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週刊趣味日記【2023年12月第2週】

序文

皆さん、こんばんは。
今年も気づけば年の瀬まで来てしまったわけですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私はというと、忙しいような、そうでもないような。相変わらずのほほんとしております。
少なくとも、こんな誰に伝えているのかもよく分からない記事を書いている程度には暇なのでしょうけれども。
とはいえ、今週はまだ書くネタがある方なので、意欲があるうちに書ききってしまおうと思います。
この機を逃すと、また来週あたりでうんうん唸ってそうですしね。

そんなわけで、今週も張り切ってまいりましょう!

走れコプターくん!

今週の頭、MTG(マジック・ザ・ギャザリング)の禁止改定で環境ががらりと変わりました。

まずは、モダンフォーマットで《激情》と《豆の木をのぼれ》が禁止。
《激情》は不死付与系スペルとのコンボで1ターン目に3/3二段攻撃を出したり、4点割り振り火力で小型クリーチャーの人権を奪っていた点で禁止となったらしいですが、まぁ、これと《悲嘆》はMTGにおけるピッチスペルの有用性を改めて思い知らせる結果になったって感じですよね。
マナコストでカードのプレイを支配するゲーム性の中で0マナというのは、やはり唯一無二の凶悪さがあります。

そして《豆の木をのぼれ》の方も凶悪なドローエンジンで、2マナの置物1枚で何枚もカードをドローする動きがMTGの手札リソースの価値を根本から覆していたように思います。
下手したら、将来的にはレガシーやパイオニアでも禁止されるかも?
それぐらいのポテンシャルを感じさせる1枚です。

それから、パイオニアフォーマットの方で《地質鑑定士》と《大いなる創造者、カーン》の禁止。
《地質鑑定士》はいわずもがな、パイオニアの速度感を無視したカード1枚で3ターンキルを決める【発見コンボ】が極悪すぎて、デッキ成立から数か月も待たないうちに禁止カード入りとなりました。
そりゃそうだろと言わんばかりに誰も話題にしてなかったのが逆に面白かったですね。

一方《大いなる創造者、カーン》の方は登場から既に数年も経過しており、活躍度合いも上記のカード群に比べると正直そこまでかという感じではありました。
が、場にあるだけでアーティファクトの起動型能力を封じる《無のロッド》相当の縛りと、サイドボードからカードをサーチする独自の性能、そして【緑単信心】で使用した際のバリューの高さから、改めて考えると、なんで今まで生きてこれたのか不思議になる1枚です。
個人的に【緑単信心】を規制するなら《ニクスの祭壇、ニクソス》の方かとも思っていたのですが、これはこれでデッキパワーを適正にするのにちょうどいい塩梅なのかもしれません。
サイドボードからカードをサーチするギミックは好きなんですけどね……

……と、ここまで禁止になったカードについて語ってきましたが、今回の話の本題は、やはり解禁されたあのカードのことですよね。
そう、コプターこと《密輸人の回転翼機》が禁止から帰ってきました。

《密輸人の回転翼機》は『カラデシュ』で登場した2マナの機体・アーティファクトで、クリーチャー1体をタップし、その機体に搭乗させることでターン終了時までクリーチャー化するという特殊な動きをする疑似クリーチャーです。
そして、そのクリーチャー化した際の戦闘ステータスは、なんと3/3飛行。
おまけに攻撃時に1枚手札交換が行えることも考えると、かの《秘密を掘り下げるもの》の正統後継者みたいな1枚です。
使用感は全然違いますけど。
それでも、無色2マナでデッキを選ばず、3/3飛行な上に相手ターン中しかクリーチャー化しない(ソーサリー除去などを当てづらい)疑似的な除去耐性を持ち、手札交換で手札事故を抑制できる万能さから、低マナ域のクリーチャーを使うビートダウンデッキなら大体採用できるんですよね、このカード。
筆者はカラデシュ期のスタンダードを少し触っていた(もちろん【赤白機体】や【青白フラッシュ】でコプターを使う側だった)ので、懐かしさと同時に、これで一気に環境が変わるなーという危機感もいくらか感じていたりします。

