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日本エアコミューターの飛行機に乗ったら絶対試してほしい、とろける黄金糖

飛行機に乗る時に「こんなサービスもあるんだ!」とちょっとうれしくなるもののひとつに、飴の提供があります。乾燥する機内で喉を休めたり、気圧で耳の調子がおかしくなった時など少し舐めたりすると良いと言われています。JALとANAで飴の種類も違っていて、わたしはJALでははちみつレモンジンジャーが、ANAではいちご味が一番お気に入りです。

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日本エアコミューター(JAC)というJALグループの航空会社があります。鹿児島にある本社から、地方都市間・離島へ運航している便を持っています。世界遺産登録で盛り上がっている奄美群島や人気の屋久島などへ飛ぶ時に使う便、といえばイメージしやすいでしょうか。2008年より始まった、奄美群島アイランドホッピングルートを小型プロペラ機で巡るルートを利用すると出会う路線です。

奄美群島アイランドホッピングルート
https://www.jal.co.jp/dom/special/amami_island/index.html

そのJACが運航している便に搭乗する際にいただける飴のラインナップにあるのが、今回ご紹介したい「黄金糖」。JAL本体では提供されていないレアキャンディです。

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その名のとおり、黄金色に透き通って輝く、水晶のような形の飴です。原料に使っているのは水飴と砂糖のみ。純粋で優しい香りと丸みのある香ばしさが口いっぱいにとろけて広がります。

JACのオリジナルパッケージに包まれていて、旅情もたっぷりそそってくれるのも、かわいいポイント。

プリントされている機体はYS-11。YS-11は、1965年に就航した終戦後初めての国産航空機で、開発当時からJACは民間では国内で唯一4機所有していて運航させていました。なんと、2006年まで!!(海上保安庁では2011年まで頑張っていたそうです。)そして41年間も愛された機体のプロベラの一部は、沖永良部空港に展示されているものを間近で見ることができます。

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現在JACでメインで活躍している機体はフランス製の「ATR-42型機」というもので、これもプロペラ機です。

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レトロなプリントなので勝手にYS-11、と思っていたけど、今も昔もJACのメインがプロペラ機なので、所定の機体を描いたわけじゃない!っていうテイかもしれません。

※追記:JALに確認したところ、このデザインの機体はYS-11ではなく、現行のATRでもなく、なんと、カナダ・ボンバルディア社のDASH8-400型機のイメージで描かれたものだとのこと!!!!!!!
DASH機も2018/11末に引退した、おつかれさまの機体だそうです。

そして調べてみたところ、パッケージは違えど、この黄金糖は東亜国内航空時代から配られていた伝統的なノベルティのようです。(東亜国内航空>日本エアシステム>日本エアコミューター(JAC)、と商号変更・統合などを経ている)奇をてらったり斬新な印象を得るものではないけれど、昔から愛されている理由がわかる、透明感のあるお味です。

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こちらこそありがとうございますって言いたい。

製造元からオンラインストア経由で購入することもできるようです。味わいを試したい方は、ぜひ。
> 株式会社黄金糖

早く飛行機に乗って、あちこち楽しめる日々が戻ってきたら良いなあ!と思いを馳せながら舐める黄金糖は、なんとも心に染み入るものです。


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