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乗馬を始めます

 日記に綴っている通り、ぼくは今うつ病で休職中です。
アニマルセラピーがどんなもんか試してみようと思い、体験乗馬をしてきました。その感想を書いていきたいと思います。

乗馬の経験は何度かある

 乗馬は実は初めてではない。ハワイ(グアム?忘れた)に行ったときにオプショナルツアーでトレッキングみたいなのを体験、地元の乗馬クラブで体験乗馬を経験。そして今回の体験乗馬と3回ほど馬に乗った事があるが、今回だけは状況が全く違う。うつの改善を期待してのものだからだ。

きっかけはツイッター

 何度か書いてはいるが、ソフト競馬が縁で各地の乗馬クラブ、生産牧場、引退馬繋養牧場のツイッターをフォローさせてもらっている。馬の写真を見るとなんとも言えない良い気分になるので、写真や動画をみるだけでもアニマルセラピーの効果はあるのと思っていたら、ある日馬の変顔しかアップしないアカウントをみかけた。それが三木ホースランドパークだった。(名誉の為に言っておくがかわいい写真も沢山あります、ハイ)

 変顔画像をアップするたびに「変顔」「また変顔」とリプライを送っていたのだけど、「一度行って直接文句(感謝)を言ってやろう」と思い、ホームページを見たのだった。

 三木ホースランドパークと言えば、全国クラスの大会をやるぐらいのなんとなく堅いイメージがあったのだが、それが音を立てて崩れていった。

料金体系がなんかおかしい

 実際にホームページを見ると、乗馬クラブは三木ホーストレックらしい。システムや料金体系を見ていくと、何かがおかしい。具体的には
・入会金なし
・月謝、騎乗料がべらぼうに安い
・在籍期間が3年
 3年で卒業とは言え、コストで言えばべらぼうに安い。
三木市にあるので遠いのはネック(高速で1時間)だが、コストを考えるとお得だし、設備もしっかりしているので、入会するつもりで騎乗チケット30回分10万円を握りしめ、体験乗馬を申し込んだ。

とにかく暑い

 体験乗馬当日、ひさしぶりにバイクに乗って三木ホースランドパークへと向かった。下道が暑い。信号などで停車すると最悪だ。だが高速に乗ると風があるので暑くはあるが、そこそこ快適だ。
 渋滞もなくスムーズだったが、家を出るのが早すぎた。途中三木サービスエリアで昼食を取り、水分補給をしながらボーっと過ごす。それでも時間を持て余すので、現地に向かった。

ネパールの国旗

 園内に入り駐車場を目指していると、ネパールの国旗を目にした。どうやら東京パラリンピックのテコンドーの選手が滞在しているようだった(三木ホースランドパークには宿泊施設もある)。
 こんな所で合宿をするのかと思いながら駐車場にバイクを停め、中へ入る。木々に囲まれているので、暑さはいくぶんかは和らいでいる気がする。風が吹くと気持ちが良い。しかしそれでも暑いので、ラウンジに避難。冷房が効いていて快適だ。セブンティーンアイスを食べ、飲み物を飲んでいると遠くから英語が聞こえてくる。

 「こんな所にも外国人観光客か…」と思ってみていると様子がおかしい。袖から出ているべき物が無いのだ「あぁ、服の中腕を入れてふざけたりしているのだなぁ」と思っていたのだが、近づいてくるとそんな感じでも無かった。やはり腕が無かったのだ。そう、彼らがテコンドーの選手たちだった。
後にツイッターで馬車に乗っている写真がアップロードされていた。

いざ、体験乗馬へ

 時間も程よくなったので事務所へ入った。用紙に記入をし、説明を受けヘルメット、プロテクター、チャップスを付け馬の前へ。乗せてくれる馬はメイショウダイクン。よくみるとなんかでかい。担当してくれたトレーナーの方が「この子は他の子より大きいんですよー」と言う。確かに隣に繋がれている馬より体高がある。しかもよく見ると耳を絞っている。本当は激しく触りまくりたかったのだが、ちょっと遠慮して触りまくった。

 馬場まで自分で引いていく「手綱を前を歩いてください」と言うので言われた通りにして行ったのだが、俺が下手なのかそういうモノなのか、口元にある手綱で遊んでいる。素人なのがバレている気がした。

馬、嫌がる

 馬場に到着し馬に乗る。「うわ、高い」「馬の首、上か見ると細い」などと思っていたらメイショウダイクンが嫌がるそぶりを見せる。虻が1匹飛んでいた。サイズからしてウシアブだ。追い払おうとするけどなかなか離れていかないが、久しぶりにウシアブを見て興奮していた(俺は虫も好き)。

