ある夏の日の電車で。
電車で座ってる時のこと。
隣の女性は寝不足なのかわからないけれど、とにかく眠いらしい。睡魔に勝てず、無意識にこちらに寄りかかってくる。自分でもそういう時は多分あったはず。
正直なことを言うとイラッとする。
視界に入ってきたり消えたり。
ちょと避けたり肩で小突くと一瞬起きる。
恥ずかしいのか、時折起きた時にスマホを見る。
いや、すみませんの一言くらい言えないかな、なんて思ってしまう自分の心の狭さ。
眠いのはわかる。痛いほどわかる。
わかるけど、今の私はそれをおおらかな気持ちで受