SummerShower

基本常に独りで何かを考え続けている東大院卒 / 学校にいる間も学校を出てからも人との違…

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基本常に独りで何かを考え続けている東大院卒 / 学校にいる間も学校を出てからも人との違いに苦しみ続け、派手に荒れ果て組織に馴染めず会社を離脱 / 転職活動し続け某巨大企業に拾っていただき、やっと人生が落ち着いてきたか…?

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    日記選集として私が考えていることをジャンルを問わず置いておく場所です。

最近の記事

負荷による仕事適性という考え方

肉体的負荷が強い仕事・環境だと私は顕著に学習が遅れる。 そこから考える「仕事の適性」に対する視点。 私の肉体的負荷への弱さ人によって適性が顕著に出てくる部分だと思うけど、私は肉体的に非常に苦しい仕事・環境・経験からは得られる学習量・情報量が著しく低下する。 特に暑さに弱く、クソ暑い場所で水も飲めないまま何かを観察し続けるとか、そういう作業をやっても小学生並みの観察能力しか発揮できない上に、学習能力はそこから更に下がる。 従って普通の人が3回やれば理解できる・習熟できるよ

    • ベーシックインカムとロボット

      月野美兎のプレイ動画でDetroit: Become Humanを見て考えるシリーズ。 ベーシックインカムに関する議論を見ていて、死ぬほど当たり前の事しか議論できていないんじゃないかと思うので、この「当たり前」の整理を試みたい。 消費/生産という前提条件が分からないベーシックインカムが現代社会において成功するかどうか分からないなんてのはある意味死ぬほど当たり前の話である。 ベーシックインカムの前提条件を満たせるのかどうかが厳密な意味でよく分からないからだ。 私はベーシッ

      • アジア情勢は複雑怪奇

        韓国の一件について、親しい人から「解説してちょ」とリクエストがあったのでそれに合わせて関係図を作った。 私の知識の範囲で作ってるので、私の知らない部分については書き込んでいない。間違いがあったとしてもご容赦いただきたい。 (どうしようもないミスがあった場合には指摘が有れば修正するかも) 見にくいとのご批判は甘んじて受ける。実際どうしようもなく見にくい。これ以上見やすくする方法がイマイチ分からなかった。 アジア情勢は大変複雑で困難な事態に陥っていて、私たちが普段感じている状

        • 僕らの自我と人間性への感情移入

          月野美兎のプレイ動画でDetroit: Become Humanを見て考えるシリーズ。 (Detroit: Become Humanのネタバレ前提で書いてます) Detroit: Become Humanとは Detroit: Become Humanは2038年という近未来のデトロイトを舞台とする物語(アドベンチャー・ノベルゲーム)である。 2038年のデトロイトでは人間に極めて近しい高度知性と人間と全く変わらない外見のアンドロイドが開発され、アンドロイド産業の勃興に

        負荷による仕事適性という考え方

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          やりたいこと、やれること

          元々やりたかった分野に夢をかなえて進んだにもかかわらず、殆ど役に立てなかった私。楽しかったかと言うと実はさほど楽しくも無かったことが致命的な目標喪失につながった。 なので別の分野に行ったが、これがもうどうにもならないぐらいダメだった。ロクな事ができなかった。それでいろいろな人に迷惑をかけて破滅した。 それで転職し、更に新しい分野へ漂流する。 ここが安住の地となるのか、それとも…。 「やりたい」目標ありきでは死ぬ多分私には目標ありきの行動は合わないのだろうと思う。 結局

          やりたいこと、やれること

          宗教と精神的自由

          宗教とはある種の人間の弱さである、みたいな論じ方をしているのを何処かでみた覚えがあって、それをふと思い出して考えること。 無意味なる信実人が何かしらを信じることには、実は殆ど意味はないと私も考えている。 今の時代、何を信じれば良いのか? 企業を信じても大手企業がバタバタ倒産したり買収されて行く時代だし、好きな人を信じて結婚したとしても離婚する可能性は否定できない。 自分自身が生きていることですら、明日には老人の交通事故とか殺人鬼に殺されるとかで失われるかもしれない。 と

          宗教と精神的自由

          ワークライフバランスと能力マッチング

          及川さんの「ワークライフバランスなんか考えると日本の産業は更に弱体化する」という言葉を見て、見た瞬間に思った事。 「IT業界の前提で考えてるよね?」 息を吸って吐くように仕事する人たちワークライフバランスという概念の前提には「無限に働き続けて居られる人は存在しない」というある種当たり前すぎるぐらい当たり前の話がある。 が実はこの前提は部分的には間違っていて、一部の業界には無限に働き続けても普通に生きていられる人というのが存在する。それが最も顕著に出てくるのがIT業界であ

          ワークライフバランスと能力マッチング

          グランドデザインとしての「片付け」

          お前にとっては転職活動よりも掃除の方が大変という師匠の予測がそのまま予測通り当たってしまって苦しい限り。 転職活動は高々一ヶ月半で終わったが、このままでは片付けは何ヶ月経っても終わらない。 最近になってやっと実体としての意味が分かってきたけど、「片付け」とはある種の「判断能力のトレーニング」としてかなり打ってつけである。 次から次へと何が必要で何が不要なのか判断して、必要な物については全部どこに収納するかを考えて判断する。 断捨離は意識的能力の節約断捨離が馬鹿みたいにウケ

