荒木スミシ

マニアックな人。ミニ出版社ノンカフェブックス主宰。小さな小説家。最新作は2018「キル…

荒木スミシ

マニアックな人。ミニ出版社ノンカフェブックス主宰。小さな小説家。最新作は2018「キルユアアイドル」。(版元paperpaper)。アニメ会社GAINAXの前身、ゼネラルプロダクツで若き日を過ごす。noncafebooks.jimdofree.com/

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laundry, Laundry (アコギバージョン)MV

荒木スミシ作詞、わきたかし+荒木スミシ作曲 わきたかし編曲によるオリジナルソングの、ひとりで撮ったMV。画像はフリー素材です。兵庫県加古川市の地元ラジオ放送のなかで作られました。よろしくお願いします。 #オリジナルソング #ロック #曲作り #作詞 #作曲 #MV #PV

    • 【詩小説】 君とソデジの背中の薔薇 完結

      「君とソデジの背中の薔薇」 第一部 laundry laundry 1 私の背中に薔薇が咲いた。 見ることはできないが、私は私の背中に薔薇が咲いたことを感じる。 知っているとでも言えばいいのか。 背中にもう一つの心臓ができて、それは私の背中を押すんだ。 困ったことにね。 だから私の意思なんて関係ないところですべて背中の薔薇が決めるんだと思う。 私の気持ちなんてあるとしたらそれは背中の薔薇が秘めているんだと思う。 私の未来なんて背中の薔薇が連れてくる。

      • 【童話】ベニコの冒険

        「ベニコのぼうけん」 ママが入院してからというもの、幼稚園児のベニコはひとりで家にいることが多くなりました。 そんなある時、ベニコはふと思ったのです。 「そうだ。ママにわたしがつくったお弁当をつくって届けてあげるのはどうかしら?」 いつもはママがお料理する広いキッチンに向かいました。 ベニコはキッチンを見渡し、まずお弁当箱を見つけなくては、思いました。 お弁当箱はどこにあるんだろう? 扉や引き出しを開けていきます。 でもありません。

        • 【即興童話】大きな亀の甲羅の上に乗った地球さん 余裕ある方向け

          (現状は一次情報を確認してください) 大きな亀の甲羅の上に乗った地球さん(未完成) プロローグ (童話) 1 大きな亀の上に乗った地球がありました。 大きな亀はテレビを見ています。 記者会見がうつっていました。 テレビを見ていると、いじめてるの、と亀さんは思いました。 亀さんは、でもインタビューしてるレポーターさんはいとは気づいていないかも、とも思いました。 亀さんは、外から見ると、いじめ、内だと、それはただ仕事しているように思えました。 だって外から見

        laundry, Laundry (アコギバージョン)MV

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          【即興長編小説】 この物件はコンビニまて遠い 第四稿 余裕ある方むけ(大人向け)

          (現状は一次情報を確認してください) 「この物件はコンビニまで遠い」 〜プラネタリウムに星がない2〜 プロローグ 彼の左手の指は生まれつき4本しかなかった。 その彼の左手が私はとても好きだった。 私がその彼に恋人ができたと知った時、とても微笑ましかった。 彼の恋人がその指のことをどう受け入れていたのかわからない。 とても仲の良いカップルだった。 でもある夏の日、突然ふたりはダメになったらしい。私は今でも彼の4本の指が好きだ。 高校の同窓会があり、その二次会

          【即興長編小説】 この物件はコンビニまて遠い 第四稿 余裕ある方むけ(大人向け)

          母のベストショット

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          家の横の廃工場写真集

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          【恋愛青春小説】 君のいない未来に来ました 3稿 完結+あとがき

          (ライトノベルふうの中編小説です)(キュンキュンする恋愛青春です)(これが3稿です) 君のいない未来に来ました オープニング イツカという名前の少女がいた。 イツカ、私は。と未来のことを思って育った。 イツカ、あの頃。と過去も大切。 イツカ、と呼ばれるのはとても好きで、いつか、会おう、と言われてるみたいだった。 イツカ、は手紙を未来の自分に書き綴る。 もういない君へ。 ひとつの恋がイツカを不思議な世界へと巻きこんでいった。 君のいな

