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湯シャンと石けん

今回も湯シャン、そして界面活性剤、石けんについて
夏井 睦先生の著書「傷は絶対消毒するな」を読みました。
人間の皮膚から分泌される物質で、温水で溶けないものはない。
皮膚についている物は、通常温水で洗い落とせる。
著者ご本人も湯シャンされているようで、湯シャンをされて、フケが減り、痒みがなくなり、抜け毛も現象したことが記されています。

また、シャンプーの強力な界面活性剤で、皮脂を洗い流された頭皮は、その皮脂不足を補うためにさらに多くの皮脂を分泌するようになり、その結果、頭皮はかえってベタベタになると考えられるともありました。
それからすると、私は湯シャンをしても頭皮にべたつきが残り、耐えられずシャンプーをたまに使用することを繰り返しています。
これでは、シャンプーを使用し続ける限り、頭皮のべたつきは解消されないということです。半年続けても1年続けても変わらないことをするところでした。
当分は、べたつきが残るのかもしれませんが、少し我慢して湯シャンを続けてみようと考えております。

また、シャンプーをしないと取れないものは、タバコ、焼き肉の臭いとのことでした。これらの臭いを落とすには、シャンプーが必要である。ただ、洗うときも髪の毛だけにシャンプーを付けて洗えばいいとのことです。
(人それぞれ意見はあると思いますので、ご参考までに)

また、私が日頃気を付けているのは、手洗い時の石けんです。
自宅で使用しているものは、石けん素地で出来たベビー用の全身シャンプーです。因みにこちらです。
こちらですと極度の皮脂の除去はないので使用しても問題ないですのですが、通常売られているハンドソープは、洗浄力が強いため1回使用しただけで、皮脂が除去されてしまい手がカサカサになってしまいます。石けん素地で出来たものの場合は、そこまで皮脂が除去されるということはありません。

実際、手洗い時石けんを使用するのは、汚れがついてしまった時、帰宅時です。それでは、汚れが落ちなくて汚いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、肌の皮膚(手も同様)が薄く、皮脂が少ない場合は、石けんを使用する方が皮膚に問題がおきます。
石けんを使用しなくて、今まで何か問題になったことはありません。
皮脂を過剰に除去してしまう方が、皮脂が少ない場合は問題が起こるのです。石けんにも界面活性剤は含まれています。

今の世の中で生きていくためには、界面活性剤を全く使用しない方法は不可能に近いのではないのでしょうか。
そのため自分自身で少しでも使用しない方法を模索するしか方法はないように考えます。
では、身体はどうしているのかというと、オリーブオイルで出来た石けんを使用しています。
こちらも、余計が油脂を除去してしまうことがありませんので、安心して使用できます。アトピー肌は何より、乾燥が大敵なため、油脂を取り除かないようにすることに注意しないといけないと考えます。
また、乾燥してしまった場合は、保湿が必要です。
肌が乾燥すると痒みが出てきますので、いかに乾燥をする前に保湿をするかが大切であると考えます。

冒頭にご紹介しました夏井先生の書籍は、先生が提唱されている「湿潤療法」について主に書かれた本になりますが、その中に「傷」の治療としてアトピーについても書かれています。
アトピーも患部を乾燥させずに、ワセリンで保湿させることで回復していくこと、ただ、皮膚というのは、とてもデリケートであること、通常の論理で説明できない反応がまれに起こると書かれています。
その中にほとんどの皮膚の痒みは白色ワセリンをよくすり込むことで軽快するが、ごくまれにワセリンで痒みを訴える患者がいたりするとのことがあるようです。かく言う私も一時期、皮膚科で処方されたワセリンを顔に塗ると痒みが出てしまうことがありました。
このような、通常は起こらないことが起こるため、皮膚疾患は完治が難しいのかと思いました。治療においても一人一人異なる方法が必要になるのかもしれません。
精神状態も深く関わっていることでしょう。
自分自身の状態を自分でわかるしか治療への近道はないのかもしれないと考えています。

お読みいただきありがとうございます!!!よろしくお願いします☆