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逆質問のネタ探し

就活、転職の採用面接で必ずやらないといけない謎のプロセスと逆質問のネタ探しについて過去の経験から解説します。

1.まず逆質問って何?

逆質問は、面接の最後の10分くらいに当てられることが多く、面接官の「何かご質問はありますか?」で始まる求職者側アピールタイム兼諸刃の剣です。元気よく「質問はありません!」と言う事は歓迎されないと考えてよいです。

2.逆質問で聞くことは何がいいのか?

就活や転職サイトを見てみると以下の内容が一般的に思われます。

★企業の今後の経営戦略

★面接官が仕事で苦労した経験

★どのような社員が活躍しているか

どれも正解だと思いますが、一番気を付けないといけないのは面接官に「それ訊いてどうするの?」って思われないような質問をしないとアピールタイムにならないと言う事です。前記事でも書きましたが、私は会社の役に立てるから雇って欲しいというメッセージを伝えるには企業側の課題解決に貢献する、という側面が重要です。

3.じゃあ企業の課題をどう探す?

企業の課題を探すといっても何が課題かわからないと思いますが、やり方を2点紹介します。

1.OBOG訪問

スタンダードなやつです。大学の先輩でもMatcherとか使うでもいいので、志望する企業に勤めている方に会う(もはやwebが主流)事で働いている方の目線から企業の課題を聞き出す流れです。ただ、なかなか志望先の企業の社員に会えない、社歴の長い人に会いにくいなどのデメリットがあります。無論学生本人のヒアリング、インタビュー力も必要という罠があります。

2.企業の投資家向け資料から課題を探る

ネットさえあればできるのがこちら。あと必要なのは熱意と読解力。やり方はカンタンで、以下の流れで志望企業のホームページを漁るだけです。 

上場企業の場合 企業HP→投資家向け情報→株主総会、決算説明資料の中で「今後の課題」「チャレンジ」「展望」といったワード検索する。

非上場企業の場合 HP→プレスリリース、広報、その他インターネットの記事(新聞社とか名の知れた雑誌に限る)から今後の展望や課題を読み解く

実例を挙げますと、例えば第一三共という製薬会社の投資家向け資料は以下の要領で見つけられます。

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大体の場合、株主投資家の皆様という欄がHPの目立つ所にあるのでそこをたどり、PDFが沢山ある所に行けば大丈夫です。

ここで書かれている課題を抜き出すと、、

●グローバル戦略の拡大

●新規治療領域と既存事業の拡大

あたりが見えてきます。そしたら自分が選考を受ける職種の立場からこれら課題をどのように解消するか?を考えて逆質問にぶつけます。

少なくとも口コミやSNSより遥かに信用できる情報源なんで面接で話しても説得力があります。ただしよく読解しないと真価を発揮出来ないアプローチではあります。

助太刀感謝いたす