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HCD-Net東海 UXデザイン連続セミナー Day1 2018.07.07

7月7日に開かれた1回目、day1は以下の内容で行いました。
 ・講義
 ・ワーク:インタビュー設計
 ・ワーク:インタビュー
 ・ディスカッション、質疑応答

まずは、井登さんの講義。
「良質なUXデザインとは?」のお話です。
井登さんの豊富な経験をおもしろおかしく伝えてくださり、
会場が何度となく笑いに包まれる・・・
最初、緊張でやや硬かった会場がすこしずつ柔らかくなっていき
さすがだなぁ、と思いました。

製品としては優れているけれど、考えたり苦労する「楽しみ」を奪ってしまうモノ=野暮
と表現されていて、本当にしっくりきました。
わたしも野暮ったいものいっぱい考えてきたなぁ、くぅぅ、恥ずかしい!
と1人で身悶えしつつ反省・・・

そんなこんなで心の「イイね」ボタンを500回くらい押せる講義終了後、
チームに分かれてのワークショップとなりました。


今回の連続セミナー、テーマは「働く」。
全5回を通して、参加者の皆さんに
「はたらく」
をデザインしてもらうことになりました。
かなり抽象的だし、幅も広いですが
「抽象度が高いものを具象的に描いていくのがUXデザイン」と
井登さんがおっしゃっており、なるほどなぁ・・・、と思った次第です。
「人の幸せ」なんて、ものすごく抽象的ですものね。
それを具体的にどんな形に描くか、ここをデザインするのがUXデザイン。
UXデザインってなに?って言われるんですが、説明しやすくなった気がする。

ワークでは、まず、働くことに関してどの分野を聞いていきたいのか、インタビュー設計から。
この部分、時間も短かったし、初めましてのメンバーの中でけっこう
難しかったかもしれません。
(実際にどうだったか、その辺りフィードバックいただけるとまた次回のセミナーがもっとよくなると思うので、よろしくお願いします!)

ワークショップでは20分間、インタビューをしてもらいました。
外側から見ていると、インタビューの質問の仕方もそれぞれでとても勉強になりました。
わたしもやりがちなのですが、答えやすくしようと思ってつけた前提条件が
誘導につながることが多いですね。
聞く態度も大事だなぁ、と思いました。インフォーマントに向かい合いじっと聞く方、質問のふせんに目を落としがちな方、周囲の反応を気にしている方、などなど・・

ぜひもう一度自分はどうだったか振り返ってみてください。わたしも人のふり見て我がふり直せ。振り返って反省しきりです。
(だからこそ、次はもっとうまくできるかも!と思ってます)

インタビュー終了後、大事だと思う話(ファクトイド)を書き出してもらい、それをチームでシェアして1日目のワークとなりました。
このあと、質疑応答があったのですが、シークレットゲストの奥泉直子さんからインタビューのコツを話してもらいました。

「今日のラポールをつくる」
どんなに仲が良くても、ちゃんとその日のラポールを作ってからインタビューすること!
あぁー、できていなかった。近ければ近いほど、わりと質問にすぐに入りがちでした。これも反省。
奥泉さん、ありがとうございました。

今回もグラレコ付き。
セミナーやカンファレンスでグラレコついていると、すごく得した気分になるのはわたしだけでしょうか?
常葉大の菅本さんと吉岡くん。2人ともがんばっています。

かわいくかいてもらったー!


ぎゅっと凝縮した濃い5時間半。たぶん、疲れただろう、と思っていたのですが、懇親会では「楽しかったー!」とみなさん言ってました。すげー!

次回、7月28日が2回目です。
今回は、大雨などで欠席された方も多くいらっしゃいました。次回は、そういったことがありませんように。台風もきませんように。
そして、今回被害に遭われた方々、地域が少しでも早くいつもの生活に戻れることを祈っています。(今できることとして心ばかりの募金もしてみました)


余談だけど、行きも帰りも松本⇔名古屋間の電車が止まってしまっていて、東京経由で新幹線を使いました。
帰りにどうやって帰ろうか、を相談したJR東海の窓口の方がすごくいい人で、一番安い方法、領収書がキレイに出せる方法、今持っている切符を使う方法など、いくつか考えてくれて、すごく助かりました。

金額と時間はたぶんスマホも出してくれるけど、会社に説明しやすい領収書にするやり方、とかはスマホじゃ無理ですね。
そして、そこをちゃんと聞いてくれて、一緒に考えてくれたJR東海の方に感謝しています。(ただ、東日本と東海で別れてるからダメだっていうのもあるんだけどね。それいうと元も子もないけど)

帰りの新幹線で寝ずにがんばったおかげで、富士山にご対面。
すっかり夏の装いですね。


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