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雑にまとめる、あすきょうのための3分講座。0005 プロレス団体の系譜 PART3

1.FMW

全日本プロレス出身で、たった5万円からスタートしたインディー団体。

怪しげな異種格闘技、デスマッチ、ルチャ、女子プロレスとごちゃまぜな事で人気を博した団体。

ご存知大仁田厚の団体。ターザン後藤、ミスター・ポーゴ、若手にはハヤブサ、ミスター雁之助などがいた。女子プロレスは工藤めぐみ、シャーク土屋など。

小さな団体でもカリスマ性があれば、何千人、何万人と集められると証明した団体。マネをする団体が増えたので、追跡できないくらい団体が増えました。

マスコミにも注目されたから、そこで知名度をあげたのもある。

後に新日本プロレスジュニアを沸かし、さらに全日本プロレスにも登場したハヤブサが大仁田の跡を継いだ。

だが、大仁田はやめてもやめても復帰するスタイル。世の中があきれても開き直るという馬鹿らしさでした。

大仁田は新日本にも登場し、長州力、佐々木健介や蝶野正洋とも対戦。これは・・・笑うしかない。


この開き直りで生きていけるのだから、やったもん勝ちです。

2.ユニバーサル、みちのくプロレス、大阪プロレス、闘龍門(DRAGON GATE)など。

こちらはメキシカンプロレスの団体。
①ユニバーサルプロレス

ここには、新日本練習生の経験もある浅井嘉浩(後のウルティモドラゴン)、MASAみちのく(後のグレートサスケ)、モンキーマジック脇田(後のスペルデルフィン)、パニッシュクラッシュ(後の邪道・外道)、新日本のベテランだったグラン浜田など、日本に本格的にルチャリブレを輸入した団体だった。浅井ムーンサルトと言われた、ラ・ケブラータはこの浅井が流行らせた技。


②みちのくプロレス

グレートサスケが経営的に苦境に立ったユニバーサル崩壊後に東北にプロレスをと起こした団体。東北ののどかな風景は、メキシコの地方でプロレスをやるのにも少し似ているとのこと。

もちろん、新日本などにサスケが上がって知名度をあげたりもしたわけです。

③大阪プロレス

スペルデルフィンが中心となった団体。

大阪なので笑いも大事。えべっさんとか、くいだおれ人形を模した愚乱浪花などという、大阪特有のキャラクターが出ます。

デルフィンも新日本に出ました。

邪道・外道はユニバを経て、冬木弘道に拾われてFMWに。その後は全日本プロレスに出て、今は新日本プロレスへ。

④闘龍門(後にDRAGON GATEに改名)

ウルティモドラゴンが生徒を育てて、その活躍できる場所として生んだ。

肉体美も前面に押し出したので、女性ファンが多く押し寄せた。

ルチャリブレのスターを生んだり、ジャベというルチャの関節技スタイルを導入したりと革命的な団体だった。

3.DDT

高木三四郎率いる団体。

六本木のディスコを借りるなど、非プロレス的な場所でプロレスを広める画期的な活動をしている。文化系プロレスと言われることもある。

工事現場や本屋、川やニコニコ超会議など、プロレスを観に来てもらうのではなく、そこでやるから観てよというスタイル。

しかも両国国技館を借り切ってなんていう、およそインディー団体ではできない大胆な大会も開く。

飯伏幸太やケニーオメガが活躍した団体としても有名。

スーパーササダンゴマシンは煽りパワポと言って、パワーポイントを使って作戦を事前に説明するという(そしてバレて負けること多数)、また男色ディーノという即放送禁止的なスタイルをやるなど、他にも面白いレスラーが沢山。

4.ZERO 1(元はZERO ONE)

もうご存知の団体。

橋本真也が新日本から転出。

「破壊・創造・誕生」をモットーとした団体。橋本真也、大谷晋二郎、高岩竜人、後には橋本真也と戦っていた小川直也もいた。

NOAHとは当初から関わりを持ち、秋山、三沢などが上がった。ド派手な団体でしたが、橋本真也逝去後は小さな団体として再出発。

いやあ、男子プロレスもこれだけあると語り足りないですね。

他にも団体はあるのですが、まあこの辺で。



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