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Webライターに向いているのは「こんな人」

筆者は在宅Webライター4年目の子育て主婦です。

現在は編集プロダクションに所属し、記事代行を受注したり、Webメディアでディレクション業務を任されたりしています。

ぶっちゃけ、Webライターはパソコンとネット環境があり、日本語の読み書きができれば始められる仕事です。

そう。誰でも始められます。

しかし「誰でも継続して稼げるか」というと、残念ながら答えはNO。

実際のところ「Webライターに向き・不向きはある」というのが個人的な意見です。

事実、ある編プロの担当者さんは「採用しても3人に2人は脱落していく」と話していました

わたしが過去3年間見てきたなかで、

・どんどん単価を上げていくライター
・着実にスキルアップしていくライター

には4つの共通点があると分かりました。

この記事では、わたしの実体験を元にした「Webライターに向いている人の特徴」を解説します。

・これからWebライターに挑戦しようと思っている人
・Webライターで「こんなはずじゃなかった」と後悔したくない人
・Webライターになったものの「自分には向いていないかも」と悩んでいる人
・「Webライターやめとけ」という意見が気になって一歩踏み出せない人

こんな方はぜひ読んでみてください。

補足:わたし自身、Webライターという職のおかげで、子育てしながら在宅ワークを実現できました。「Webライターをはじめて本当によかった!」と感じています。だから、あなたもWebライターに興味があるなら、まずは挑戦してみてほしい。ただし、はじめる前に少し現実的な話をお伝えしますね。理想と現実とのギャップに打ちのめされずに済みますから。そんな気持ちで、この記事を公開します。


