある低用量ピルを飲んだり、低用量ピルとコンドームを併用するなど、しっかりと避妊への対策をするようにしましょうね。
まとめ
アフターピルとは何か?基本の「キ」から解説しました。
アフターピルは妊娠してしまったかもしれない性交渉のあとに取れる、唯一の避妊の方法です。
アフターピルはスマルナでも取り扱いがあり、処方が可能です。
また、スマルナアプリ内にある医療相談室でもアフターピルに関するご相談やご質問も受け付けていますので、少しでも不安に思ったりわからないことがあれば、お気軽にスマルナ医療相談室をご利用くださいね!
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