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「Pachinko」の4話を観て、グローバルコンテンツは難しいとしみじみ思った

最近、Pachinkoの話ばかりで恐縮ですが…

Pachinkoの第4話で、ソプラノ歌手が船のステージで突然歌った韓国語の歌、なんていう歌なのかずっと気になっていました。

DMでずうずうしくも聞いてみたら、なんと、返事が来ました。

제가 부른 곡은
판소리 춘향가 중 한 대목이구요
제목은 갈까부다 입니다

直訳すると、

私が歌った歌は、
パンソリ 春香歌のなかの1つの曲で、
タイトルは「カルカプダ」です。

※カルカプダ、読み方をそのまま書いたけど、意味としては「行ってみようか」みたいな感じかな…

返事来たのも感動だし、タイトルもわかって感動。

そしてこの「パンソリの春香歌」を日本語できちんと説明するのも難しい…
なので、ウィキペディアをご覧ください。

판소리(パンソリ)


춘향가(春香歌)


日本で朝鮮学校に12年間も通い、しかも中学3年は部活で民族楽器も嗜んだので、「パンソリの春香歌」というフレーズを見れば「あのシーンでこれを歌った意図」がなんとなくわかる。

でもこれって、上のバックグラウンドを持つ在日の私だからこそ辛うじてわかるレベルのものなので、韓国人以外には「あのシーンでこの歌」の意図はなかなか伝わらないんじゃないかな、って思った。

もったいない…

そして、「パンソリの春香歌の갈까부다」は、原作にあるシーンなのかな。
そうだとしたら作者すごいなぁと思うし、原作にないシーンだとしたら、制作陣すごいなぁと思った。

グローバルなコンテンツって難しいね。


※タイトル画像は、ウィキペディア先生より


で、其の手前で歌ったのはなんだろう?と思って調べたら、これまた泣ける歌で…

ヘンデルの作曲したオペラ『リナルド』のなかのアリア。「涙の流れるままに」、「涙の流るるままに」などと訳されることもある。

(略)

(歌詞の意味は次の通り)

どうか泣くのをお許しください
この過酷な運命に
どうか自由にあこがれることをお許しください
わが悲しみは、打ち続く受難に鎖されたまま
憐れみさえも受けられないのであれば

ウィキペディア

うわーしびれる。

これを歌ってからの、갈까부다. そして(ネタバレになるので略)

という流れなのかと思うと、しみじみ深いなぁと思ったのと、こうやって思いっきりググらないと背景がわからないので、偏差値高いストーリーだな…とも思った。


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