見出し画像

壮絶な過食時代

過食は突然やってきます。
ずっとカロリーを制限して、食べたい物を我慢してまともな食事を摂らないと、脳は栄養が足りない!!と体に司令を送ります。

私の場合は、ある日久しぶりに甘い物を食べた途端に過食のスイッチが入りました。
ひと口食べると、もっと食べたいの欲が抑えられなくなりました。

仕事の帰りにスーパーでとりあえず自分が食べたいスイーツやお菓子、アイスなどをお金も気にせずカゴに入れ家までの帰り道に全て口に入れました。
しかし、「太るのが怖い」「こんな物食べたら太ってしまう」という不安に襲われた私は、
"チューイング"という行為と、下剤の乱用をしてしまいました。
"チューイング"というのは、食べ物を口に含んで咀嚼したあと飲み込まずに吐き出す行為です。
最初はこんな行為があるとは知りませんでしたが、食べても飲み込まなければカロリーにならないじゃん!と思った私は躊躇いもなくやっていました。
今思えば何て罰当たりないことをしていたのかと思いますが、当時はそんなこと考えられないほど必死でした。

下剤は吸収した物を少しでも出すために、ほぼ毎日飲んでいました。
酷い時は一度に10錠。
お腹が膨らむ感覚になると不安になるので
とにかく出そうとしました。

ですがそんなことをしても体重は増えます。
あれだけ太るのが怖くても、それよりも「食べたい」「何か口にしたい」が止まらないんです。
早朝や深夜、次の日仕事があろうとも過食のためなら寝る時間も削ってコンビニに駆け込んだり家の食べ物を漁ったりしました。
実家暮らしの中でこれらを親に隠しながらするのは計り知れないストレスです。
でも親に言える訳がありません。

そんなこんなで摂食と過食を繰り返し、
今度はそれが心の病に繋がりました。

摂食障害に関しては、今も完全に治った訳ではありません。まだ自分の体型が怖くて見れないし、下剤を使う時もあります。
でもゆっくりですが、あの当時の自分より前に進めています。
今同じように摂食障害で苦しんでいる人がいたら、どうか自分を責めないで下さい。
この苦しみは一生は続かないはずです。

あと言えるのは、
自分の体は自分が1番大切にしてあげて欲しいということです。
皆さんにもいつか笑って食事を楽しめる時が来ますように。

#過食症 #摂食障害

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?