流行りの母子留学ですが、母子で海外に暮らす場合の住民票や児童手当について考えたことはありますか？知らないままだと、ちょっと面倒なことになる可能性もありますので、海外に母子留学を考えているのなら一度確認してみてくださいね！

また、配偶者の扶養内か扶養外かによっても状況は大きく変わります。この記事では両方の場合について説明してきましょう！

母子留学の正式な手続き・・答えがない！！

これ結論なんですが、母子留学の住民票・児童手当・税金などのことについて今から色々記載させてもらいますが、これはハッキリとした答えとは言えません。本当すいません。

なぜかと言えば、明確な基準がないことがないものが多く、お住まいの市町村によって・・もしくはその時の担当者によって答えが変わることが多いのです。

個人の判断！？

とにかく曖昧なことが多いです。しかし、その中でも自分が時間をかけて調査した結果、分かったことをまとめたいと思います。

配偶者の扶養内で母子留学する場合

まず、ご主人の扶養に入っているか？いないか？で話が変わりますが、配偶者の扶養内の方が母子留学をする場合について説明しましょう。

基本的にご主人の扶養内で暮らしている方は住民税・社会保険などの支払は母子にはありませんね。

日本に暮らしていないのに住民票は日本？など細かな部分は一旦置いておいて、親子留学で一番多いパターンであるご主人は日本、配偶者の扶養内であるママと子供が海外に留学する状況では大半のご家庭が住民票を抜くことはないと思います。

【児童手当はもらわないのが無難】
住民票をそのままにしておくからと言って何もしなくて良いというわけではありません。

何もしないまま長期間海外に行ってしまうと児童手当を貰い続けることになりますね。児童手当は子供一人あたり0〜2歳児で月額15,000円、3歳児〜小学生は月額10,000円（3人目以降は15,000円）、中学生は月額10,000円です。（所得制限あり）

「もらえるものはもらいたい」という気持ちも分かりますが、日本に暮らしていないのに児童手当を受け取り続けてしまうと『不正受給』にあたり、その事実が判明すると返納を求められることもあるそうです。

これについては私も数回市役所に問い合わせましたが、どの方もハッキリとそのように答えました（ただし子供のみの留学であれば受給可能）「不正受給」なんか怖いので、状況を説明しに相談に行った方が良いと思います！

配偶者の扶養外の方が母子留学する場合

扶養外で海外に留学をするという方は絞られると思います。

海外でも日本からの収入を得る予定（収入がなくなるのであればご主人の扶養に入ると思いますので）基本的に個人事業主か事業主のママを対象として話を進めます。

ポイントは住民票を抜くか抜かないか
まず、考えるべきことはママの住民票。住民票を抜かなければ住民税・社会保険を日本にいなくても払い続けなくてはいけません。収入によって負担額は変わりますが、最低でも毎月3万円以上にはなりますね・・。

本来住民票は抜かなきゃいけないの？この疑問が出てきますね。
形式上は住民票を日本から抜くためには「海外転出届」の提出が必要と言われています。

日本に暮らしていなければ住民票は抜かなくてはいけないの？抜かなくてもいいの？まずそこなんですが、その基準が曖昧なのが問題。

もちろん「日本に暮らしていない＝住民票を抜く」が模範解答なのですが、日本に暮らしていないって決められる期間ってどのくらい？1ヶ月？3ヶ月？1年以上？結果論？予定で？ぜんぜん分かりません！

そして、ここが担当者によって言い分が違うところ・・・あまりに聞く相手によって返答が変わるので、3回ほどタイミングを変えて問い合わせてみました。

【住民票を抜くべき海外にいる期間について】

担当者１：「1ヶ月くらいかなと思いますけど、予定が未定なら・・次回の帰国時で良いんじゃないですか？」
担当者２：「留学でしょ？旅行じゃないなら1週間でも 3日でも住民票は抜いてくださいよ」
担当者３：「3ヶ月くらい・・・とは思うんですけど・・」

まぁ、こんな感じで・・答えは「人によりけり」みたいです。もちろん、きっちりルールが決まっている市町村もあると思います。

住民票を抜いた時の心配事No.1！帰国時の医療費
一時帰国する時には健康診断や病院とか、色々行きたいですよね！住民票がない＝日本の社会保険に入っていないから、病院に行けないじゃない！！って心配になります。分かります！

でも大丈夫！帰国時にすぐ住民票を戻しに行き、社会保険の加入手続きもすれば即日で健康保険証が手に入ります。

手間と言えば手間ですが、毎月の負担額を考えるなら・・って感じですね。

結論：扶養外のママは住民票を抜くのがオススメ
個人的な結論ですが、やっぱり配偶者の扶養外なら住民票は抜くメリットしか感じられないなという印象です。

将来の年金が心配の方は、住民票がなくても任意で年金を支払続けることもできるので安心してくださいね。

また、配偶者の扶養内で母子留学をする方と同様に児童手当などは辞退する方が良いと思います。

超簡潔！まとめ：扶養内・扶養外別の母子留学のあれこれ

結論！扶養内なら児童手当の停止・扶養外ならそれ＋ママの住民票の転出が私の結論です。

もちろんご家庭の事情は様々なので、一つの参考としておいてくださいね！