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書くピアノレッスン

「楽譜を書き写すと音符と仲良しになれますよ。」

と、ここぴ先生が教えてくれたので、ピアノの鍵盤に触れない時は手を動かして楽譜を写しています。

書いてみると「へ音記号ってこう書くんだ」とか、「1小節の音ってこうゆうことなんだ」と気が付いて、先生が説明してくれる「拍」や「音の長さ」がやっと理解できてきました。

楽譜の中には、音程や手を置く位置情報などの内容がたくさん詰まっています。

手をかけて、「これはなんだろう?」という不思議や疑問を考えながら探っていくうちに「あ、そういうことか!」と意味と言葉がマッチングしていく過程が楽しいです。

《分からない》と《分かりかけてきた》間くらいですけど、自分で譜面見て鍵盤を触れるのがちょっとした喜びです♪

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楽譜は分かる人が見たらわかるけど、楽譜の見方がわからない人には全くわからないなあとつくづく思うんです。

記号を見て写す作業は、遠い昔に戻って初めて平仮名や数字を習った時みたい。

こういう過程を経て、読み書きが出来るようになって作文や日記などの文章が書けるようになったり、数が数えられて算数や数学の問題が解けるようになったんだなあ、と学習ってこうなんだとか思いながら模写を満喫してます。

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楽譜の指示通り、5本の指が左右1本1本別々に動くのだってスゴいのに、譜面の音の集まりが音楽になって、誰かがその曲や音楽を演奏するのを他の誰かが聞いて、何かを感じて感情が動いたり、歌ったり踊ったりするなんて、スゴイなあって思うんです。

譜面って人間が考案したモノの中でも結構偉大なんじゃないかと思う今日この頃です。

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