見出し画像

徒歩登校のヘルメット。子どもが学校を離れるわけ。

下校途中の子どもがこちらに歩いてきた。

六年生ぐらいの女の子と

二年生ぐらいの女の子。

仲睦まじい光景の中で

私の目に飛び込んできたのは

彼らが被っている

ヘルメット。

歩いているのに

ヘルメット。

ただの登下校なのに

ヘルメット

そうだった。

ここにはこういう地域があったんだった。

私は思わず

工事現場か!

とつっこんでしまった。



子どもたちの給食で

黙食が続けられているのと

同じこと。

マスクが外せないのと

同じこと。

ヘルメットもつけたら

外せないんだ。



ネット上には

別の地域のヘルメット登校の記事があったが

40年ほど前に自転車がその地域で

増加し事故が増えたことから

ヘルメットで登校するようになったらしい。

40年。。。


守っているのは

子どもの安全のように見えて

本当のところは大人の安全だと思う。



子どもにそうさせるなら

先生も

地域の偉い人もみんな

暑い日も

寒い日も

急いでるときも

前髪をきちっとセットした日も

毎日毎日

ヘルメットをかぶって

仕事に行けばいい。

その方が安全だし

その方が絶対にいいとなれば

そうすればいい。


初めは反対する人もいたけど

もう当たり前の光景になってしまったらしい。


本当にそれってよいことなのか。

議論されないまま

長く居座り続けているものが

学校という場所にはまだまだある。


大人がちゃんとしないので

子どもたちは

学校を離れていくのだと思った。


今は学校以外にも

子どもたちが

平日の昼間に過ごせる場所がある。

ただ

数が少ないこと。

お金がかかること。

この二つが問題。



不登校が24万人を超えた今

学校が変わらないなら

この外部の居場所に

国は早急に予算をつけるべきだと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?