DONSYΔRI (SUMESHI)

お寿司の米の部分。ダンボールを被り曲を作る者の備忘録。Twitter DONSYΔR…

DONSYΔRI (SUMESHI)

お寿司の米の部分。ダンボールを被り曲を作る者の備忘録。Twitter DONSYΔRI(@Donsy_ri__)お気軽に連絡してや :donsyaridesuga@gmail.com

マガジン

  • 米びつワンダーランド

    日本で一いちばんダサい人が書いたおしゃなブログ。

  • 連載『人間未満黙示録』

    毎週日曜日に、その週の日記をまとめてnoteに掲載する企画。継続的な自分に対する記録をつけることと、不安障害の薬物治療中の心境の変化について示すことが目的である。2020年6月23日からSSRIを使う薬物治療を開始。

  • DONSYARIの心象風景

  • いつだって骨抜き

    好きなものに、いつだって骨抜きにされてる。あんまりされすぎて、いまはもう背骨がない。ぐにゃ

  • SUMESHIの歌詞カード

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祈りと愛とわたしたち

愛を形容するに、どんな言葉を使うのが正しいだろう? それは時と場合により異なり、愛の定義(何をもって感情を愛と呼ぶか)にもよるだろう。 私は、愛とは無償の、誰かを慈しむ気持ちのことを言うと思っている。 恋とはちょっとちがう、誰かと付き合って一緒になったり、傍から見て幸せな関係でなくても、そこに愛が存在することは多々ある。 大好きな言葉がある。 꽃길만 걷자 (「花の道だけを歩こう」)という、韓国語。 韓国のアイドルを見ている時に出会った言葉で、これをファンがアイドルに向

    • 音楽を続けるということ-DONSYΔRI 1st EP ''Immigration''セルフライナーノーツ

      「宇宙最愛のダンボールヘッドアイドル」、自身をそう定義づけるDONSYΔRI(どんしゃり)は、自身の音楽活動に行き詰まりを感じていた。重労働で忙しすぎる仕事、うまくいかないプライベート、そういった全部を含めてパニック障害が再発。そんな中、EPを作らないかという話をもらい受け、自主制作にてEP制作を決意。めちゃくちゃになった精神状態で何度も折りかけた筆。そんな中でDONSYΔRIが描きたかったものとは?セルフライナーノーツ形式で、楽曲解説と今後の展望をゆるく書いた記事。 まだ

      • 書けなくなったかもしれない

        詩が、曲が、書けなくなったかもしれない。 『ダンボール箱をかぶったアイドル・アーティスト』として活動し始めて7年目。これまで幾度となくスランプに陥ってきたが、今回は、本当にもうダメかもしれない、というところまで来ている。 『DONSYΔRI』というアーティスト活動をするにおいて、目標だったことは、まず「成功すること」。ただこれは定義がかなり曖昧で、ともすれば自分を無闇に傷つける材料になりかねない、諸刃の剣的な目標だ。 「成功」の定義を考えた時に、まず頭に浮かんだのは「お

        • 26歳の漏れへ

          決意の朝に 悲しい話と嬉しい話をしてやる。 自殺しようと思っていたのを延期した。 漠然とした不安と日々の抱えきれないストレスにかなり追い詰められて、普通に自死を選ぼうとしていた。でも考えていく中で、「私ってまだ何にも成し遂げてなくない?」と思い始め、次第に私にそんな思いを抱かせているすべてに対してブチ切れそうになったので、考え方を変えることにした。 明日、25歳になる。 (note上げてる頃にはもうなってるかも。計画性がないからね🥲) で、25歳になるにあたって、さらに来

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          精神めちゃくちゃ日記

          2023/03/10 電車で、綺麗な時計をした同い年ぐらいの男の子二人が、仕事の成果が出た話をして盛り上がっていた。すごく気持ち悪かった。仕事からのクラブ帰りらしく、キレイめのスーツを着て、テカテカした顔で、今の会社の社長がどうとか、案件ゲットしたとか、何千万で売り上げて粗利が何百万だとかそういう話をしてた。仕事で認められることや成果を上げることは嬉しいことだと思うし、素敵なことではあるけど、なんでかその話をする2人が超絶気持ち悪くて、今すぐその場を離れたくて仕方なかった。満

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          2022年に個人的好きアルバム/EP8選

          ルール 1.「2022年に発売されたアルバム/EP」に限らず、2022年に聴いていいなと思っアルバム/EPをまとめる。 2.アルバムやEPといった、1曲の音源ではなく、複数の音源を収録している音盤であることを念頭に置いて選評する(1枚通して聴いたときの流れなどを重視して評価する)。 3.1曲単位で良いと思った曲については、選外として紹介する。 GO!! ばか長いので、好きなとこだけ読んでください。 2023年に個人的好きアルバム/EP8選①『RE DISTORTION』

          2022年に個人的好きアルバム/EP8選

          連載『人間未満黙示録』2022/11/14~11/20までの記録

          2022/11/14(月) ・それは本当に突然のことで 12日土曜日に、母方の叔母が急に亡くなった。報せを受けたときはマジで何を言ってるかわからなかった。だって死ぬような歳じゃないし、と感じている自分がいた。急遽仕事を休んで実家へ帰ることに。大人になってから親族の死に直面していなかったので、礼服も何もない。「急に来てもらってごめんね、ありがとうね。」と小さく笑う叔母の妹、母の妙に優しい姿に、ああこれって全然異常事態なんだと感じながら、地元の小さいイオンに行ったり、親戚の分のご

