エンプレスアンコールホテル

【旅行記】カンボジア女ひとり旅②

シェムリアップ国際空港に無事到着し、入国審査へ。実は私、海外旅行は家族と行った5年前のハワイぶり。怖そうな入国審査官が立ちはだかるゲートの前に緊張MAXで並びます。入国審査ではパスポートのチェックや顔写真撮影・指紋採取などがあり、そこで滞在日数や来訪の目的を聞かれます。(※国によって違いあり。)

「何日間滞在か聞かれたら、『For five days.(5日間です。)』。なぜカンボジアに来たか聞かれたら、『Shightseeing.(観光目的です。)』。」
・・と、入国審査官との問答に備えた英語を、頭の中でひたすらリピートします。

列に並ぶこと10分、ついに私の順番になりました。笑顔一つ見せない入国審査官に、おそるおそるパスポートと航空券を差し出す私。
入国審査官「Arrival card.(入国カードを出しなさい。)」
(最初、Arrival cardが聞き取れず・・)
私「??what??(なんですか??)」
入国審査官「Arrival card!!!!(入国カードを出せ!!)」
私(…アライバルカード??なにそれ??)
頭がパニックになり、固まります。
私「Sorry. I dont't have..(すみません、持っていません・・)」
ここまで言いかけると、大げさにため息をつき、あからさまにイラつきを顔に出す入国審査官。そして、シッシと私を追い払うジェスチャーをします。わけが分からず、なんだか怖くて、泣きそうになりながら入国審査官の前から退散。どうやら、「アライバルカードというものが必要らしい」ということは理解したが、さてそれは何なのか、どこでもらえるのか、英語で尋ねられるほど語学力ないし、外国人に話しかける勇気もない。どうしよう。。どうしよう。。私もしかして空港から出れない??

焦って周りを見渡したその時、なんと日本人らしき2人組の女性を近くに発見!!!!助かった!!!すぐに駆け寄り、「日本人ですか?!」と聞く私。「はいそうですけど」と、にこやかに答えてくださる日本人女性2人組。いやぁほんと、旅先で出会う日本人ほど親近感湧くものはないわぁ。2人が神様に見えました。
私「さっき入国審査受けたんですけど、アライバルカードがないからって追い返されちゃったんです。アライバルカードって何かご存知ですか??」
女性2人組「私たちもアライバルカードがないからって、さっき入国審査から追い返されちゃったんですよ。今からカードもらいに行って書くところなので一緒に行きましょう。^^」
私「ありがとうございます!!本当に助かります!!涙」
こうして、日本人女性2人組と共に、カウンターでカードをもらい、ついでに税関申告書ももらい、無事に記入。(当時海外初心者だったため、入国にこの2つのカードが必要なことを知らなかった・・。事前に調べろよって当時の私に言ってやりたい。)
私「本当にありがとうございます!!!」
日本人女性2人組にお礼を言い、アライバルカードと税関申告書を握りしめ、いざ再度入国審査にチャレンジ。今度は無事、通過できました!!

アライバルカードと税関申告書は通常、行きの飛行機の中で配られます。私は飛行機の中で爆睡していたため、気づけませんでしたが・・。

入国審査をパスした後は、税関を通ります。税関担当のお兄さんは、入国審査官とは正反対な優しい感じの人で、税関申告書を出したら、ニコニコ笑顔で、ゲートを通してくれました。

こうして無事に入国!空港から出た時には、汗びっしょり・・。空港からホテルまでは、現地ガイドさんが連れて行ってくれることになっていたので、
休む間もなく、急いでガイドさんとの集合場所へ向かいます。(現地ツアーはHISで日本から申し込んでいました♪)
現地ガイドさん発見!!
ガイド「○○(私の名前)さんですか??」
私「はい、そうです。(日本語ペラペラやなこのカンボジア人のおっちゃん・・。)」
ガイド「送迎バスでご案内しますのでついてきてください。」
こうしてガイドさんに連れられてバスに乗り込んだら、他のツアー参加者は
すでにバスに乗り込み、待機していました。どうやら入国審査でモタついていたのは、私だけだったようで、、お待たせしてすみませんでした・・。私がバスに乗り込むと、すぐに出発。街灯もまばらな、暗い道を走ること20分。宿泊先のホテル、エンプレスアンコールホテルに到着。

(これは翌日、明るい時に撮影したホテル外観です。)

到着した時は真夜中0時を過ぎていたのでレセプションは閉まっており、照明も落ち、シーンと静まり返っていて少々不気味でした。ガイドさんが現地語でホテルマンと話をすると、ホテルマンの一人が、私に部屋の鍵を渡してくれました。ガイドさんとお別れして、スーツケースをガラガラさせながら薄暗い廊下をお部屋へ。

2回目の海外(しかも一人では初めて)、初めての東南アジア。慣れない独特の雰囲気に、「どうしよう、とんでもないところに来てしまったな・・」とびびりまくり。案の定、朝3時頃まで寝付けませんでした。

(眠れず、ベットでスマホいじりながらゴロゴロ・・・。)

そうは言っても移動疲れもあったので、3時過ぎにはいつのまにか寝ており翌日朝8時には目が覚めました。昨晩の真っ暗な夜とは違い、カーテンの隙間から差し込む強い日差し。ガバッと起き上がり、カーテンを開けると、ホテルの庭の美しい景色が。天気は快晴!

(このリゾート感溢れるプール!残念ながら一人だったので泳ぎませんでした・・・。次回は絶対、恋人と来たい。)

階下からは、宿泊客の陽気な声が聞こえてきます。漏れ伝わってくる明るく楽しい雰囲気に嬉しくなり、身支度をして部屋を飛び出す私。ホテルの庭を散策していると、不思議な像のオブジェが。

(この像は一体何を表しているのだろう・・。)

朝だというのにとっても暑く湿度も高い。これだよこれ!!私が来たかったカンボジアはこれだよ!!!!心の中で叫びました。

一通り散策した後は、ホテル併設のレストランの朝食バイキングへ。食事は全体的にとっても美味しかったです!!特に印象に残っているのが、大きくカットされた山盛りのフルーツ。みずみずしくて甘くて柔らかくて・・まさに南国のフルーツ!大満足な食事でした。

この後は、ツアーガイドさんに迎えに来てもらい、「アンコール・トム遺跡」の観光に向かいます。

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