とはいえ、いくら強力とはいっても2マナ3/3飛行の疑似クリーチャーである点には変わらないので、ビートダウン戦略でないデッキにまで採用されるかというと、正直、微妙そうな気もしていたり。
コントロール系のデッキはもちろん、環境トップの中速デッキ【黒赤ミッドレンジ】あたりも最終的には枚数を減らしていきそうな、そんな予感がします。
やはり現代のカードゲームはデッキの戦略的な一貫性が重要になるので、コプターから《鏡割りの寓話》に繋ぐような動きも、一見して強そうには見えて何の実益も得られていないコンボは最終的にデッキから抜けていくことになりそうです。
あと、個人的に当時【青白フラッシュ】を使っていた時に、メインのクリーチャーの少なさから3t目コプターに搭乗できず、歯がゆい思いをしたことがそこそこあったので、やはりコプターを使うならクリーチャーをしっかり展開できるデッキが望ましいですよね。
特に1マナ域のクリーチャーをちゃんと取っているデッキ。逆に、それができないデッキでコプターを使うのは少し違うような気がします。

《密輸人の回転翼機》の筆者の評価は大体こんな感じですね。
良いところも悪いところも半々といった具合で、個人的にはすごく考察しがいのある良い解禁だったと思います。
……良い禁止解除ってなんだという話ですが。

余談ですが、その当時、上記の理由で《密輸人の回転翼機》をより積極的に活かすため、少しの間だけ【青白フラッシュ】から【エスパー機体】というデッキに鞍替えしていたことがありました。
細かいデッキレシピまでは憶えていませんが、場にアーティファクトがあると3/2まで育つ白1マナのクリーチャー《模範的な造り手》と、当時のスタンダードでは環境級な2マナ3/2蘇生能力持ち《屑鉄場のたかり屋》を搭載することで【青白フラッシュ】をより前のめりに運用する構築でした。

4《模範的な造り手》
4《スレイベンの検査官》
4《密輸人の回転翼機》
4《屑鉄場のたかり屋》
4《反射魔導師》
4《呪文捕らえ》
4《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》

大体こんな感じだったかな?
2ターン目までにクロックを並べて《呪文捕らえ》でテンポ差を作る動きが非常に強力でした。
で、もしかしたら、このコンセプトが今のパイオニアでも活かせるかもしれないと考え、パイオニア版の【エスパー機体】をざっくりと組んでみました。
それがこちら。

4《模範的な造り手》
4《スレイベンの検査官》
1《遠眼鏡のセイレーン》
4《密輸人の回転翼機》
4《屑鉄場のたかり屋》
1《キランの真意号》
3《呪文捕らえ》
2《反射魔導士》
2《策謀の予見者、ラフィーン》
2《漆月魁渡》
3《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
3《かき消し》
3《致命的な一押し》
土地24

構築のポイントは、3ターン目までアンタップインする必要のある3色デッキなので、重要度の低い黒マナのカードを少し減らしている点。
1ターン目に黒マナを要求する《思考囲い》や、黒ダブルが必要な《黙示録、シェオルドレッド》が入っていないのはそのためですね。

とはいえ、あくまでも暫定的な構築なので、もっと別の形はありえそうな気もしますけどね。
特に3マナ以上のカード全般やスペル全般は筆者が思いついたカードを適当に入れてるだけなので、掘り下げる余地はまだまだあるかと。
なので、何かアイデアありましたらコメント欄にでも書いておいてください。
正直、ウチのコメント返信率はあまりあてにならないですが(オイ

ファイアー!

