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『ぼくらの』アニメ版を観て気になったので原作漫画をいったん全巻買った。

ちいさな子どもたちが巨大なロボットに乗って、正体不明の敵と戦う。けっこうポピュラーな設定なんだけど、戦う子どもたちのバックグラウンドもそれぞれ深いものがあったりして、グッときた。と同時に、なかなか気持ちの悪い人間模様も見せられてウッとなった。

ざっくりとしたストーリーを説明すると、自然学校にきていた十数人のこどもたちが、偶然みつけた洞窟でココペリと名乗る人間に「ゲームをしないか?ちょうどテストプレイヤーを探していたところなんだ」と誘われるところから始まる。黒いロボットに乗って敵を倒すんだ、と説明する彼にこどもたちはくすくすと笑いつつ、それぞれゲームに参加するための"契約"をしていくのだが…。という感じ。

ただ、24話観終わってみて、あれがどうなんだろう?これはどうなんだろう?といろいろと疑問が湧いたので、原作漫画とかないかなと探してみたら、あった。ちょっと調べた感じ、アニメと原作漫画、結構展開が違うらしい。漫画は漫画でまた楽しめそう。

とは言いつつ、なかなかヘビーなストーリーで、子どもたちは一体どんな精神状態で戦えばいいんだよと思っていたけど、原作漫画を描いた鬼頭莫宏先生の作品というのは、そういう鬱々としたものが多いらしい。もしかしたら苦手な人もいるかも。

なんというか、見たくないところまで踏み込んで描いている感じ。もしかしたら、アニメの方はきれいな部分しか見せてないだけで、原作漫画の方はもっとエグいのかもしれない。

とにかく、『ぼくらの』に登場してきたこどもたちには幸あれ、と思うばかりである。