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音を表現する (11月ピアノレッスン)

教本をもう一冊使って最初に練習するようになりました。

レッスンが始まると最初にここぴ先生が話してくれたこと。


「ピアノは感情を表現するのにとても優れた楽器なの」

「いろんな音の表現できる弾き方を身につけてほしいの。
 レッスンを通して心の中の感情を表現する身体の使い方を体感してほしい」

自分の表現したい音が出せるって、どういうことかな?


そう言って、ピアノを弾く前に、ボールを取り出して来てくれました。

ボールを床について受け止めることを何回か繰り返してから、ピアノの前に座って弾き始めます。

「床にボールをつく気持ちを思い出して弾いて。」
「跳ね上がってきたボールをキャッチするように弾いて」

そうやってイメージしてから意識を向けて弾くと

「強い音をイメージした時と受け止める音をイメージした時の弾き方は違ってる」
って気がつきました。

音を表現することは、気持ちやイメージを指先から鍵盤につなげていって、体の動きと音の響きを繋ぐんだな、と思いました。

『ボールを使って体感してみて、気持ちを反映させる、そして音の変化に気がつく』
そのプロセスが面白かったです。

初心者の私にはまだわからないことが、ここぴ先生には分かっている。
先生はたくさんの経験があるからいろんな音の弾き方ができます。
体のどこの筋肉を使って、どんなふうに、どのくらいの緊張感とリラックスのバランスの加減で楽譜の音符を表現するかやって見せてくれます。

音の振動を体の感覚を通して音の表現として感じとり、また自分の体を通して音の変化を聞き取るのが対面でレッスンを受ける大きな意味なんだと思います。

いろんなピアノの先生がいる中で、ピアノ愛そのものの、ここぴ先生に出会えたことが感謝です。

ピアノがこんなにも深く楽しめる楽器だったなんて、知らなかったなあ。
音の感覚を体全身で感じ、受け止められる楽器に出会えて嬉しいなあ。

上手にピアノの曲を弾くテクニックはないけど、ピアノの演奏を聴くことや弾く楽しみレッスンする楽しさを、習い始めの段階で教えてもらえて、ピアノに向き合うことが好きになれたことはとても良かったなと思います。


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