Webライターに向いている人の特徴4つ

Webライターに向いているのは、ズバリ以下の4つに当てはまる人です。

  1. 文章を書くのが「苦にならない」人

  2. 「GIVE」の精神がある人

  3. マメで丁寧なコミュニケーションが取れる人

  4. 根気強くコツコツ作業できる人

1つずつ掘り下げます。

特徴①:文章を書くのが「苦にならない」人

Webライターは文章を書くのが仕事です。

わたし自身、多いときで1日1万字くらい。毎月10〜15万字を執筆します。

1万文字といっても、なかなか想像つきませんよね。

学生時代に読書感想文を思い出してください。標準的な原稿用紙の文字数は「400文字」です。

つまり1万文字は「原稿用紙25枚分」。結構なボリュームです。

収入を得るには、記事を書いて納品するしかありません。文字数や記事本数で報酬が決まるため、書き続けることの連続です。

だから「そもそも、文章を書くのが嫌いな人」はやめておいた方が無難。

とはいえ、この記事にたどりついたなら「文章を書くのが嫌い」な人は少ないはず(そんな人はWebライターを選択肢に入れないでしょうから)。

重要なのは、あなたが「文章を書くのが嫌いじゃないこと」です。必ずしも得意である必要はありません。

とにかく、書くことが嫌いじゃなければ続けられます。続けながら、書き方や伝え方を身につけていけばOKです。

Webライターを始める前から「文章力」や「スキル」がある人は少ないものです。

わたし自身、書くことが得意だったわけではないし、日本語を専門的に学んだ経験もありません。

でも「書くのが嫌いではなかった」です。

「そうは言っても、文章を書いた経験が無いのに、何万文字もどうやって書けばいいの?」

と不安の声が聞こえてきそう。

安心してください。Webライティングには「文章の型」があるのです。慣れるまでは型通り(もしくはマニュアル通り)に進めていけばOK。

【補足】
基本的に、Webライターが書く記事は、小説やエッセイストとは別もの。だから小説家のように「文章のセンスや才能」で読者を惹きつける必要はありません。

Webライティングの細かなテクニックは、必要に応じて習得していけばいいのです。

最初から完璧な人はいません。YouTubeや書籍、クライアントのマニュアルなど、学ぶ機会はたくさんあります。

あなたが「文章を書くことが苦にならない」なら、Webライターを始めてみる価値は十分ありますよ。

特徴②:「GIVE」の精神がある人

「GIVEの精神」とは、

  • クライアント(発注者)に向けたGIVE

  • 読者に向けたGIVE

の2つを指しています。

「クライアント(発注者)に向けたGIVE」とは、発注者の意向をくみ取り、期待以上の記事を納品すること。または、期待を超えて貢献したいと思う気持ちです。

発注者はWebライターにお金を出して執筆を依頼します。記事代行の目的は、多くの場合、以下の3つに集約されます。

より多くの読者を集客したい
たくさんの人に自社の商品を知ってもらいたい
商品成約につなげて利益を出したい

とはいえ、Webライターをはじめたばかりのころは「どんな記事が集客につながるのか」を判断するのは難しいでしょう。

初心者でも即実践できる「クライアント向けGIVEの方法」には、以下のようなものがあります。

  • 誤字脱字がない丁寧な記事を書く

  • レギュレーション(執筆ルール)を守る

  • 「これでもか」と深く正確にリサーチする

  • 納期を厳守する

たとえ初心者ライターでも、丁寧で深くリサーチした記事を、納期内に納品してくれる人は評価されます。

そして、もうひとつ。「読者に向けたGIVE」について。

これは記事を訪れた読者が抱える悩みや疑問を解決してあげたい、役に立ちたいと思う気持ちのことを指しています。

Web記事を検索する読者には、主に以下の4つの目的があるといわれています。

【Web記事を検索する人の4大目的】
・知りたい
・行きたい
・やってみたい
・買いたい

たとえば「ニキビ 高校生」と検索する読者には、以下の目的が考えられます。

  • 「ニキビの治し方を知りたい」

  • 「思春期のニキビっていつまで続くのが知りたい」

  • 「ニキビができる原因を知りたい」

  • 「高校生のニキビ対策が知りたい」

検索している読者は「ニキビに悩んでいる高校生」もしくは「子供のニキビ治療を考えている親」と想像できます。

検索ニーズと読者層が決まれば、あとは「ニーズを満たす記事を書く」作業です。

このように、読者に寄り添い「検索キーワードにバッチリ合う記事」を書くことが、読者へのGIVEです。

もちろん、記事の書き方にはテクニックもあるのですが、基本となるのは「いかに深く読者の悩みを想像できるか」という点。

以上のように、Webライターに向いている人は、

  • クライアントへのGIVE

  • 読者へのGIVE

を、まっ先に実践できる人。ある意味、初期のころは「報酬ど返し」で、GIVE(与える)精神が肝になるのです。

精神論みたいになってしまいましたが、「GIVE精神」の重要性は、わたしがリアルに実感していること。経験やスキル、テクニックなどが伴えば、Webライターの収入はおのずと上がっていくイメージです。

特徴③:マメで丁寧なコミュニケーションが取れる人

Webライターの仕事を受注したら、必ずクライアント(発注者)とのコミュニケーションが必要になります。

マメで丁寧なコミュニケーションは、クライアントへ安心と信頼を与えることができます。結果的に、継続して仕事を任せてもらえたり、報酬アップにつながったりと、お互いにウィンウィンの関係を築けるのです。

Webライターの場合、コミュニケーション手段の多くは以下の2パターンです。

  • チャットでのやり取り

  • WEB会議

たとえば、クライアントから納期について確認のメッセージが来たとき。すぐに返信することで、クライアントは安心してくれます。逆に、1日経っても返事が返ってこないと「あれ?このライターに任せて大丈夫かな?」と不安がよぎります。

仮に今回の記事が納期通り納品されたとしても、「次回から別のライターに依頼しよう」となってしまうかも。

クライアントからメッセージが届いたら、少なくとも「即レス」は心がけたいところです。

特徴④:根気強くコツコツ作業できる人

Webライターの仕事って、実は泥臭く、根気がいる作業の連続です。とくに在宅ワークで受注する場合、ひとりの作業となるため、パソコンに向かって黙々と仕事を進めるイメージです。

  • 根気強く

  • 丁寧に

  • コツコツと

  • 地道に

  • 黙々と

この言葉を聞いて「絶対むりーーー」「いやーーー」と感じるなら、Webライターには向ていないかも。

逆に「コツコツ取り組むのが得意」という方なら、ぜひWebライターに挑戦してみてください。

まとめ~Webライターに興味があるなら、まずは始めてみよう!~

今回は「Webライターに向いている人の特徴」を4つに分けて紹介しました。

偉そうに説明しているわたしですが、今まで順風満帆に進んできたわけではありません。壁にぶつかり、ときには「辞めてしまおう…」と悩むこともありました。

でもWebライターのおかげで、自宅にいながら収入を得ることができています。「子供が小さく、外に働きに出るのはなかなか難しい」。そんなわたしは、Webライターという職に救ってもらった一人。

あなたが「書くことで収入を得たい」と考えるなら、Webライターは選択肢のひとつです。だって、パソコンとネット環境があればスタートできるのですから。興味があるならまずは始めてみてください。

あなたの一歩を応援しています。

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