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日本酒の種類と特徴について知り、楽しく美味しく飲みましょう♪

こんにちは。
江口さやかです。

みなさんは普段から日本酒を飲みますでしょうか?
私のように日本酒が好きでよく飲まれる方も、
日本酒が好きなお友達と飲む程度の方もいらっしゃるでしょう。

ちょっとハードルの高いイメージのある日本酒ですが、 その理由の1つがたくさんの種類が存在することかもしれません。 

日本酒ごとに味わいや香りが異なる点、酒造メーカーや酒蔵ごとの
こだわりの違いを比較する面白さに惹かれたのが、私が日本酒を好きになったきっかけです。

現在では、日本酒の飲み比べが出来る日本酒会を月に一回開催するに至っています。
 
今回は私の大好きな日本酒の種類とそれらの違いについてお話しさせていただきます。

意外と多い!?日本酒の種類


まずは、日本酒の種類についてお話しします。

日本酒は大きく2種類に分けられます。

・純米酒:
お米と米麹と水のみを原料とし、お米由来の香りとコクが楽しめるのが特徴です。

・本醸造酒:
お米、米麹、水、醸造アルコールを原料とし、すっきりとしたキレのある味わいが特徴です。

更に、作り方の製法などによって合計で8種類に分類されます。

・吟醸酒:
「吟醸造り」の製法で作られた日本酒の事を指し、精米歩合は60%以下と定められています。フルーティーで華やかな香りが特徴です。

・大吟醸酒:
吟醸酒の中でも、原材料が「米・米麹・水と醸造アルコールのみ」、精米歩合が50%以下の条件を満たしたもので、クリアな味わいが特徴です。

・純米吟醸酒:
純米酒の特徴である「お米、米麹、水のみの原料」に加え、吟醸造りで作られたものです。すっきりとした味わいと華やかな香りとのバランスの良さが特徴です。

・純米大吟醸酒:
純米吟醸酒の中でも、精米歩合が50%以下のものを指し、よりクリアな味わいが特徴です。

・特別純米酒:
純米酒の特徴である「お米、米麹、水のみの原料」に加え、精米歩合は60%以下である事、更に特別な醸造方法である事として定められています。

・特別本醸造酒:
本醸造酒の特徴である「お米、米麹、水、醸造アルコールが原料」に加え、精米歩合は60%以下である事、更に特別な醸造方法である事として定められています。

特に、特別純米酒、特別本醸造酒の特徴である「特別な醸造方法」については明確で具体的な基準等は無く、蔵ごとの裁量に任されている状態です。

日本酒の種類は異なるものの、種類ごとに似通った特徴もあります。
今回は純米酒、吟醸酒、醸造酒の3種類を軸に、種類ごとの特徴についてお話していきます。

純米酒について


ここでは、先ほどご紹介した日本酒の中から、純米酒についてお話していきます。

純米酒は、お米、米麹、水を原料とした日本酒です。

これらの原料以外、特に添加物を加えないので、お米由来の風味やコクを感じやすいのが特徴です。原料のシンプルさから、和洋中といった様々な料理との相性が良い点、温度ごとに香りや味わいにも違いが出る点からも、色々な楽しみ方が出来るのも特徴です。

温度や料理のジャンル問わず、色々な楽しみ方が出来るからこそ、日本酒を初めて飲む方でも飲みやすい種類かと思います。

純米酒は、精米歩合や製法により、

・純米酒
・特別純米酒

の2種類に分けられます。

精米歩合とは、 白米の玄米に対する重量の割合の事です。例えば、精米歩合60%の場合、玄米の表面のうち40%分を削る事を意味します。

特別純米酒は、純米酒の中でも精米歩合が60%以下、または特別な醸造製法で醸したものになります。
 
精米歩合を下げることにより、純米酒の特徴であるお米由来の香りを残しながらも、クリアな味わいを引き出すことも可能になります。

また、「特別な醸造製法」の部分については明確で具体的な基準はありませんが、製法やこだわりなど何かしらの形で「特別な醸造製法」をアピールする事が決められています。

この「特別な醸造製法」の部分に、蔵元ごとの個性として醸造方法やコンセプト等が表れるのが面白いところですね。

本醸造酒と吟醸酒との違いについて


次に本醸造酒についてお話ししていきます。
本醸造酒とは、純米酒の原料に醸造アルコールを加えて作られた日本酒です。醸造アルコールを加える事で、雑味が抑えられたすっきりとした味わい、キレのある味わいになりやすいのが特徴です。

ここで、わざわざ醸造アルコールを加えるのはなぜなのか?という疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。醸造アルコールとは、サトウキビ等の植物を原料とした高濃度のアルコールの事を指し、日本酒由来の糖や酸の雑味を抑える効果があるといわれております。

本醸造酒の中でも、精米歩合や製法により、

・本醸造酒
・吟醸酒
・大吟醸酒

の3種類に分けられます。

吟醸酒とは、本醸造酒の中でも吟醸造りで造られたものをいいます。

吟醸造りとは、精米歩合60%以下で且つ、低温でゆっくり発酵させながら芳香が発生する製法です。

  さらに、吟醸酒の中でも精米歩合を50%以下にまで磨き上げたお米を原料に造られたものが大吟醸酒といわれるものです。
 
精米歩合が低くなる事で、吟醸酒の特徴である香りを残しつつも、すっきりした味わいになりやすいのが特徴です。

吟醸酒、大吟醸酒は精米歩合と吟醸造りで造られている事以外に明確な定めが無いので、
酒造メーカーや酒蔵ごとのこだわりや特徴を生かしやすいのがポイントです。

 そのため、同じ吟醸酒、大吟醸酒の日本酒同士でも味わいや香りが異なるので、吟醸酒同士、大吟醸酒同士で飲み比べをするのも面白いのでおすすめです。

おわりに

今回は日本酒の種類 とその特徴についてご紹介しました。
製法によってだけでなく、酒造メーカーや酒蔵ごとのこだわりで種類が分かれていること、異なる種類同士でも似通っている特徴を持っていることを知り、早く日本酒が飲みたくなりました。 

初めて日本酒を飲む際、好きな味を見つける際の日本酒選びの参考になれば幸いです。

この記事を通して、1人でも多くの方が日本酒に興味を持っていただけたら嬉しいです。


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