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多角的にスポットライトをあてる: ぴったりな言葉を選ぶコツ②

ぴったりな言葉をと考えると
ついつい一つの完璧な言葉を探してしまうかもしれません。

でも
見せたい人や物に複数の方向から光をあてる
舞台やお部屋のスポットライトと同じ。
伝えたいことは、いくつかの言葉で浮かびあがらせると効果的
ということも覚えておいてください。


多面的に伝えると立体的になる

初めて入ったカフェやお家の照明を思い浮かべてみてください。
いくつものペンダントライトやスタンドライトがある部屋は
陰影や光のアクセントがうまれて
空間に奥行きや立体感が感じられるのではないでしょうか?

もしこれが一つの灯で部屋全体を均等に照らす明かりだと
その空間はのっぺりとみえてしまうはずです。

言葉も照明と同じ。
一つの言葉で説明しようとすると
その方向からの光しかあたらない。
受けとる人が、その言葉に持っているイメージに
限定されてしまいます。

でも、いくつかの方向から
複数の言葉で光をあてると
それぞれの言葉が思い起こさせるイメージが
重なり合って、より立体的に鮮明に伝わります。

もしこの写真がないとしたら
シンプルなフォルム、つややかな白、
3本の指を入れられる持ち手の安定感
丸みのあるなめらかなふち・・・
どんな言葉を重ねたら
魅力が伝えられると思いますか?

こんなシンプルな白いカップの魅力を伝えたい時にも
写真という、まさに光でキャプチャする角度を変えることで
・口あたり良さそうなフチの丸みに眼がゆく人にも
・コーヒーを引き立てるつややかな白をいいと思う人にも
・取っ手の持ちやすさに惹かれる人にも
アプローチしているわけです。

光をあてる色々な角度は
お客さまの興味やニーズでもあります。

「利き感覚」にアプローチする

人にはそれぞれ「利き感覚」とよばれる
情報を受けとりやすい身体感覚があります。

手ざわり、肌ざわりでモノを選ぶという
触覚がとぎ澄まされた人や
色や形などの見た目を重視する人
人によって五感の中で優位なものが違います。

NLPや教育法を学ばれた方は
「AKV」と称される3タイプの分類
(視覚優位型(V)・聴覚優位型(A)・身体感覚優位型(K))
がわかりやすいかもしれません。

たとえば、これから旬の梨の美味しさを伝えるとしましょう。
・「透き通るような白さ」(視覚)
・「シャクシャクとした歯ざわり」(聴覚&触覚または身体感覚)
・「皮をむいたとたんに広がる甘い香り」(嗅覚)
どれにいちばん食欲をそそられましたか?

きっと人によって違うはずです。
それはお客さまも同じ。

コーチングなどを通しての
目に見えない変化にも使えます。
「クリアになる」(視覚)
「ハッとする」(身体感覚)
「すとんと落ちる」(聴覚)
などなど。
あなたはどの表現がしっくりきましたか?

それぞれのタイプの人が
受け取りやすい言葉を組み合わせると
伝わる人の幅も広がります

人によって違う「利き感覚」が
それぞれに受け取りやすい言葉を重ねることで
響く人の数がぐっと広がります。

五感を総動員して、
伝える言葉にしてみてください

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