『原神』のVer4.3情報番組が配信され、新キャラクターの大まかな性能が明らかになりました。

まず、メインストーリーの方ですっかり顔なじみとなったナヴィア。
約2年ぶりの岩元素キャラクターということで、どういった性能になるか気になっていましたが、どうやら結晶反応を軸とした各種スキルを持っているようですね。
今までの岩元素キャラクターは元素反応に頼らず、岩元素統一編成にするのが一般的だったので、他元素との元素反応が必要になるというだけでも今までのキャラクターとの差別化は出来ているのかなーと。
ただ、まぁ、その結晶によって得られるバフ量などはまだ判明してないので、強さはそれ次第なのかなーと。

そして、星4キャラの新顔シュヴルーズの方は、どうやら過負荷反応を軸とした性能になっている様子。
予想以上に尖った性能で少し驚きましたが、これはこれで、なかなか面白いなーと思いました。
あと、細かい話ですが、編成を炎/雷で統一することで得られる恩恵が耐性ダウンなのも大きいですね。
この手の編成だと、風元素キャラを入れて翠緑デバフを入れたくなりますが、そこをシュヴルーズでカバーできる以上、そのへんが恋しくなることはなくなるでしょうし。
フリーナが実装された時も思いましたが、ここ最近の運営は原神のゲーム性に対する理解度が非常に高いような気がします。

と、今回実装されるキャラは大体こんな感じでしたが、それとは別に、今後実装されそうな新規キャラの姿が初披露となりましたね。

唐突に見た目好みなキャラ持ってくるのやめてほしい()
あと、神里綾華の復刻で武器ガチャを引かせようとするのもやめてほしい()
原石が、原石がぁ……!

こんな日もある

今週は『崩壊:スターレイル』と『ブルーアーカイブ』の方でガチャの更新がありましたね。

『崩壊:スターレイル』の方は新しい星5キャラとして謎の貴公子アルジェンティが来たわけですが、筆者の目当てはそちらではなく、新しい星4キャラの寒鴉と、復刻された星4のリンクス。
特に寒鴉の方は手持ちの飲月と相性が良さそうなので、最低でも1体は確保しておきたいところ。

そして『ブルーアーカイブ』の方は、なぜか南極で水着姿というとんでもないビジュアルを披露した水着エイミと、性能面で強力なヒマリの復刻。
こちらは石の貯蓄が大分溜まったタイミングだったので、気分転換に引いておきたいなーと。

では、その2つのガチャを回して、果たしてどうなったのか?
結果はこちら。

30連で水着エイミ
70連でヒマリ
20連でリンクス2人
30連目で寒鴉
そして10連目ですり抜けヴェルト

大勝利です!
近年まれにみる大勝利となりました!

しかも『ブルーアーカイブ』の方は道中で星3が4~5人ほどすり抜けているので、もはや疑う余地がないほどの大勝利です。
唯一の悔いは、スクリーンショットをしっかり残していないぐらい。

とはいえ、このテンションを引きずるとロクなことにならないので、こういう時はこんな日もあると心を落ち着かせるのが大事です。
ちゃんと幸運を楽しむのも大事だとは思いますし、実際この引きをした瞬間のテンションは無駄に高かったんですが、流石に記事にする段階まで引きずってたら駄目だなーと。
それに、ぶっちゃけ、ヴェルト引いても持て余すし……
どう使おうかな、このキャラ……

まとめ

いかがだったでしょうか。
最初のMTGの話題に体力全部持ってかれた感もありますが、今回はそれなりに文章量多めでお送りできたので、まぁ、まだ良い方かなーと思います。

それと、来週中になるか今月中になるかは分かりませんが、近いうちにカードゲームに関する考察記事を投稿する予定です。
テーマは「"駆け引き"とは何か?」
カードゲーム全般に通じる"駆け引き"の内容について、改めて深掘りしていく記事となります。
少し抽象的で伝わりづらい側面もある話ですが、いくらかはカードゲーマーのためになる記事になっていると思うので、もし気が向いたらご一読よろしくお願いします。
それでは、また。

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