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【初心者向け】イベントバーエデン 個人的なイベンター心得

へんなイベントがどんどん増えてくれー、って気持ちで書きました。超ざっくりですが参考までに。
ちなみにエデン横浜での経験が前提にあるため、細かいところは店の人に相談してみてください。
友達を作りたい人向けです。友達がいる人は多分ここから逸脱してもいけると思います。


一人でやってて楽しいことでイベントをしよう

イベントバーエデンのバーテン報酬計算システム上、交通費をカウントしなければ赤字となるケースはほぼ存在しません。

  • 遠方から来たので交通費がすごい

  • たくさん買い物して仕入れ予算からはみ出ちゃった(後述します)

  • レシートなくして仕入計上できなかった

  • 自分の金で酒飲みすぎた(バーテン待遇は店によりますが、多分普通にお金かかります)

ぐらいのものです。

そのため、イベントに失敗したというのはほぼ「自分が楽しくなかった」ことに起因します。

では、自分で企画したものがどうして楽しくなかったのでしょうか?僕はこんな感じなんじゃないかと思っています。

  • 一人では楽しめないにもかかわらずお客さんが来なかった

  • 個人的に苦手な人が来た

  • お客さんが来すぎて思ったより大変だった

そう、お客さんに依存しています。そしてお客さんの入りは、なるべく人数を上げるよう頑張ることはできても、完璧にはコントロールはできません。

ゆえに、まず自分が楽しくなるようにする必要があります。

「自分用に紅茶淹れて飲み比べてれば楽しい!」
「とにかくご飯作ってもらってもりもり食べてれば楽しい!」
「社畜エピソードで習字してたら楽しい!」
「土偶潰してたら楽しい!」
「チャミスル飲んで韓国語しゃべってたら楽しい!」
「楽器を弾いてたら楽しい!」

みたいな感じですね。逆に

「人に紅茶の良さを分かってほしい!」
「みんなでご飯食べたい!」
「みんなの社畜エピソード聞きたい!」
「みんなが土偶に込める想いを知りたい!」
「みんなで韓ドラの話をしたい!」
「みんなに私の演奏を聴いてほしい!」

みたいなモチベーションだけでやると、いざみんなが来ないとすごい不安になります。
(もちろんこういうモチベーションがあること自体はOK)

まずは、「一人で楽しいことをみんなで遊ぶともっと楽しい!」を狙いましょう。

自分がどう遊ぶかを言葉にしてみよう

イベント=遊びが決まったら、そのイメージを言葉にしましょう。このとき、うまく伝えようという気持ちはいったん捨てて大丈夫です。

個人的にいいなーと思った例をいくつか

最後のやつは重要情報が見づらいという点でかなり冒険してますが、パッションがあって好きです。
自分が楽しいことに狙いを定めて言語化しましょう。もし言語化してもにょることなら多分もうちょっとテーマをいじった方がいいです。

食べ物・飲み物はすごい便利だけど持ち帰れるものにしよう

好きなものを考えたとき、理解されるかどうかを考えるとやっぱり「食べ物」「飲み物」ってわかりやすいと思います。僕も紅茶淹れてるし、↑に出した例の8割は飯です。

特に家庭の味とか、「めちゃ好きな味」ってユニークなので、それだけでイベントが成り立っちゃうんです。

だからとりあえず自分の好きなものを出す、というのは悪くありません。しかし、ここで気を付けたいのが仕入れの問題です。

仕入れは大きければ大きいほどバーテン報酬が減ったり店の負担になったりします。これによって、「〇〇人こないとつらい……!」みたいなことはしばしば起きます。料理人の真似事してたくさん作るのは楽しいですが、まったく"しょぼく"ありません。

ですが、これはあくまで「店に出すためにわざわざ作ったから」しょぼくないです。聖典に立ち戻りましょう。

しょぼい起業のスタートは「生活の資本化」です。自分で食える分だけスープを作れば、それは売れたらお金になるし、売れなかったら自分の腹を満たせます。人の店の経費で飯が食えるよ!やったね!

しかしそうなると、一日しか店長できないのがネックになります。自分で店を持っていれば、例えば10人分余ったとしても冷蔵庫にしまって3日分ぐらいの食事に使えますが、一日店長は3日エデンに張り付いて生活することはできません。生ものだと1日分の胃袋に収まる分しか余らせられません。
(まあだいたい各店舗に住み着いている人がいてその人が食べてくれるんで、実際には問題なかったりするんですが、餌付けが趣味でない限りメリットにはなりません。)

そこで乾きものです。
日持ちするタイプのお菓子、茶葉、レトルト品、ドライフルーツ、乾麺、小麦粉、コオロギ、ポップコーン……
こういったものは店に持ってこれた以上、店から持って帰れます。そのため、何日分余らせようと「生活の資本化」にできます。

僕はこれで茶葉を一年分家に転がすようになりました。いえーい

【最重要】スタッフさんにバシバシ連絡・相談しよう

スタッフさんは店が一日でも多く開いてほしいと思っています。それは経営面でもそうですが、それ以上に普段触れない世界をいろいろ見たいから、わざわざ自分たちで決めて店を回すのではなく「イベントバー」なんて業態をやっているのです。

たぶんね。話かいつまんで聞いた限りね。

だから、いつでも連絡すれば真剣に考えてくれます。イベントの内容や、出し物の値段付け、宣伝の仕方、欲しいサポートetc.. たくさん考えることはあると思いますが、ちゃんと相談乗ってくれます。

もし焦りや不安があるならそれも素直に相談して大丈夫です。普段から地域のあいまいな人類を相手にしているので、開店までの回し方やメンタルの保ち方などをよく知っています。

逆に、イベンターという生き物は多様性が広いので、何をサポートしてほしいのかがわからないと手出しするのが難しいです。ほら、こだわりポイントに茶々入れられて怒っちゃうこと、あるじゃないですか。あと、ひと月に30人のイベントの運営準備して運営して、ってなると、いろいろ忘れちゃったりとかしそうじゃないですか。

なので、困ったらすぐDMなりなんなりしましょう。かならず力になってくれます。

オマケ:無理しなくていいことリスト

ここまでのことを守ってもらえると、以下を頑張らなくても楽しめます。

(売上の保証はありません。お店の人に「やってほしいな~」って言われたらやれる範囲でやりましょう)

  • 仕入れ・原価計算(仕入計上できないものは持ち帰ればOK)

  • フライヤー作成(画像があると目を引きますが、好きなものの写真をツイートに張り付けるだけで十分)

  • 凝った宣伝文の作成(自分にとって楽しいことはすでに言語化している!あとは日時と店舗の場所だけ足しましょう)

  • お客さんの前に出すための練習(不思議な事に、人からお金をもらって提供すると急に上達します)

  • DM営業

  • 店舗での営業

慣れてきたら、やりたいとこからやり始めるともっと楽しくなるかも……?


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