 少し前に騎手が馬を叩いた動画がツイッターアップされて色々言われていた。その時に俺もツイートしたが、ウシアブならあれぐらいの力で叩かないと潰せない。あそこだけ切り取って「馬を叩いてる、酷い!」と言うのはおかしいと思う。

俺、褒められる

 最初はなみあしでバランス取る練習。脚で馬体を挟み、腰を柔らかくしてバランスを保つ。この辺りはバイクと同じなので応用が利くので割と簡単。褒められるちょっと調子に乗る。

 つぎにはやあし。上下の突き上げが加わるのでバランスが取りにくくなった。左のあぶみがずれて、つちふまずの方へずれていく。そう、実は俺は左足が悪く、自然と庇って歩く癖がついている。走ると特に顕著で、事情を知らない友人に指摘されたことがあるぐらいなのだ。

 トレーナーにあぶみの踏む位置と、その位置のキープのしかたを教えてもらい、再度はやあしに。今度は良い感じにあぶみがずれなかった。「俺才能あるやん」と、自分を褒めていた。

 それよりも、馬がトレーナーの出す音に反応してなみあしからはやあしにシフトするのが面白くて関心していた。鞍の上から指示を出さなくても、しっかりと命令を理解して動いている事に感動した。

 隣でレッスンをしていたグループはトレーナーに繋がれていない状態ではやあしをしていた。俺も早くああなりたい。と思いつつ、体験乗馬は終了。
トレーナーが「じゃあ、最後に馬の首をポンポンと軽く叩いてやってやってください」と言うのでポンポンと叩いてやる。もう気分だけはJRAのジョッキーだ。

 乗る時は台の上から乗ったのだが、降りる時は台をつかわずに着地する。思っていたより高く、着地のタイミングが合わなかった。やっぱりメイショウダイクン大きい。

 そして馬場から最初にいた場所に引き馬で戻す。その最中もメイショウダイクンは手綱を口でモゴモゴやっていた。やっぱり俺の引き方が下手なのだろうか。

 トレーナーさんが終わりの準備をしている間にメイショウダイクンを触りまくる。始めと違い、耳を絞っている様子も無かったので、鼻をなでたり、首をなでたり。口のぷにぷにを堪能したりした。「お前生徒やったんか」と思ってくれたのだろうか。だとしたら嬉しい事である。

入会する気まんまんだったが…

 入会し、30回のチケット10万円(+税)を払う気マンマンだったのだが、レンタルもあるが装備が必要で、入会後3か月以内に30回チケットを買えば、装備一式が割引になるキャンペーンをやっているとの事。

 これは想定外でめちゃくちゃ悩む。「どうしよっかなー」を10回ぐらい言ったと思う。一番最悪なのが、30回チケットと装備一式を買ったは良いが、結局使わないケース。ダイビングで大失敗した経験がある俺にとっては、ここは慎重になり、強引な勧誘があった場合は入会せずに帰るつもりでいた。

 ところがトレーナーさんから「まずは5回チケットを買って、続けられそうなら次に30回のチケットを買うのはどうですか?」との提案があり、それに乗っかる事にした。どこぞの乗馬クラブでは高い装備を勧めてくるみたいな話も聞いていたので拍子抜けしたのであるが、実に親切で誠実だと感じた。とりあえず残ったお金はそのままキープしておいて、次に使おうと思っている。

 ちなみに帰りは中国自動車道が事故渋滞を起こしており途中で降りたのだが、下道も渋滞していて最悪だった事を付け加えておく。

まとめ

 8/7の記事にこのようなものがありました。

高齢者らへの「乗馬療育」、うつの改善も

 僕自身は何度も言いますが、うつ状態で休職4か月めになっています。多少は改善されているけどまだ復職は難しいかな、ぐらいの状態なのですが、昨日20分ほど馬に乗っただけで(まぁ、バイクにも相当乗りましたが)、この記事を書いている8/9日現在は気持ちが楽になっています。
 あと、休んでいる間運動不足で腰が痛かったりしたのですが、腰痛も少し緩和されたように思います。馬上でバランスを取るので、腰の筋肉にも適度な運動になったと思います。

 継続する事でストレスが解消されたり、運動になるので、出来る環境にあるかたは乗馬をやるのもいいと思いますよ。
 そしてみんなでソフト競馬でジョッキーデビューをしましょう。僕もジョッキーデビュー目指して練習します。

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