みなさんこんにちは、すみです。

今回は、週間マーケティングニュースということで、先週1週間のマーケティングトピックを振り返っていこうと思います。

今回は2つのトピックについて深掘りしてお話しします。

先週の全てのニュースについては記事の最後にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

Facebook、メタバースに本気

以前からFacebookがメタバースに巨額の投資をして、かなり力を入れ始めていると言うのは話題になっていましたが、先週さらにFBのメタバースへのガチ度がわかるニュースがありました

■ Facebook、EUだけでメタバース人材を1万人採用予定(10/18)
■ Facebook、メタバースに重点を置いたビジネスをしていくため、来週社名変更する(10/20)

まずは、FacebookがEUだけでメタバース人材を1万人採用する予定だというニュース。

こちらの記事によると、今後5年間でこの計画を進めるとのことです。

また、Facebookはメタバース関連の採用だけでなく、メタバースをビジネスの中心に置くことを反映して、社名を変更する計画もしています。

新社名の配下に、Facebook、Instagram、WhatsAppなどのアプリがあると言う座組みにする計画とのことです。

このようにFacebookは本格的にメタバースの会社になろうとしています。

メタバースはFacebookだけでなくMicrosft、Roblox、Epicなどの他の多くの企業も力を入れ始めているトピックです。

私自身としても今最も重要と感じており、もしメタバースが本格的に活用されれば、その仮想空間の中で仮想通貨やNFTなどを用いて新たなビジネスが始まったり、人々のコミュニティができたり…とメタバース上で経済活動が始まるだろうと予測しています。

Facebookをはじめとしたテック企業のメタバースがどうなっていくのか、開発されたメタバースがユーザーの間でどう使われて発展していくのか、今後に注目です。

Apple、プライバシー保護の教科で広告シェアを拡大

4月にリリースされたiPhoneのiOS14.5といえば、ユーザーのプライバシー保護を強化するために全てのアプリに対してユーザーにIDFAの追跡許可を求めることが義務付けられたアップデートでした。

このアップデートにより、アプリはユーザーデータが利用しにくくなり、アプリ内広告への影響が心配されていました。

そして先週はこのAppleのプライバシー保護への動きが与えた影響に関する気になるニュースがいくつかありました。

■ Apple、プライバシー保護を強化してから半年で広告事業のマーケットシェアが3倍に(10/18)
■ Snap、iOSのターゲティング制限によって広告で打撃を受けている(10/22)

まずは、Appleの広告事業のシェアが半年で3倍になったと言うニュースについてです。

Appleが広告？と思うかもしれませんが、AppleはApp Store内で検索連動型広告を提供しています。

出典：Apple Search Ads

このApp Store内での広告が好調とのことで、こちらのグラフから見てわかるように、今年の4月の約20％から徐々に数字を伸ばし、9月には約60％まで成長。5ヶ月間で3倍になっています。

そして、Appleの急成長に押されて、Facebookがかなり減少していることがわかります。

出典：Apple’s privacy changes create windfall for its own advertising business

iOS14.5のプライバシー保護で打撃を受けたのはFacebookだけではありません。

SnapはAppleのこのアップデートの影響を受けて第3四半期の300万ドルの収益目標を達成できなかったと発表しています。

Appleは他社の広告事業を上手に邪魔しながら自社の広告事業を拡大させることに成功しました。

Appleがつくづく強いなぁと思うのは、iPhoneやMacをはじめとしたデバイスが普及しているということです。
このデバイスの信頼性をユーザーから獲得するためにプライバシーを守るということはかなり重要なことだと思います。

Appleはユーザーのプライバシー保護を強化することで、デバイスの信頼性を上げつつ、広告収益もあげることに成功しています。
本当に上手にできたビジネスだ…と考えさせられます。

そしてAppleが強い事業は1つや2つじゃないということもすごいと思わされます。

こちらの宮武さんのツイートで言われているように、ソフトウェア、コンテンツ制作、ラグジュアリーブランド、決済企業…といくつものビジネスの強みを持っています。

広告はもちろんですが、Appleのもつこれらの事業がどう繋がってどう発展していくのかは今後も気になるところです。

今週の気になるニュースまとめ

最後に今週のテックニュースの一覧です。ピックアップされたものも含めてこれだけのニュースがありました。

10/18
- Facebook、EUだけでメタバース人材を1万人採用予定
- イカゲーム、$891Mのインパクトを作る
- Apple、プライバシーを強調してから半年以内に広告事業のマーケットシェアが3倍に

10/19
- Apple、新しいチップ「M1 Pro」を発表
- Facebook、投稿をInstagramに同時にポストする機能をテスト中
- Instagram、若者の間ではストーリーやコンテンツを見るところになっており、投稿数は減少傾向
- YoutubeやTikTokは平均視聴時間を重要視する傾向
- 日常的にニュースを見るメディア、テレビが定番、新聞は減少、WEBも下落している

10/20
- Instagram、 デスクトップから写真や動画の投稿が可能に。
- Snap、AR広告とエクスペリエンスの開発支援するグローバルクリエイティブスタジオを立ち上げた
- Facebook、メタバースに重点を置いたビジネスをしていくため、来週社名変更する
- Amazon、Starbucksと提携して無人レジのコーヒーショップを立ち上げる提案をした
- サザビーズ、NFTマーケットプレイスを開始

10/21
- イカゲーム、Netflix史上最も見られたドラマに
- Youtube、自動チャプターの内容も検索で引っ掛かるようになる
- Youtube、ライブコマースイベントを1週間開催する
- Pinterest、クリエイターマネタイズ機能のCreator Rewardsをローンチ
- Spotify、プロフィール上にShopifyストアの商品が表示可能に
- Shopify、NFTベータプログラムをローンチ

10/22
- Twitter、スペースを全てのユーザーにローンチ
- Snap、iOSのターゲティング制限によって広告で打撃を受けている
- Amazon、地域の小売店で注文した商品の店頭受け取りを可能にしていく
- サザビーズ、NFTのスタートアップを支援する

10/23
- Twitter、Revueのニュースレターをタイムライン上から登録可能に

以上、週間マーケティングニュースでした！

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