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髪をバッサリ刈り上げました。

不評だったロン毛

 生え際が少しずつ上がってきているような気がするし、どんどん歳も重ねてきているので、最後と思って伸ばしてみよう。体重が5キロ減って痩せたのを機に、髪を伸ばしていました。
 仕事がジュエリーですので、お洒落に気を使う事は良い事と思っていますが、男で髪を伸ばすのは不評ですね。男性の先輩からはことごとく「髪切れ!」と言われておりました。
 ですが、社会人としてとか、そのような観点で言っていると思っていましたので、気にせずに伸ばしていました。

個性を出したかった

 もういい歳ですが、いい歳だからこそ、少しずつお洒落をしていきたいと思っております。身だしなみも綺麗にしていたいから、革靴を磨いたりなど日頃から取り組んでいるつもりです。髪形についても伸ばしてパーマをかけたりして、お洒落な大人を演出したいと思っておりました。

女性からも不評だった

 自分ではお洒落に向かっていると思っていましたが、思い返してみると、近頃は髪型について褒められたりしていなかった。短髪好きの女性からは「なんで伸ばしているの?男は短かくさっぱりがいいって。」このような事を言われていました。その女性の好みからは遠ざかっているわけですから、そう言われるに決まっていると理解していました。
 しかしながら思い返してみると誰からも褒められていなかった。

先輩女性からお説教

 飲み会の後、「軽く一杯だけ。」と行きつけのバーに。私はノンアル生活でございます。お酒が入っている先輩女性は嬉しそうに、私を詰めはじめました。

女「なぜ髪を伸ばしているの?」
私「新しい自分探しで髪を伸ばしています。」
女「ジュエリーショップの店員として汚らしいと思うわよ。」
先輩も長い髪の男性は嫌いなのかな?と思いながら聞いていると、
女「私は今のあなたからパライバトルマリンは買わない!私は白鳥からしかジュエリーは買わないから。

今のあなたはただの鳥

 ジュエリーを購入するお客様は自分探しで迷っているあなたなんかからは買わないから。
 白鳥を見て見なさい。
 今のあなたはお客様にも迷いを見せるただの鳥。夢を売る仕事のあなたはいつ何時でも、水面から上は白鳥のように堂々としていなさい。それがあなたの商売でしょ?

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次の日、髪をバッサリ刈り上げました。

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