立つ鳥跡を濁すタイプの人
立ち去る者は見苦しくないように綺麗に始末をしていくべき。引き際は美しく。
僕はこの心得を大切にしている。
どうしてかというと理由はいくつかあるが、
お互い築いてきた信頼関係を綺麗に終わらせたい、今後またご縁があったらまた一緒に何かをお願いされたいし、こちらもお願いしたい。
綺麗に終えた方が単純にお互いにとって気持ちが良い。
また、将来的に運を引き寄せる事にも繋がると僕は思う。
僕は今28歳でこの28年間、特に23歳以降の5年間は数え切れない人達とのご縁があった。
仕事でもプライベートでも本当に色んな人達と会って中には利害関係も生まれる事も多々あった。
僕はそんな人達との関係性を大切にしている。
例え利害関係があろうがなかろうがそれは関係ない。
一方で、例えば関係を構築してきた人が退職をする、どこか遠くに行くといった際に「別れ」が生じるが僕はその時にその人の人間性が強く出てくると思っている。
誰しも濃い関係の人にはそれなりに恩義を払って立ち去るかと思うが、薄い関係性の人には本当に適当な感じでさよならを告げるケースも多い。
そこまで濃い関係性になれていなかった自分のせいでもあるものの、利害関係が発生していた場合でもそうした対応をする人が意外とたくさんいるものだ。
引き継ぎも適当に済まし、取引自体も何もなかったかのように別れというよりかは消滅的な離れ方をするパターンは自分の価値を引き下げる行為と言える。
なぜかというと間違いなくその人とまた共に仕事をしたい、一緒に何かをやりたいと思えないからだ。
人生は長く、世間は狭い。
思いがけない巡り合わせでまた再会する場面も往々にしてある。
そんな時にまたこの人と会えて良かった、また一緒に何かやりたい、と思えるような人と付き合っていきたいし僕もそうでありたい。
このコラムを書いたのは先程綴った僕の心得とは真逆の別れ方をした方がいたので若干悲しい気持ちになりながらも自分はそうならないようにと書き収めた。
立つ鳥跡を濁さず。
引き際は美しくありたい。
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