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ファイトクラブ

一人の男が居るーー瀕死の男だ。
その男は自らをも克服し、世界に革命をもたらした男だ
その男を愛する女が現れる
二人はセックス抜きでお互いの愛を確かめ合う
ーーその時、金融社会崩壊の幕が開いたーー
観客席で二人は手を取り合い、そしてーー






ファイトクラブは最高にかっこいい。
殴り合い、秘密クラブ、セックス、爆弾、自己犠牲、愛ーー男の子が好きな物が全部詰まってるびっくり箱だ。
その解説は私なんかよりずっと知的な方々がしてくれてるので、割愛しよう
http://www.ne.jp/asahi/hoth/press/other_films/pics/fightclub/fightclub_perfect.htm

私は「通過儀礼」と言う視点で言いたい事でも言ってみようと思う

バンジージャンプの起源はどこかの民族の風習らしい。
ゴム紐でなく、ツタをつかって崖から飛び降りる。昔「世界まる見え」で見た気がする。
ツタなので足首を脱臼したり、ツタが切れて思い切り地面に激突したりと、悲惨な事故に繋がる儀式だが、彼らはその通過儀礼を終えてようやく大人と認められる。

日本にも古くは元服があった。古き名を捨て、新しい名前を授かる。脱線してしまうが、劣等感の強い女性が異様に結婚に執着するのは子孫を残したいだけでなく、古い名を捨てれるからではないだろうか?

バガボンドの又八は初めて人を斬って自身が大人になった事を実感する。

童貞処女の喪失、受験、就職、結婚。

成長には通過儀礼が必要だ。
ファイトクラブを通過儀礼と言う切り口から見てみよう。

主人公はヤッピー(yuppie)と言われる人種で社会的に成功を収めていた。お気に入りの高級家具を買い漁る。しかし彼は何も満たされていなかった。 作品を見る限り、彼の趣味はそれくらいで、友人らしい友人もいない。むしろ仕事で関わる人間関係はほぼ一回会えば終わる、希薄なものだ。
彼は誰かと心で繋がりたかった。他人を介して生きている事を実感したかった。だが、自分には無理な気がする。

エリートのはずの彼はまるで自分に自信を持っていなかった。むしろ今までなんてくだらない人生だったんだと自らを蔑んでいた。
その彼の元にタイラー・ダーデンと言う男が現れる。彼は自分に無いすべてを持っていた。



人生を生きていれば誰だって悩む事がある。
容姿に悩む者もあれば、生活に悩む者も、他人に悩む者も、恋人に悩む者もいる。
それは傍から見れば大したことではないかもしれないが、本人にとっては死を選んだ方がマシな苦痛かもしれない。
ファイトクラブはそれに一つの「道」を指し示す。
ーーそれは通過儀礼だ。そして痛み無くして乗り越えられない。


ーータイラー・ダーデンは愛する女にこう言った。「僕を見ろ。僕はもう大丈夫だ。信じてくれ、何もかもうまく行く」

#ファイトクラブ #fightclub #自己啓発 #自己破壊 #哲学 #死 #自殺 #消滅願望 #殴り合い #タイラーダーデン #ブラピ

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中山しんご

中二病おじさん・インスタ https://www.instagram.com/shingou81/ ・4コマグラム https://4komagram.com/post/13808

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