コマ割りにも色々あるんですよ…。

珍しく、今回の原稿はエピソードが少な目なため、私にしてはドアップの大ゴマが多くて、なんか落ち着かなくてソワソワしています💦

……といいますのも。
私はデビューが黎明期のガラケー向けコマ切り出しタイプの漫画だったんですね。
今はもう実質、このタイプで稼働しているのはめちゃコミックさんくらいだと思うんですが、当時の電子配信サイトの漫画はほとんどはこの形式でした。

で、この形式向けの漫画の描き方にはいくつかお約束がありまして。
たいてい1P 6~8コマ以上が求められます。ページ当たりのコマ数が多ければ多いほど(配信先に)喜ばれます。
なぜかというと、ファイル数はコマ数で決まるので、同じ16Pの原稿でも1Pに3コマとかの大ゴマがやたらある作品と1Pに6コマ以上詰め込んだ作品ではファイル数に大きな差が出ますよね。
原稿料が同じなら、コマ数が多い方がファイル数多く作って売れるのでお得だったんです。
(今はあんまりこの手のコマ数縛りしてくる編集部がなくなったのはありがたいです)

……で、まあ、この形式で4~5年やってきたので1Pにコマを詰め込むことは得意になったんですが、逆になかなか大ゴマを切る度胸がなくて……。
アレですよ「ラジカセ犬」みたいなもので、駆け出しの頃ちまちましたコマ割りをするよう躾けられちゃったせいで、大ゴマ切るのにものすごい心理抵抗感じてしまうんですよ💦

なのに、今回、1Pに3コマしかないページが2P, 4コマしかないページが5Pもあって、己の罪深さに((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしています。

なんだかなあ……というお話でした

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