          グランドデザインとしての「片付け」

          初心者を保護できないなら衰退する

          誰しも自分の好きな物が爆裂大批判されていたら反感を覚えるものだと思うけど、Amazonでとある新人漫画家の描いている私の大好きな漫画作品がその道のプロと思しき人々から大批判されていた。 少しそこから「初心者を保護できない業界はいずれ滅びる」という事を考える。 最初は全員クソ基本的に誰しも初心者から始める。 後にノーベル文学賞を取る作家だって最初はクソみたいな文章を書き殴る事から始めるし、同じ事はどんな業界のどんな初心者にもほぼ成立する。 ペンを手に取った時からサラサラと文学

          初心者を保護できないなら衰退する

          公共意識という神

          エスカレーターの乗り方が未だにわからない。 …とかいう話をすると毎回白い目で見られるが実際分からない。 あれは「立って乗るもの」なのか、それとも「全力疾走して乗るもの」なのか? 結局私は悩み苦しんだ挙句に全力疾走する派閥に加わる事にした。 というのも、エスカレーターで突っ立ってぼんやりスマホ見ながら乗っていたら、後ろの人から舌打ちされた経験が有るからだ。 という事は「立って乗る」は少なくともその人にとってはマナー違反だったという事になり、歩くまたは走るしかないという事に

          公共意識という神

          れいわ新撰組と正義論者

          れいわ新撰組を観察していて考える事。 正義論が再び日本で大盛り上がりになっているのかなという雰囲気がある。 れいわ新撰組が議席を獲得するのは、これまで正義論者が投票していた投票先である旧民主党系勢力が軒並み保守の論陣へ迎合するような動きを見せているからであると私は思っていて、正義論者たちが新しい投票先を探した結果であると思う。 正義とは何か?みたいな話をもっともっと深く考えないと道を誤ると考えているので、正義論を軽々しく唱えようとは私は思わない。 「善いこと」だと思って

          れいわ新撰組と正義論者

          ハングリー精神と過酷競争環境

          吉本が恵まれた環境になりすぎると「野望をもって行動するハングリーな奴が出てこなくなる」という松本人志発言について考えること。果たして本当にそうだろうか?と疑義を呈したい。 環境とハングリー精神結論から言えば、恵まれた環境でもハングリー精神を持つ奴は出るというのが私の観察である。 更に言うと、貧困で厳しい環境だからハングリー精神が高まるかと言うとそれは微妙であるとも言いたい。 東大という最高学府の環境で人々を観察し続けた身として思う事は、貧困状態でハングリー精神を持つ者は恵

          ハングリー精神と過酷競争環境

          「全力で取り組む」

          面接で良く聞かれる質問だし、前職の現場でも度々考えたこと。皆もしかして「全力で何かに取り組む」という事自体やったことないんじゃないのか?と身も蓋もない疑いを持つ。 単に気持ちいいから全力で何かに取り組んで、成果が出るにせよ出ないにせよやれる事全部やりきってみると、とても気持ちいい。例え失敗に終わったとしても、ある程度精神的に踏ん切りが付くし、ちゃんとやってれば誰かがその事を認めてくれる。 仕事が楽しいかどうかとか、生きてて楽しいかどうかとか、それはまあ色々あるだろう。個々人

          「全力で取り組む」

          トラウマと生き方・自律的自由

          トラウマ過去の物凄い悪い思い出を突如何の前触れもなく思い出してしまって、何の前触れもなくすごい嫌な気持ちになることってあるよな。 …私だけだろうか。 東大時代にとある先輩に死ぬほど迷惑を掛け倒した事を思い出した。 爆発的なセンスの持ち主で論理的思考力にも優れた人で、私に対して東大生たるものがどういう存在なのか真っ向から教えてくれた人だった。 右も左もわからなかった私を非常に手厚くケアしてくれた人物だったが、私は自分の実力不足から彼について行く事ができなかったかばかりか、最

          トラウマと生き方・自律的自由

          言葉を同質化・差別化すること

          イケダハヤトの言説を見ていて少し考えたこと。 炎上と差別化人を惹きつける言葉とは、「熱をもった言葉」である。何かしら自分の好きな分野とか、専門知識を持っている分野について書くという事が重要視されるのは何故かというと「熱を持ちやすいから」であると言える。 熱をもった言葉は一方で非常に強力な燃料でもある。良い方向へ行ってくれればバズるけど、悪い方向へ行けばめっちゃ簡単に大炎上する。 例えば、何人も人を殺したような殺人鬼が世間を騒がせたとする。当然世の中の主流派となる意見は「

          言葉を同質化・差別化すること

          金融国家化・工業国家の無理

          日本がもしもこのまま人口減少にAIオートメーション化が追い付かず、企業の国内生産拠点が人手不足で破滅して行くとすれば、やがては国内に工業を欠く金融国家みたいな状態に至るのであろうか。もしも高卒人材が今よりもさらに減少して行くとすれば、国内において工業生産の体を維持できるのは大企業だけである。 これだけ人口が多い国家規模で金融国家化するのはどう見ても無理だろう。というかマルクスが見たら諸手を挙げて褒め称えそうなぐらい生産と製造を重視して金融リテラシーの低い日本人が、そう易々と

          金融国家化・工業国家の無理