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いつ音楽を聴くと勉強効率は上がるのか。

先日読了した『インプット大全』から気になった・興味深かったトピックをまとめています。

ソースは樺沢紫苑著の『インプット大全』。悪く言えば全て受け売りですので悪しからず。笑

勉強するときに音楽をかけると、著しく効率が下がる

という研究結果が多数出ている。

作業に関係の無い音があることで静かな環境の時よりも作業効率が悪化することは「無関連音効果」と呼ばれる。

そもそも人間の脳は、一度に2つのことをこなす「マルチタスク」ができない。

つまり、「勉強する」と「音楽を聴く」は同時にやっているようで、脳の中ではそれらの処理を交互に行っている。

でも、好きな曲を聴きながら勉強していると捗った気になる時がある

それは、好きな音楽を聴いて、いい気分になったときに脳内でドーパミンが分泌される。ドーパミンが出ると「楽しい」気分にはなるが、実際に勉強の効率が上がっているかとは別の話だそう。

特に、テンポの速い音楽を聴いていると、無音時に比べて50%ほど記憶力が低下するという実験結果もある。

音楽は勉強開始10〜15分前に聴け

ある研究で、速いテンポまたは遅いテンポの曲を聞かせた後に、短期記憶課題を行ったところ、速いテンポの曲を聴いたときの方が、左下前頭回(短期記憶に必要な部位)が活性化し、短期記憶が向上した。

つまり、仕事や勉強の開始前に、テンポの速い曲や自分の好きな曲を聴いてテンションをあげることは脳科学的に効果がある!

「静かすぎると集中できない」には個人差あり

静かすぎると集中できないから、誰かと一緒に勉強したい人とか、カフェに行って作業したい人とかいますよね。

僕は完全に「無音派」なので普段から勉強中に音楽は聴かないけど、人によっては少しの雑音や、波の音や風の音などの自然音があると効率が上がる人がいるよう。

そこは自分の経験から適切な方法を選ぶ必要がある。

ちなみに「無音派」は普段の集中力が高い人。「雑音派」は普段の集中力が低い人だそう。

作業中・運動中の音楽には絶大な効果

作業というのは手順や段取りが決まっている単純作業に当たる。

イギリスのある大学の研究では、長距離ランナーに「Queen」や「マドンナ」の曲を聞かせたところ、走行距離が18%伸び、タイムも短縮したという結果が得られた。

音楽は人間に同期反応を誘発して、音響リズムが運動リズムを引き起こすことがわかっているので、自分の運動リズムに合わせたテンポの曲を選ぶことで、音楽の運動への効果を最大化することができる。

音楽で気分をコントロールすることができる

これは多くの人が知らず知らずのうちにやっていることだろう。

どんな音楽を聴くかによって、リラックスしたりテンションをあげたり、気分をコントロールできる。

クラシックを聞くとリラックス効果が、ハードロックを聴けばテンションが上がり、好きな曲ならハッピーになれる。

まとめ

勉強・仕事中は基本的に音楽を聞かない方が良い。(雑音派の人は、歌詞のある曲は避け、自然音などをうまく活用する。)

勉強・仕事前にテンポが速い曲や好きな曲を聴いて効率をアップすることができる。

休憩中もリラックスやリフレッシュ効果を求めて音楽を聞くのは効果大。

運動中、単純作業中はそれらに合わせたテンポの音楽を聞くことでパフォーマンスが大幅アップできる。

適切に音楽を活用すれば、日常生活の生産性をアップできる!さらなる効率化をしていこう!

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