          【恋愛青春小説】 君のいない未来に来ました 3稿 完結+あとがき

          【長編小説】 フォーリング・ベイビーズ 1〜4

          (長めの連載小説です)(エンタメ好きな方向けです) フォーリングベイビーズ オープニング その夜はとても冷え込んでいた。 冬の波が寄せては返り、その音で赤ん坊たちの泣き声が消されていた。 だから赤ん坊達の何人が救出されたのか不明だ。 なかには、凍える時間に死んでしまった赤ん坊もいたから、正確な数がわからない。 数がわからない原因は波にもある。 いったいその浜辺から何人の赤ん坊が波に拐われたのかはわからない。 けれど朝になり、釣り人がその浜辺で泣く大量の赤ん坊達を

          【長編小説】 フォーリング・ベイビーズ 1〜4

          【エッセイ】後ろ姿

          後ろ姿 新世紀エヴァンゲリヲン、とても貴重な作品を作って見せていただけてありがとうございました。 感想解禁とのことなので、すこし庵野監督についての短いエッセイを書かせていただきます。 少し忘れられない「後ろ姿」についてのエッセイです。 庵野監督と出会ったのはたぶん中学生のころです。 庵野監督とはほぼ面識はないのですが、この思い出は監督もまだずーっとお若い頃でした。 僕は16歳の頃で、庵野監督は8つ離れています。 アマチュア特撮映画「八岐大

          【エッセイ】後ろ姿

          【短編小説】白いオールド・ローズの庭 余裕ある方むけ

          (長めの短編小説です)(ゆっくり読むタイプの小説です)(よろしくお願いします) 「白いオールド・ローズの庭」   1  女は車を運転しながら目を瞑っていた。  一層強くアクセルを踏み込むと、唸るようなエンジン音が耳をつんざく。 速度が重みとなって身体をシートに追いやった。 振動するハンドルから地面の感覚がダイレクトに腕に伝わる。 ラジオからは軽快なロック・ミュージック。ロイ・オービソンの『ドミノ』。 女は歌っては風船ガムを膨らます。 ふと目を開けて、二三度

          【短編小説】白いオールド・ローズの庭 余裕ある方むけ

          【超短編小説】暗闇のなかで僕が見つけたもの

          「暗闇のなかで僕が見つけたもの」 もうだめだ、と思っていたら 目の前に小さな光が浮かんでいる。 まるで小さな虫みたいに ゆらゆら揺れながら浮かんでいる。 その光があまりにも小さすぎるので 僕は不安になって 風に消えないように両手で囲うのだけれど、 そんなことをしたら なぜか光はまた弱くなってしまった。 ここは森の中の暗闇。 木々の匂いが辺りを包んでいる。 少し寒い。 地面に落ちていた木の切れ端を 小さな光に近づけて、燃やそうとしてみるけれど やは

          【超短編小説】暗闇のなかで僕が見つけたもの

          イタリア未来派、1909年から見た未来アートムーブメント

          【イタリア未来派とは?】 1909年にイタリアで起こったアートムーブメントです。中心メンバーはマリネッティとかルッソロとか。この【未来派】が個人的に好きなんです。 最近、未来像でも何かのアレンジだろう、と予測はつくようになりました。わりともう「未来にいる」だな、と思います。 でも彼らはまだ未来図が見えてなくて、すごく直線的に【未来】を、自由に創作する。そこがとても好きで、だいたいこういう感じで、未来を見てたらしいです。 中心メンバーたち。 建物。これは、ニューヨーク

          イタリア未来派、1909年から見た未来アートムーブメント

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          「恋する惑星2021」MV、すみし+池田くん

          20歳の時に僕が作った歌が出てきました。なんとなくミュージャンの池田くんはギターを入れた。で、「キスパス/キスナウ」みたいなゆるゆるバンドです。過去の僕が歩いてるのは渋谷で、足は52歳の僕が兵庫の田舎を歩いています。あまり、続くようなバンドではないのですが、こっそりこの期間やってみようか、とデータの受け渡しだけでつくりました。^_^

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          次男のLINEのPf「文房具への愛」

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