受けても話せるようにならない英語の授業をなくしたい

私が日本で起こしたい改革が、「受けても話せるようにならない英語の授業」をなくすことです。

ピアノを習ったら、ピアノが弾けるようになる
水泳を習ったら、泳げるようになる

ですよね?

でも、英語だけ!なぜか、「英語に親しむ」とか、「英語のテストで得点できる」とかになってしまう。英語が話せるようにはなりません。

これって凄くおかしな話ですよね。

SUNNY BUNNY認定講師のSetsuko先生的な表現をすれば、

水泳教えるなら、泳ぎ方を教えろ!

です。

英語を教えるなら、英語で話せる力をつけてあげましょうよ。

SUNNY BUNNYでは、英語を週に1〜2回、子ども達が学んでいます。レッスン内は英語だけ。

子ども達も英語しか話していない、というのがポイントです。先生だけが英語だけで話すんではなくて、子ども達も英語だけで話します。

日本語を話さずに我慢しているのではなくて、みんな笑って遊んでます。でも発話は英語だけ。

この秘密は、サニーバニーの指導技術にあります。

今日はそのうちの2つをご紹介しましょう。

1、子ども達の心理的な障害をなくす

  KrashenのAffective Filter Hypothesis の考えを元に、まずは心理的なフィルター(怖いよ〜とか、間違えたらどうしよう?)というような気持ちを取り除きます。

 Affective Filter Hypothesisによると、心理的なフィルターがあると、言語学習の際の新規学習事項は全く頭に入ってこないそうです。つまり、脳への「インプット」が行われないのです。

 お母さんと離れて泣いている子どもを、どうやったら安心させることが出来るか? 英語を間違えたらどうしよう・・・と不安になっている子を、どうやったらニコニコで参加出来るようにしてあげられるか? 

 ここを、児童心理学や言語教授法の理論に基づいて考え、実際の経験を通して試行錯誤し、オリジナルの講師マニュアルとしてトレーニングを行います。

 このため、どの先生が担当しても、効果的かつ最短の時間で子ども達の「笑顔」を引き出します。 

 子ども達は、笑顔で、好奇心を持って目をキラキラさせていて、体はリラックス、もしくは喜びで跳び回っているような状態が、「学びがどんどん頭に入る状態」です。この状態に一刻も早く持っていくことを重要課題として認識し、その技術をトレーニングで誰でも習得できるように確立、また日々改善しています。

2、時間いっぱい英語のアウトプットに使う

 SUNNY BUNNY の幼児英語クラスの時間は50分。うち、5分は保護者様への丁寧な報告時間となりますので、レッスン自体は45分。この45分内で、いかに英語習得の効果を最大限上げるか、ということにとことんこだわっています。

 1分にこだわるのはもちろん、1秒にもこだわります。日々、そうして研鑽しているので、他校のコンサルでレッスンを拝見すると、必ず思うのが「遅い!」ということ。子ども達の頭の回転速度は、おそらく皆さんが想像するよりもずっと早い。

 英語レッスンの間、3歳の子どもでも、頭の中では様々な思考が凄いスピードで行き交っています。そのスピードを凌駕し、最大限、子ども達の能力を引き上げることが出来てこそ、「子ども達も英語しか話さない」というレッスンが可能となります。

 例えば幼児クラスでは、講師は1年のレッスンでほとんどホワイトボードに文字を書いたり絵を描いたりしません。書いている数秒の間に、子ども達の集中の糸はいとも簡単に切れてしまうからです。3秒も放置したら、子ども達はつまらなくなって日本語でおしゃべりを始めます。

 45分が、息つく間もない最高のエンターテイメントとなっていないと失敗です。

 子ども達の脳をフル回転で、「次は何が起こるんだろう?!」「もっと英語を言って褒められたい!」「そうか・・・ということは、こう言えば良いのか!!」などなど、英語レッスンの世界に引き込み、英語習得を全身全霊で楽しませます。

 楽しくて仕方ない時、子どもは笑いながら、一番たくさんしゃべります。英語レッスンが楽しくて仕方ない!だから、英語を最大限に話すんです。 

 うちの教室のお母さん達は、よく「いうこと聞かないと、サニーバニーに連れて行かないよ!」っていうそうです。笑 あまり、怒るときに名前を出して欲しくないのですが、そう言うと、言うことを聞かない子でも、サニーバニーに行きたいから言うことを聞くんですって。嬉しいですね。

 本来、学びとは最高に楽しい娯楽です。なるほど!って思う時って、気持ち良いですよね。新しいことを知る、脳をフル回転して考えるって、楽しくて仕方ないことなんです。

 その状態を生み出して、英語のアウトプットを時間いっぱい最大限に引き出す。

 だから、子ども達が英語を話すのです。


最後に

この記事で主張したいのは、子ども達が英語レッスンを受講しても英語を話せるようにならないのであれば、それは指導者の技術不足だということです。

きちんとした知識と技術があって、毎回ちゃんと努力して良いレッスンをすれば、子ども達は3年程度でどんどん英語で会話出来るようになります。

有効な知識とトレーニング方法を広め、日本で「英語の授業を受けても英語を話せるようにならない」状態をなくし、どこの英語レッスンを受けても、基本的に英語で会話は当然出来るようになる日本にすることが私の目標です。


著者プロフィール

福岡で講演会やるのでぜひ来てください!

羽織愛主催の英語教室



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