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構造を補強する〜北鎌倉空き家再生プロジェクトno.11〜

構造を補強するワークショップ開催


珍しく関東に雪が降った3日後、まだ雪が残る北鎌倉の山ぎわの骨組みだけになった空き家。

築65年の空き家は構造強度が今の基準より低いので、それをここ数十年の日本での自然災害での経験により改正された基準に合わせて補強していきます。シロアリ被害にあっていた柱を新しい物に換え、筋交(すじかい)を新しく足す作業はプロにお願いしました。

金物で柱や筋交を接合する作業を今回DIYでやりました。金物で補強することにより、地震の時の横揺れや縦揺れで柱や筋交などの木材が抜けて建物が崩壊するのを防ぎます。5人の大人と2人の子どもに参加していただきました。

まずは工務店「出口建具店」の出口さんより今回の作業と道具の説明。「インパクトを用意してください。」と言われて私達が用意していたものの半分が『ドリルドライバー』で今回使う『インパクトドライバー』ではなかった!

『電動ドリル』≠『インパクト』だったのです。お恥ずかしい。私何度かDIYのワークショップに参加しているのできっと説明をきいているはずなのだけど、初心者過ぎて理解が追いついていなかったのでしょう。

『インパクトドライバー』は打撃を与えながら回転する電動の道具でパワーがあるので太い長いネジを締めるのに向いている。
『ドリルドライバー』は回転するだけ。穴開けや繊細な作業に向いているそうです。押し込む力は無いのでネジを締める時などは自分の手で押さないといけない。

というわけで、今回はインパクトドライバーを使って金物を接合するためのネジを締めました。

硬い木材を使っている部分は手で押す力も必要でしたが、女性や子どもでもできました。太くて長いネジがしっかり入っていく感覚は気持ち良くて楽しい。電動の道具は下手したら怪我をしかねないので慎重な取り扱いが必要ですが、パワーとスピードは段違いです。

DIYのワークショップというと床張りや壁塗りなど、面積が大きくて人手が必要な単純作業をやることが多いと思います。ここでは、完成後も子どもも大人も学び合える場にしていきたいと思っているので、なるべくいろいろな工程を見てもらう、関わってもらう、ことを目的にして開催しています。

交流と話し合い

午後は空き家の使い方の作戦会議。先日の「空き家の使い方相談の会」で出たみなさんの意見を元に忍が描き直した図面や私達夫婦で考え直した使い方をきいてもらって、更にご意見をききました。
少人数だったけれど具体的なご意見をきくことができ、とっても参考になりました。楽しい時間です。

この日は共通の友人から興味がありそう、と紹介された親子が遠くから電車を乗り継いで初参加。子どもの教育について、親子のこれからの生き方について、ただ人の敷いたレールにのればいいだけではない時代に模索や試行錯誤をしていく同志として話しが盛り上がりました。子ども達ははじめましてでもすぐに打ち解けて大人が話している間も遊び回り、最後は手を振って別れを惜しみました。

子どもや大人の学びの場として、コミュニティスペースとして、外からの人が鎌倉の山が近い暮らしの体験ができる場所として、活用していきたいと思いますので、ご興味ある方に是非関わっていただけたら嬉しいです。改修の過程自体も学びの材料として公開していきたいので、作業に参加していただくのも大歓迎です。

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2022年1月の記録です。
現在の状況はInstagramにて発信中。


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