          連載『人間未満黙示録』2022/11/14~11/20までの記録

          死んだ推しが忘れられない

          死んだ推しが忘れられない。忘れなくていいし、忘れたくはない。 今でも彼のことを想うとまともな文章が書けないので、めちゃくちゃ散文をお許しください。 そんな推しについての3つの記述と散文。 ①推し「ジョンヒョン」という男ジョンヒョンという男。東方神起らを輩出したSMエンターテイメントのアイドルグループ「SHINee」のメンバーであり、ソロアーティストとしても多くの楽曲を発表。今だからこそ、アイドル自身が曲を書いたり誰かに提供したりすることは珍しくないことだけど、彼が活躍し

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          ミスiDを変えたいダンボール頭の女の話

          ミスiD2021セミファイナリストとしてうっすら名を残した、ダンボール頭のアーティストこと「DONSYΔRI(ドンシャリ)」。彼女はミスiDの評価に多大な不満があった――。 辛い現世で日々大手を振って生きている皆さまごきげんよう! 約1年ぶりにきちんと筆をとり、皆さまにご挨拶を申し上げに来ました。 ダンボール頭の爆乳アーティストこと「DONSYΔRI」です。 この記事では、2021/9/15に一斉公開で出場者が公になりましたミスiD2022、こちらに対する出場表明をしよう

          ミスiDを変えたいダンボール頭の女の話

          連載『人間未満黙示録』2020/06/29~07/05までの記録

          2020/06/29(月) ・子宮のなかは海の中 下腹が痛い。婦人科で検診を受ける。血液検査はオールグリーン!初号機も発進できちゃうぐらいの健康的な血液。22歳にしては、わりと日常的にたくさんの薬を飲んでるのに、よくこんなに正常な数字が出るもんだと思った。健康になるために薬を飲んでいるから、あながち間違いではないか。 婦人科の触診はいつも慣れない。女医さんであれば、少々恥じらいも薄れて楽に感じるが、女医さんほど容赦なく触診するのはなぜ。ありとあらゆる内臓を、空いている女の穴に

          連載『人間未満黙示録』2020/06/29~07/05までの記録

          連載『人間未満黙示録』2020/06/22~28までの記録

          〇『人間未満黙示録』とは 毎週日曜日に、その週の日記をまとめてnoteに掲載する企画。継続的な自分に対する記録をつけることと、不安障害の薬物治療中の心境の変化について示すことが目的である。2020年6月23日からSSRIを使う薬物治療を開始。 ◯私、DONSYARIについて ・22歳、京都の大学生 ・4つの楽器を操るマルチプレイヤー ・ダンボール箱をかぶって曲を作る ・過去の諸々により自己肯定感が低い ・就職活動中 ・ミスiD2021にエントリー中 ◯2020/06/2

          連載『人間未満黙示録』2020/06/22~28までの記録

          5月の短歌

          相変わらず外に出てません。 食べるものを探しに、コンビニやスーパーマーケットに行くだけの生活を行っていたが、たまに外に出た時に、普段自分が見ている部屋の彩度より鮮やかな中に体が置かれるため、なんだか責められているような気持ちになって、ちょっとつらかった。いまはお部屋にいることが正義とされているのにね。(お仕事で外に出られる方は本当にお疲れ様です。) ミスiD2021にエントリーした。 私は普段ダンボール箱を被って曲を作り歌う活動をしているので、こういった可愛い~!!今ど

          ダンボール箱を被った女がなぜミスiD2021に出るのか

          退屈は猫をも殺し、人間から正常な判断を奪います!というわけで、エントリーNo.396(だったかな)ミスiD2021に応募しました、ダンボール箱を被って、人間の「業」を肯定する音楽を作ることを生きがいにしている、DONSYARI(ドンシャリ)です。 この記事では、昨日(2020/05/08)にミスiD2021への出場表明(?)を行った私が、どうしてミスiDに出るのか、何を目標としているのか、ということについて述べます。 卒論研究でも、最初に何について話すか書けと教授から言

          ダンボール箱を被った女がなぜミスiD2021に出るのか

          4月の短歌

          ずっと家の中にいた。外出自粛期間だと言われているが、引きこもりにとってはあまり変わりない生活が続いた。 大学ちゃんと卒業できるのかな。 就職活動上手くいかないな、ちゃんと就職できるのかな。 そんな些末なことに悩まされ、自律神経が出張に行ってしまった。 そんな中書いた4月の短歌です。 ・電話越しの 声や身体や 過去よりも 夢を見てしか 笑顔になれない ・絵に描いた 餅でもいいよ これは愛 足りない頭で 補う匂い ・海に落ち どう生活を するかとか 考

          8月の短歌

          蒸し暑いこと、バンドの練習に追われていたこと、上海にて2週間滞在していたことが印象的な8月だった。 前回上海に留学したときは、まだいまより多くの友だちと仲良くはなかったので、そこまで寂しいという気持ちはなく、ただただその滞在期間を快適に過ごすことだけを考えていた。 今回はインターン(仕事募集中!曲が作れたり、文章が書けたり、少し中国語が話せたりするよ!)のために上海に行ったのだが、本当に本当に忙しくて、毎日7時間睡眠をするために、いかに効率的に物事を遂行するかをよく考えて

          2nd Full Album『ハラワタ・ハリケーン』発売記念 SUMESHI直撃インタビュー

          SUMESHIとは 2016年、突如田舎に現れた段ボール頭の集団。 米びつの隅で育った日陰系を自称し、その持ち前の多面的な視点から 人間の持つありとあらゆる処理しにくい感情「業」を肯定するために 曲を作り、演奏している。生きづらい人に寄り添いたい気持ちでいっぱい。 現在はメンバー4人が日本中に散らばってしまっているため、 ライブ活動ができない状況にある。 それを補うように、音源制作活動やMV制作などに精を出している。 2nd Full Album『ハラワタ・ハリケーン』発

          2nd Full Album『ハラワタ・ハリケーン』発売記念 SUMESHI直撃インタビュー