日記と、ホットワイン
「〇〇日継続する!」と決めて、それを達成できたことがない。例えば、英語学習は継続がその習得のための全てと言って良いほど、継続が重要なのだけど。わたしも「一ヶ月間、毎日あたらしい単語を調べるぞ」とことあるごとに意気込んできた。そしてことごとく失敗する。英語学習に限らず、料理、筋トレ、短歌……、あらゆる分野でこの目標の非達成を繰り返してきた気がする。
日記、とはその存在のなかに「継続」がそもそも含まれている。なぜなら日々を記録するためには、日々それをやり続けないといけない。このあたりまえのことがつらい。継続するための目標を繰り返し失敗してきた私にとっては、ほんとうに難しいチャレンジなのだった。
そこで思いついたのが「三日坊主日記」だ。「三日ぶん書いて、やめるというサイクルを(能動的に)断続的につづける日記」。三日は日記を続けることを課すのだけど、三日経った時点で一旦継続を終了する。これならば自分にもできそうだと思ったし、三日くらいなら出来そうだと思う。
日記を書く人のことを尊敬している。江國香織さんの『思いわずらうことなく愉しく生きよ』という小説の中では、育子というキャラクターが日記を書くことを習慣にしていて、彼女が1日の終わりに文章に向かうその時間はとても厳かに見えて、魅力的だった。今年こそは(去年も考えていたけど)、日記を書きたい。
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昨日の夜、ホットワインが無性に飲みたくなり、飲んだ。ホットワインを扱っていない店だったので、頼んで作ってもらった。記憶の中のホットワインはもっと甘くて柔らかい味だった気がするのだけど、もしかして温めるだけじゃだめなのだろうか。渋みがすごく強くて、ゆっくり飲むモードに入っていたので良かったけど、それにしても渋い。
調べてみると、ものすごいいろんな材料が入っていた。やっぱり温めるだけじゃダメなのか。多分、バーの店長さんは急に知らないものを注文をされて、想像で、とりあえず温めて作ってくれたのだろう。まぁ、渋くても温かいアルコールというだけでありがたい。
バー(全般)は、基本的に音楽の感じがちょうどよくて嬉しい。数時間飲んだ後のアルコールで火照ってしまった頭になじむ。明るさも明る過ぎるとなかなか酔えないので、良い。そういえば、又吉直樹さんがバーに行って、読書をすることもあると言っていた。そういう読書もいいなと思う。やってみたい。
読んでくださってありがとうございます! 短歌読んでみてください