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経験するほどに気づいていく

慣れでうまくいくことは少なく
経験するほどに気づいていく
この気づきこそ、もっとも尊いよろこび

イギリスにいた頃に、心動いた言葉や思ったこと、
時にはふと浮かんだ絵やデッサンを
ノートに書き留めるようになりました。
日記のようなインスピレーション帳のようなこの習慣は
ずっとつづき、ノートは20冊近くに。

最初の言葉も、当時のノートから再発見したある日のメモ。
もともとは日本語だったのかも、誰に言われたのかも
忘れてしまいました。

でも「経験するほどに気づいていく」というのは
何かを始めて、場数をふんでいくなかで
とても大切な姿勢だと思います。

回数が増え、場数をこなすと経験値は上がり
対象がさまざまであっても、パターンがみえたり
それぞれへの対処が自然とわかってきたりするもの。
型ができてくるという感覚だと思います。
これができると、だいぶ気が楽になります。

でも一方で
経験を積むと、理解が深まる
もっと奥深くの知らなかった領域に気づいていく
そんな新しい感覚に心あたりのある方も
多いのではないでしょうか。

それをどこまで追いかけるかは、
そのテーマへの思い入れにも、その人の性分にもよるもの。

ただ、
研ぎ澄まされていく感覚に意識を向け
自分の中での深まりから、角度を変えてアプローチすることで
経験は変わってくると思うのです。

慣れではなく、
意識的に次の経験に向かうことで
始めたころには想像もしなかった喜び
出会えることが、あるようなのです。

わたしにとっては、
プロフィールを書くことが、まさにそう。

2年前、寄付を募るためにスタートしたプロフィール作成。
「話聞くの得意でしょ?」とおすすめいただいた
ただのお悩み相談セッションだと、あまりに目にみえなくて
何か、持ち帰れる、思い出せる、形のあるものを・・・
と始めたのでした。

でもプロフィールって
「自分はこういう人です」と伝える言葉であり
アイデンティティを結晶化したもの

プロフィールが整うことで、
自分の居場所が定まる

そんな大切な役割も持っているのだと思います。

プロフィールを書かせていただく度に、
目の前の人と一緒に未来をみつめ、
その方の思いを感じながら、お客さまに伝える言葉を汲み出す
自分の感性の井戸が深くなっていくのを味わっています。





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