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誰か仕事をくれ

(2023.11.30の日記から)

受験を完全に終え、部活も95%後輩に引き継ぎ、
いわゆる“人生の春休み”たるものが
一足早くやってきてしまった。
これから冬なのに。

薄々こうなると勘づいてはいたが、
廃人になりかけている。

まず、学校に行くモチベーションがなくなった。
まだ受験が終わっていないマブダチの
メンタルケアのために学校に通う日々。

授業もほぼ自習なので、
最低限やることをやった後
iPadでスイカゲームのパチモンとX(旧:Twitter)を
交互に楽しむ日々。

「何もしない」時間に
価値を見出せる人間ではあるが、
それはしなきゃいけない事を抱えた状態で
無の時間を選択することに価値があるのであって、
「何もないから何もしない」は
「何もできない」に等しい。


非常に不自由な状態。皮肉な事ですね〜。

ーー

そんな虚無を埋めるべく、
ポケコロ(ゲーム)に打ち込む。
ポケコロの中の通貨を貯めるために外部クエストで始めた
広告だらけのパズルゲームに打ち込む。
2000ドナ貯まったところで、
貯めた目的と全く違うイベントに衝動的に注ぎ込み、
使いにくいアイテムを手に入れる。
そして我に帰る。
「何に何時間使った…?」

廃人。

ーー

一足早い人生の春休みを過ごす中で
気づいたことがある。
私は、他人のために働き、
責任を負う事に生きがいを感じている。


誰か私に責任を負わせてくれ。
誰か私に仕事をくれ。

そんな風に嘆いていると、
クラスからお絵描きの依頼が舞い込んだ。
卒業までの登校日をカウントダウンする
張り紙を描く。

楽しすぎた。役に立つ感覚にやりがいを感じた。

放課後集まって雑談を楽しみながら制作する
クラスメイトに対し、
「配属されている」状況に生きがいを感じて一人黙々と作業している私は、
側から見たらキモかったと思う。

担任にも、「そんなに頑張らないで良いやつやからね」と言われた。
だが、楽しさに対し難易度が低すぎて、
3日くらいで終わらせてしまった。

簡単すぎる仕事はダメみたいだ。また廃人に戻る。
悲しきモンスター。

誰か私に重めの責任のある仕事をください。

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