産まれたての馬仔

うつぶせの状態で手を突いて上体を起こしたところから、膝を曲げてそこに体重を乗せるようになった。土下座で表を上げたときみたいな感じ。
さらにそこから膝を伸ばして、両手両足で胴体を浮かすようになった。しかし、両手が付け根からほぼ真下に下ろされているのに対し、足の方は斜めに投げ出されている。なので、胴体をうまく支えられず、すぐに落ちてしまう。
ちょっとずつ耐久時間が増えていって、足ががくがく震えながら、バランスを取れるようになってきている。
産まれたての赤子は、半年経って産まれたての仔馬になった。

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